ここでは、サーバ側で出力する、JSVR部品のエラー情報やログ情報について説明します。
◆通知情報の出力設定
通知情報は、部門サーバ上にある「サーブレットコンテナの標準出力」および「ログファイル」に出力されます。ログファイル名と出力先は次のとおりです。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
jsvrXXXX.logの累積。 ただし、JSVRCheckerのチェック結果は出力されない。 出力先は、環境ファイル(JapanistSVR.ini)の"LOG_PATH"の設定に従う。詳しくは「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.2節を参照のこと。 | |
"XXXX"は4桁の半角数字で、ファイルの作成月日を表す。 このファイルへ新たな情報が書き込まれる際に、直前の情報から日付が更新されている場合は、新たなファイル名でファイルが新規作成され、以降はそちらへ情報が出力される。 また、このファイルが作成されてから年が変わって(1年以上経過して)同じ月日になった場合は、同じファイル名で上書きされる。 出力先は、環境ファイル(JapanistSVR.ini)の"LOG_PATH"の設定に従う。詳しくは「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.2節を参照のこと。 |
識別リテラル
CAND001
現象
DBが想定外の構造だったため、候補リストが作成できなかった。
対処
DBの生成/配付/反映過程で問題がなかったか、各ログを確認してください。
識別リテラル
CAND002
現象
予期しないエラーが発生したため、候補リストが作成できなかった。
対処
JSVR部品でなくシステムに関わる例外が発生した可能性があります。システムのエラーログなどを確認してください。
識別リテラル
CAND003
現象
住所系変換時(住所入力/KUIN住所)の優先表示地区コードの指定に誤りがある。
対処
環境ファイル(JapanistSVR.ini)のADDRESS_PRIORITYを確認してください。
識別リテラル
CDCNV001
現象
"static.ini"ファイルが不正になっている。
対処
環境ファイル(Users.properties)のCHARACTER.CHARSETNAMEを確認してください。
識別リテラル
CHARS001
現象
文字コード変換で、文字コードが存在しなかった、または不正な文字コードが存在した。
対処
DBの生成/配付/反映過程で問題がなかったか、各ログを確認してください。
識別リテラル
CHARS002
現象
文字コード変換中に、DB関連の予期せぬ例外が発生した。
対処
直前のDBエラーを参照してください。
識別リテラル
CRR 001
現象
ホスト名またはポート番号に誤りがある。
対処
指定したポート番号を確認してください。
識別リテラル
CRR 002
現象
ホスト名またはポート番号に誤りがあるか、手書き文字認識サービスが起動されていない。
対処
指定したポート番号を確認してください。手書き文字認識サービスが起動されているか確認してください。
識別リテラル
CRR 003
現象
セキュリティーマネージャーによるエラーが発生した。
対処
サーバの設定状態を確認してください。
識別リテラル
CRR 004
現象
ホスト名またはポート番号に誤りがある。
対処
指定したポート番号を確認してください。
識別リテラル
CRR 005
現象
ホスト名またはポート番号に誤りがあるか、手書き文字認識サービスが起動されていない。
対処
指定したポート番号を確認してください。手書き文字認識サービスが起動されているか確認してください。
識別リテラル
CRR 006
現象
セキュリティーマネージャーによるエラーが発生した。
対処
サーバの設定状態を確認してください。
識別リテラル
CRR 007
現象
ホスト名またはポート番号に誤りがあるか、手書き文字認識サービスが起動されていない。
対処
指定したポート番号を確認してください。手書き文字認識サービスが起動されているか確認してください。
識別リテラル
CRR 008
現象
指定された文字エンコーディングがサポート対象外である。
対処
サーバの設定状態を確認してください。
識別リテラル
CRR 009
現象
認識結果の読み取り時にエラーが発生した。
対処
