1.2.14 swcfmg_patch_importrpmpolicy(Linuxパッチ管理対象定義インポートコマンド)

機能説明

Linuxパッチ管理対象のRPMパッケージ定義をインポートします。

swcfmg_patch_exportrpmpolicy(Linuxパッチ管理対象定義エクスポートコマンド)でエクスポートしたファイルを編集し、本コマンドを使用して定義の追加と更新を行います。

記述形式

【Windows】

swcfmg_patch_importrpmpolicy.exe -f “入力ファイルパス” [-e “入力ファイルの文字コード”]

【Linux】

swcfmg_patch_importrpmpolicy -f “入力ファイルパス” [-e “入力ファイルの文字コード”]

オプション

-f “入力ファイルパス”

指定された入力ファイルに記載された内容で、Linuxパッチ管理対象のRPMパッケージ定義を登録します。

入力ファイルはcsv形式です。入力ファイルの詳細については、「2.2.16 Linuxパッチ管理対象設定ファイル」を参照してください。

-e “入力ファイルの文字コード”

入力ファイルの文字コードを指定します。

以下の文字コードが指定できます。半角英大文字で指定します。

【Windows】

SJIS

【Linux】

UTF-8
EUC

本オプションを省略した場合、本コマンドの実行環境の文字コードで動作します。

復帰値

復帰値	意味
0	正常終了しました。
10	パラメーター異常です。
20	指定された入力先パスのエラーです。
30	指定された文字コードに誤りがあります。
40	Linuxパッチ管理対象設定ファイルが解析できません。
100	Systemwalker Software Configuration Manager は起動していません。
101	同時実行できないコマンドが実行されています。
102	コマンド実行権限がありません。
110	書き込みエラーです。
200	セットアップされていません。
255	システムエラーです。

コマンド格納場所

管理サーバ

【Windows】

[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\bin

【Linux】

/opt/FJSVcfmgm/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

Administrator権限が必要です。管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。

【Linux】

システム管理者(スーパーユーザー)のみが実行できます。
管理サーバで実行可能です。

注意事項

インポートする入力ファイルの情報が常に有効になります。すでに登録されている情報に対して、更新した場合、定義は入力ファイルの情報に置き換わります。
入力ファイルに誤りがある場合は、定義の登録を中止します。トレースログに以下のようなエラーメッセージを出力します。
```
n行目の定義に誤りがあります。(原因：[原因])
```
[原因]には、以下のどれかが出力されます。
Number of elements.
意味：該当行の要素の数を見直してください。
Rpm-name required.
意味：該当行のrpm-nameの値を設定してください。
Rpm-version required in case rpm-release is defined.
意味：該当行のrpm-versionの値を設定してください。
同じRPMパッケージ名に対して複数の定義が設定された場合、優先度の高い定義が有効になります。優先度については、「2.2.16 Linuxパッチ管理対象設定ファイル」を参照してください。無効になった定義が存在する場合は、トレースログに以下のような警告メッセージが出力されます。
```
以下の定義は、優先度の判定により無効となりました。
#rpm name,rpm architecture,rpm version,rpm release
zlib,x86_64,1.2.3,3
zlib,x86_64,1.2.3,4
zlib,x86_64,,
```
swcfmg_patch_exportrpmpolicy/ swcfmg_patch_importrpmpolicyは、同時に1つだけ動作可能です。このため、すでにコマンドが実行中の場合はエラーになります。
Systemwalker Software Configuration Managerが起動した状態で本コマンドを実行してください。
本コマンドに指定した文字コードと、入力ファイルの文字コードが異なっていた場合の動作は保証しません。文字コードは一致させるようにしてください。
本コマンドは、RPMパッケージの承認操作を行うものではありません。本コマンドは、Linuxパッチ管理対象のRPMパッケージ定義をインポートするだけです。承認操作は、インフラ管理者がRPMパッケージをyumリポジトリサーバに登録することで行います。

使用例

【Windows】

swcfmg_patch_importrpmpolicy.exe -f C:\work\linuxpatchpolicy.csv

【Linux】

swcfmg_patch_importrpmpolicy -f /tmp/linuxpatchpolicy.csv