2.2.18 CMDB動作スケジュール定義ファイル

ファイル名

fcmdb_schedule.conf

使用用途

CMDBの最適化を実行するスケジュールを定義するファイルです。

格納場所

管理サーバ

【Windows】

[Systemwalker Software Configuration Manager インストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdbm\resources

【Linux】

/opt/FJSVcfmgm/CMDB/FJSVcmdbm/resources

ファイル形式

[#] <manager type> <minute> <hour> <day> <month> <day of week> <parameter>,…
…

パラメーター

本ファイルは以下にように4行のスケジュール定義がされています。変更を許可する行は、2行目と3行目(CONDENSE_FRAGMENTSの行)だけです。それ以外の1行目(WATCH_DATABASEの行)と4行目(DELETE_SNAPSHOTの行)は変更しないでください。

MGR * *    * * * WATCH_DATABASE
MGR 0 0-23 * * * CONDENSE_FRAGMENTS, directorId=contents, threshold=80
MGR 0 0    * * * CONDENSE_FRAGMENTS, directorId=metadata, threshold=90
MGR 0 1    * * * DELETE_SNAPSHOT

以下の1行を1つのスケジュールとして定義します。

[#] <manager type> <minute> <hour> <day> <month> <day of week> <parameter>,…

カラム	項目		意味	値	備考
	#		コメント行先頭に#(シャープ)を記述するとコメントになります。	-	定期的にCMDBの最適化を実行しない場合は、先頭に#をつけてください。
1	manager type		スケジュールを設定するマネージャーの種類を指定します。指定可能なマネージャー種別を以下に示します。 MGR マネージャー	MGR	-
2	minute		実行する時間(分)を指定します。	0 ～ 59 の範囲	リスト指定：カンマ(「,」)で複数の値を指定可能です。例)0,10,20,30,40,50 範囲指定：ハイフン(「-」)で開始値から終了値までの範囲を指定可能です。例)0-40 0,1,2, ... ,39,40 のリスト指定と同じ意味になります。間隔指定：スラッシュ(「/」)で間隔を指定可能です。例)0-59/10 0,10,20,30,40,50 のリスト指定と同じ意味になります。「*」を指定するとそのフィールドの取り得る値をすべて指定したことと同じ意味を持ちます。
3	hour		実行する時間(時)を指定します。	0 ～ 23 の範囲
4	day		実行する日を指定します。	1 ～ 31 の範囲
5	month		実行する月を指定します。	1 ～ 12 の範囲
6	day of week		実行する曜日を指定します。	0 ～ 6 の範囲 0:日曜日 1:月曜日 2:火曜日 3:水曜日 4:木曜日 5:金曜日 6:土曜日
7	parameter	-	スケジュールで実行するコマンドとそのパラメーターを指定します。	ommand、 directorId、 threshold	command、directorId、thresholdの3つのパラメーターを指定してください。
		command	スケジュールで実行するコマンドを指定します。以下を指定します。 CONDENSE_FRAGMENTS CMDBの最適化	CONDENSE_FRAGMENTS	-
		directorId=<ディレクタ識別子>	CMDBを最適化する対象を指定します。以下のどちらかのディレクタ識別子を指定します。 contents CMDBのデータ(構成情報) metadata CMDBの管理情報	directorId=contents または directorId= metadata	-
		threshold=<フラグメンテーション率>	フラグメンテーション率(データ断片化率)のしきい値を指定します。	threshold=1 ～ 100 の範囲	CMDBのフラグメンテーション率(データ断片化率)が、しきい値を超えた場合に最適化を実行します。

注意事項

本製品をインストールしているサーバにServerView Resource OrchestratorやSystemwalker Runbook Automationがインストールされている場合は、これらの製品のCMDB動作スケジュール定義ファイルも変更する必要があります。変更する手順は、当社技術員に確認してください。
本ファイルはバックアップコマンド(swcfmg_backup)で、ファイルがバックアップされません。そのため、リストアコマンド(swcfmg_restore)を実行しても、本ファイルはバックアップ時点のファイルに戻りません。

使用例

毎時0分にCMDBの最適化(対象はCMDBのデータ)をフラグメンテーション率が80%を越える場合に実行します。
```
MGR 0 0-23 * * * CONDENSE_FRAGMENTS, directorId=contents, threshold=80
```
毎月1日の0:30 にCMDBの最適化(対象はCMDBのデータ)をフラグメンテーション率が70%を越える場合に実行します。
```
MGR 30 0 1 * * CONDENSE_FRAGMENTS, directorId=contents, threshold=70
```
毎週日曜日の1:00 にCMDBの最適化(対象はCMDBのデータ)をフラグメンテーション率が60%を越える場合に実行します。
```
MGR 0 1 * * 0 CONDENSE_FRAGMENTS, directorId=contents, threshold=60
```
2月1日の22:30にCMDBの最適化(対象はCMDBのデータ)をフラグメンテーション率が50%を越える場合に実行します。
```
MGR 30 22 1 2 * CONDENSE_FRAGMENTS, directorId=contents, threshold=50
```

CMDBの最適化(対象はCMDBのデータ)を無効にします。

# MGR 0 0-23 * * * CONDENSE_FRAGMENTS, directorId=contents, threshold=80

毎日0:00にCMDBの最適化(対象はCMDBの管理情報)をフラグメンテーション率が90%を越える場合に実行します。
```
MGR 0 0 * * * CONDENSE_FRAGMENTS, directorId=metadata, threshold=90
```
毎月1日の0:30 にCMDBの最適化(対象はCMDBの管理情報)をフラグメンテーション率が50%を越える場合に実行します。
```
MGR 30 0 1 * * CONDENSE_FRAGMENTS, directorId=metadata, threshold=50
```