手書き文字認識サービスの起動状態を確認してください。
識別リテラル
CRR 010
現象
認識結果の読み取り時にエラーが発生した。
対処
手書き文字認識サービスの起動状態を確認してください。
識別リテラル
CRR 011
現象
手書き文字認識サービスの環境設定に誤りがある。
対処
手書き文字認識サービスの動作環境を確認してください。
識別リテラル
CRR 012
現象
認識結果の読み取り時にエラーが発生した。
対処
手書き文字認識サービスの起動状態を確認してください。
識別リテラル
CRR 013
現象
手書き文字認識を行う筆跡に誤りがある。
対処
筆跡の入力をやりなおしてください。
識別リテラル
DB001
現象
辞書インスタンスの生成に失敗した。
対処
DBの起動状態/アクセス権を確認してください。
識別リテラル
DB003
現象
DB検索で、予期せぬ例外が発生した。
対処
DBの起動状態/アクセス権を確認してください。
識別リテラル
DB004
現象
DBコネクションの取得に失敗した。
対処
DBの起動状態/アクセス権を確認してください。
識別リテラル
DB005
現象
DBのクローズに失敗した。
対処
DBの整合性を確認してください。
識別リテラル
FSRV001
現象
必要なクラス(java.awt.Graphicsなど)が利用できない。
対処
JavaVMのオプションの設定を確認してください。
識別リテラル
FSRV011
現象
指定した文字サイズが制限をオーバーした。
対処
0<size<=2800内のサイズを指定してください。
識別リテラル
FSRV012
現象
xxxパラメータが指定されてない。
対処
xxxパラメータを指定してください。または、"web.xml"ファイルにデフォルト値を記述してください。
識別リテラル
FSRV013
現象
指定したxxxパラメータの値が正しくない。
対処
xxxパラメータの書式を、yyy型に修正してください。
識別リテラル
FSRV014
現象
予期しないパラメータエラーが発生した。
対処
パラメータの書式を確認してください。
xxx部分にエラーの詳細情報が表示されます。
識別リテラル
GSRV001
現象
必要なクラス(java.awt.Graphicsなど)が利用できない。
対処
JavaVMのオプションの設定を確認してください。
識別リテラル
GSRV011
現象
指定した文字サイズが制限をオーバーした。
対処
0<size<=2800内のサイズを指定してください。
識別リテラル
GSRV012
現象
xxxパラメータが指定されてない。
対処
xxxパラメータを指定してください。または、"web.xml"ファイルにデフォルト値を記述してください。
識別リテラル
GSRV013
現象
指定したxxxパラメータの値が正しくない。
対処
xxxパラメータの書式を、yyy型に修正してください。
識別リテラル
GSRV014
現象
予期しないパラメータエラーが発生した。
対処
パラメータの書式を確認してください。
xxx部分にエラーの詳細情報が表示されます。
識別リテラル
JSVRC001
現象
環境ファイル(JapanistSVR.ini)のSCRIPT_PATH配下のリソースに対するHTTPアクセスに失敗した。
対処
"SCRIPT_PATHの設定を確認してください。
識別リテラル
JSVRC002
現象
環境ファイル(JapanistSVR.ini)のPNG_PATHで指定されたサーブレットに対するHTTPアクセスに失敗した。
対処
PNG_PATHがURL保証されていない可能性があります。PNG_PATHの設定を確認してください。
サーブレット内でエラーが発生しています。直前に発生している識別リテラル"FSRVxxx"のエラーの対処を参照してください。
HTTP接続テスト中に予期しない例外が発生しています。Webサーバやサーブレットコンテナなどの動作環境に異常がある可能性があるため、サーバ環境全体を見なおしてください。
識別リテラル
JSVRC003
現象
環境ファイル(JapanistSVR.ini)のGRID_PATHで指定されたサーブレットに対するHTTPアクセスに失敗した。
対処
GRID_PATHがURL保証されていない可能性があります。GRID_PATHの設定を確認してください。
サーブレット内でエラーが発生しています。直前に発生している識別リテラル"FSRVxxx"のエラーの対処を参照してください。
