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Systemwalker Software Configuration Manager 導入ガイド
FUJITSU Software

1.3.1 サーバ管理製品との連携

Systemwalker Software Configuration Managerは、ServerView Resource OrchestratorやOpenStackのサーバ管理製品と連携して、サーバ管理製品が管理する以下のリソースをサーバグループまたはサーバとして管理することができます。これにより、サーバ管理製品が管理するサーバに対して、パッチ管理、ソフトウェアパラメーター管理、またはソフトウェア構成情報の管理を行うことができます。各サーバ管理製品との連携方法については、「3.9 関連ソフトウェアのセットアップ」を参照してください。

サーバ管理製品

サーバグループ

サーバ

ServerView Resource Orchestrator

L-Platform

L-Server

OpenStack

スタック

インスタンス

Systemwalker Software Configuration Managerでは、管理元のサーバ管理製品が同一なサーバグループおよびサーバの範囲をサイトと呼びます。以下の3つのサイトのサーバグループとサーバを管理することができます。

サーバグループ/サーバの分類

Systemwalker Software Configuration Managerのサーバグループ/サーバは、各サイトが管理する以下のサーバグループ/サーバに分類されます。各サイトのサーバグループおよびサーバの管理方法については、『運用ガイド』の「サーバグループの管理」および「サーバの管理」を参照してください。

以下に従って、テナントとサーバグループ、サーバの構成を決定してください。

1.3.1.1 ServerView Resource Orchestratorと連携時の設計

ServerView Resource Orchestratorと連携して、ServerView Resource Orchestrator上に配備したサーバを本製品の管理対象とする場合の設計について説明します。

ServerView Resource Orchestratorと連携するには、本製品の管理サーバをServerView Resource Orchestratorの管理サーバと同じサーバに導入します。

1.3.1.2 OpenStackと連携時の設計

OpenStackと連携して、OpenStack上に配備したサーバを本製品の管理対象とする場合の設計について説明します。

OpenStackと連携するには、本製品の管理サーバをOpenStackの管理サーバと別に設置し、OpenStackの管理サーバ、配備したサーバと通信できるようネットワークを構成します。

ネットワーク構成

OpenStackのサーバグループ/サーバを本製品の管理対象とするには、OpenStackの以下のAPIサービスと通信できる必要があります。

本製品の管理サーバとこれらのAPIサービスが通信できるように、本製品の管理サーバをOpenStackの外部ネットワークに接続します。

さらに、OpenStack上に配備したサーバをパッチ管理、パラメーター管理、構成変更の各機能の対象とするには、配備したサーバに本製品の業務サーバをインストールし、本製品の管理サーバと業務サーバが通信できる必要があります。本製品の管理サーバと業務サーバが通信できるように、コントローラーノード、コンピュートノードに運用管理用NICを設けて運用管理ネットワークに接続します。コントローラーノード、コンピュートノードでは、本製品の管理サーバが業務サーバと通信できるよう仮想スイッチを設定します。

以下に、管理ネットワーク、運用管理ネットワークの設定を行った場合のネットワーク構成例を示します。

この構成では、本製品の管理サーバが、OpenStackのAPIサービスと通信できるよう、1つのNICをOpenStackの外部ネットワークに接続しています。また、本製品の管理サーバが業務サーバと通信できるよう、コントローラーノード、コンピュートノードに運用管理用のNICを設け、運用管理ネットワークに接続しています。コントローラーノード、コンピュートノードでは、業務サーバと通信できるようOpen vSwitchを設定します。

注意

  • 業務トラフィックへの影響を避けるため、また、セキュリティを確保するため、本製品の管理サーバと業務サーバが通信するネットワークは、外部ネットワーク、データネットワークとは分離してください。

  • セキュリティを確保するため、本製品の業務サーバに、外部ネットワーク、データネットワークからアクセスできないよう、ファイアーウォールを適切に設定してください。