同じ部門サーバに、本製品と、「ICMWA000」の名前を持つSymfoware RDBシステムとは、共存できません。本製品をインストールするときには、インストール先のオペレーティングシステムに、「ICMWA000」の名前を持つSymfoware RDBシステムが存在しないことを確認してください。もしも存在する場合は、それを削除してから、本製品をインストールしてください。
1つの部門サーバでは、Charset-Web入力のワークユニット(サーブレットのインスタンス)を複数設定して運用することはできません。
資源管理サーバと部門サーバは、別々のコンピュータで運用することを強くおすすめします。
やむを得ず、資源管理サーバと部門サーバを1台のコンピュータで運用する場合は、「付録B 資源管理サーバと部門サーバを1台のコンピュータ上にインストールする方法」の内容をよく確認した上で、インストールおよび運用を行ってください。
Charset-Web入力のWebアプリケーションを配備するプロセスには、業務アプリケーションなど、Charset-Web入力以外のWebアプリケーションを配備することはできません。
負荷分散を行う場合は、対象とするサーバグループ間で、環境ファイル、運用文字コードおよびWebページの文字エンコーディングを同一にする必要があります。
Charset-Web入力は、業務アプリケーションと同一のオリジンにする必要があります。
JSVRFXのコンテンツは、Webサーバにより、最終更新時刻(HTTPレスポンスヘッダのLast-Modified)が自動的に設定される場合があります。この場合、クライアントにおいてブラウザキャッシュが有効利用されるため、運用中のネットワーク負荷を大幅に低減することができます。
しかし、ブラウザまたはWebサーバの設定によっては、ブラウザがWebサーバにアクセスしないため、ブラウザキャッシュが更新されない場合があります。この場合、外字の更新や修正適用時に、更新されたコンテンツが利用されない事象が発生します。このような場合、もしくはこのような事象が予想される場合は、以下のいずれかの対処を実施してください。
Internet Explorer 11の場合、インターネット一時ファイルの設定で「Webサイトを表示するたびに確認する」に設定する。
Webサーバの設定において、JSVRFXのコンテキストに対し、HTTPレスポンスヘッダに有効期限切れ状態(Cache-control: maxage=0)を設定する。
なお、一度でもブラウザにキャッシュされた場合、HTTPレスポンスヘッダの追加だけでは事象は改善されません。前述のブラウザ設定変更や、ブラウザキャッシュの削除により対処してください。
ブラウザキャッシュの仕様および対処方法の詳細については、RFC,MSDN,Webサーバ等の外部ドキュメントを参照してください。
JSVRFXが提供するWebフォントは、ファイルサイズが大きいため、一斉にアクセスされた場合、ネットワーク負荷が高まる場合があります。そのため導入時、または外字の更新時には、ネットワークへの負荷対策に配慮してください。サイズの目安は以下の通りです。
フォント種 | MS 明朝 | FJCM明朝体 | FUJ明朝体 | ブラウザキャッシュ有効時のキャッシュ更新タイミング |
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内字フォント | 0MB | 10数MB/クライアント | 導入後の初回表示、またはブラウザキャッシュの初期化後 | |
外字フォント | 0~数MB/クライアント | 外字の更新後の初回表示、またはブラウザキャッシュの初期化後 |
通常、ブラウザキャッシュの最終更新時刻には、部門サーバのシステム時刻が利用されるため、定期的に調整されるよう配慮してください。
サーブレットコンテナとしてTomcatを使用する場合は、部門サーバへアクセスするクライアント数やセキュリティなどの観点から、Tomcatとは別にWebサーバを導入し、Tomcatと連携して動作するような構成を検討することを強く推奨します。なお、TomcatやWebサーバの環境構築、およびその運用方法については、本製品のサポート範囲外となります。