HTTP接続テスト中に予期しない例外が発生しています。Webサーバやサーブレットコンテナなどの動作環境に異常がある可能性があるため、サーバ環境全体を見なおしてください。
識別リテラル
JSVRC004
現象
環境ファイル(Users.properties)のCHARACTER.CHARSETNAMEが不正な値だった。
対処
環境ファイル(Users.properties)のCHARACTER.CHARSETNAMEの設定を確認してください。
識別リテラル
JSVRC005
現象
環境ファイル(JapanistSVR.ini)のHTML_CHARSETが不正、または推奨されない値だった。
対処
設定値が不正です。修正する必要があります。HTML_CHARSETの設定を確認してください。
HTML_CHARSETの設定を、括弧内で示される値('…')に修正することを推奨します。
識別リテラル
JSVRC006
現象
JDBCドライバのクリエイトに失敗した。
対処
JDBCドライバが正しくインストールされていることを確認してください。
識別リテラル
JSVRC007
現象
環境ファイル(Users.properties)のJSVR.DB_LOOKUP_NAMEを用いてDBに接続できなかった。
対処
環境ファイル(Users.properties)のJSVR.DB_LOOKUP_NAMEの設定を確認してください。
識別リテラル
JSVRC008
現象
内字ファイル KW0A.ttf が存在しなかった。
対処
複数のJAVA環境がインストールされているマシンでは、JSVR部品(Charset-Web入力)が使用しているJDKが特定できずに問題が起きることがあります。この場合、JDKの場所に依存するリソース類の配置を確認し、サーブレットコンテナを再起動する必要があります。
エラーの括弧内に示されるパス("C:\Program Files\JapanistSVR\fonts\KW0A.ttf"など)に本システムのフォントファイル(KWXX.ttf, GWXX.ttf)を配置し、サーブレットコンテナを再起動させてください。また、辞書反映ツールの設定ファイルのPIO_FONT_PATHの設定もあわせて変更してください。
識別リテラル
JSVRC009
現象
外字ファイル GWXX.ttf が存在しなかった。
対処
部門サーバへ外字を配付し、DBへ反映したことがない場合は、このメッセージに対処する必要はありません。
外字を配付/反映したことがある場合は、JSVRC008と同じ対処を行ってください。
識別リテラル
JSVRC101
現象
DBにアクセスできなかった。
対処
JSVRC006、JSVRC007、直前のDBエラーを参照してください。
識別リテラル
JSVRC102
現象
DATEテーブルを更新できなかった。
対処
LMOD001と同じ対処を行ってください。
識別リテラル
JSVRC103
現象
DBの中身と運用文字コードとが適合しなかった。
対処
次の3つが同じ運用文字コードになっているか確認してください。
資源サーバから配付した資源の運用文字コード
部門サーバの運用文字コード
環境ファイル(Users.properties)のCHARACTER.CHARSETNAMEの運用文字コード設定
なお、バージョン・レベルが異なる日本語資源管理から移行した業務や、バージョン・レベルが異なる日本語資源管理から配付した辞書資源を反映した場合、上記の対処を実施した上で発生しているのであれば、状態として問題ありませんので、対処は不要です。
識別リテラル
JSVRC104
現象
DBの運用文字コード適合チェック中に例外が発生した。
対処
直前のDBエラーを参照してください。
識別リテラル
JSVRC105
現象
「あい」のよみを持つ漢字候補が発見できなかった。
対処
故意に「あい」のよみを持つ漢字を削除した場合以外は、KANJIテーブルが不正な可能性があります。直前のDBエラーを参照してください。
識別リテラル
JSVRC106
現象
「あい」のよみを持つ漢字候補検索中に例外が発生した。
対処
直前のDBエラー、または括弧内のエラー詳細を参照してください。
識別リテラル
JSVRC107
現象
「あい」のよみを持つ単語候補が発見できなかった。
対処
故意に「あい」のよみを持つ単語を削除した場合以外は、TANGOテーブルが不正な可能性があります。直前のDBエラーを参照してください。
識別リテラル
JSVRC108
現象
