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Systemwalker Software Configuration Manager トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

3.3.1 管理コンソールのウィザードから実行したプロセスが動作しない

対象バージョンレベル

3.3.1.1 対処

対処方法

パッチ配付・適用処理、パラメーター設定処理、または、スクリプト実行処理の動作中に、管理サーバにシステムダウンなどの異常が発生した場合には、処理の進行が停止します。このような場合には、異常状態からの復旧後にswrba_recoverprocess(プロセスリカバリコマンド)を使用し、処理のリカバリーを実施してください。

操作

  1. 異常状態からの復旧後に、管理サーバにログインします。

  2. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationが正常に起動していることを確認します。

    Windows

    %SWRBA_HOME%\bin\swrba_status

    Linux

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_status

  3. swrba_recoverprocessコマンドを実行して、異常になった処理をリカバリーします。

    Windows

    %SWRBA_HOME%\bin\swrba_recoverprocess

    Linux

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_recoverprocess

    swrba_recoverprocess(プロセスリカバリコマンド)の詳細については、『リファレンスガイド』を参照してください。

    リカバリーされた処理のプロセスインスタンスIDは、コマンド実行時に出力されます。

    • swrba_recoverprocessコマンドを実行した結果、処理のリカバリーに成功した場合

      例)

      PROCESSID:1599523(ACTIVITYID:1599525) is recovered
      PROCESSID:1600057(ACTIVITYID:1600059) is recovered
      PROCESSID:1600595(ACTIVITYID:1600600) is recovered
      PROCESSID:1600595(ACTIVITYID:1600601) is recovered
      PROCESSID:1600595(ACTIVITYID:1600602) is recovered
    • swrba_recoverprocessコマンドを実行した結果、処理をリカバリーできなかった場合

      例)

      PROCESSID:1600071(ACTIVITYID:1600073) recovery failed
      FSP_SW/RB-A_BASE: ERROR: 03013: I/O error. : PROCESSID='1600071' ACTIVITYID='160
      0073' PATH='C:\Fujitsu\Systemwalker\SWRBAM\etc\share\rbaope\opeparts\output\1600
      071_1600073\status.dat' DETAIL='invalid stream header'

3.3.1.2 リカバリー異常時の対処

swrba_recoverprocess(プロセスリカバリコマンド)実行後に処理をリカバリーできなかった場合、パッチ配付・適用、パラメーター設定、または、スクリプト実行を、再度実行してください。

  1. 処理をリカバリーできなかった場合、PROCESSIDの情報を参照します。

  2. 情報参照にはswrba_admin(プロセス状態確認コマンド)を使用します。

    例)

    swrba_admin pi-list -user swrbaadmin -password systemwalker#1 -piid 1600071 -appid cfmgApplication
    FSP_SW/RB-A_BASE: INFO: 02000: pi-listを開始します。Option:pi-list -piid 1600071 -appid cfmgApplication
    ProcessInstanceID       ProcessInstanceName     Status  Initiator
    1600071          パッチ配付依頼_189003_win2008r2ja64_L0705_22(VEVI7HLL450001)        aborted         manage
    1件検索しました。
    FSP_SW/RB-A_BASE: INFO: 02001: pi-listが正常終了しました。  Option:pi-list -piid 1600071 -appid cfmgApplication Code:0

    swrba_admin(プロセス状態確認コマンド)の詳細については、『リファレンスガイド』を参照してください。

  3. 表示結果より、リカバリーに失敗した処理のプロセスインスタンス名は、「パッチ配付依頼_189003_win2008r2ja64_L0705_22(VEVI7HLL450001)」ということが分かります。

  4. プロセスインスタンス名の構成は、以下となります。

    [パッチ配付・適用の場合]

    パッチ配付依頼(またはパッチ適用依頼) + メインプロセスID + サーバ名

    ユーザーはmanageでサーバ名「win2008r2ja64_L0705_22(VEVI7HLL450001)」へのパッチ配付が失敗したことが分かります。

  5. 管理サーバを復旧したシステム管理者は、上記情報を対象のユーザーに通知し、通知されたユーザーはパッチ配付・適用、パラメーター設定、または、スクリプト実行を、再度実行してください。