「あい」のよみを持つ単語候補検索中に例外が発生した。
対処
直前のDBエラー、または括弧内のエラー詳細を参照してください。
識別リテラル
JSVRC109
現象
「愛」の文字プロパティ情報を発見できなかった。
対処
故意に「愛」の文字プロパティ情報を削除した場合以外は、PROPERTYテーブルが不正な可能性があります。直前のDBエラーを参照してください。
識別リテラル
JSVRC110
現象
「愛」の文字プロパティ情報検索中に例外が発生した。
対処
直前のDBエラー、または括弧内のエラー詳細を参照してください。
識別リテラル
JSVRC111
現象
標準住所辞書の第1階層に候補が存在しなかった。
対処
故意に標準住所辞書の第1階層を削除した場合以外は、JYUSHOテーブルが不正な可能性があります。直前のDBエラーを参照してください。
識別リテラル
JSVRC112
現象
標準住所辞書の第1階層の候補検索中に例外が発生した
対処
直前のDBエラー、または括弧内のエラー詳細を参照してください。
識別リテラル
JSVRC113
現象
木偏のストロークから、部品候補が発見できなかった。
対処
手書き文字認識サービスのログを参照してください。
識別リテラル
JSVRC114
現象
木偏の部品を持つ漢字候補検索中に例外が発生した。
対処
手書き文字認識サービスが動いていない、または手書き文字認識サービスでエラーが起きている可能性があります。直前のCRRエラー、および手書き文字認識サービスのログを参照してください。
識別リテラル
JSVRC201
現象
"Graphics"クラスのクリエイトに失敗した。
対処
サーバ起動時に識別リテラル"FSRVxxx"が出力されている場合があります。その対処を参照してください。
識別リテラル
JSVRC901
現象
システム中心部の動作チェック中に特定できないエラーが発生した。
対処
直前に出力されているエラーを参照してください。
識別リテラル
JSVRC902
現象
かな漢字変換部の動作チェック中に特定できないエラーが発生した。
対処
直前に出力されているエラーを参照してください。
識別リテラル
JSVRC903
現象
フォント処理部の動作チェック中に特定できないエラーが発生した。
対処
直前に出力されているエラーを参照してください。
識別リテラル
LMOD001
現象
DATEテーブルの情報取得に失敗した。これができないとWebページや画像のキャッシュ管理が行えなくなり、ページのダウンロードが毎回行われるため、Web機能の利用に時間がかかる。
(Windows for x64版の場合のみ)利用者インスタンスのパスワードがロックされ、内部データベースにアクセスできなかった。
対処
DBの起動状態/アクセス権を確認してください。
(Windows for x64版の場合のみ)「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の「9.2.4.7 利用者インスタンスのパスワードロック解除」の手順に従ってロックを解除してください。
識別リテラル
PROF001
現象
環境ファイル、その他の本システムに必要なファイルが見つからない。
対処
環境ファイルの存在、およびパス情報を確認してください。上記で解決できない場合は、弊社技術員に連絡してください。
識別リテラル
PROF002
現象
環境ファイル、その他の本システムに必要なファイルが見つからない。
対処
環境ファイルに正常にアクセスできるかを確認してください。上記で解決できない場合は、弊社技術員に連絡してください。
識別リテラル
PROP001
現象
必要なパラメータがNull。
対処
プログラムを通さずにej_property.jspをブラウザで開いたことが原因と考えられます。詳しくは、弊社技術員に連絡してください。
識別リテラル
TEXA001
現象
必要なパラメータがNull。
対処
プログラムを通さずにej_property.jspをブラウザで開いたことが原因と考えられます。詳しくは、弊社技術員に連絡してください。
識別リテラル
TEXA002
現象
[charsetName] が未定義の値です。
対処
JSVR部品に指定した運用文字コードを確認してください。
識別リテラル
TEXA003
現象
指定の運用文字コード名、文字コードに対応する大規模コードがない。
対処
次の3点を確認してください。
導入時に指定した運用文字コードと、環境ファイル(Users.properties)内のCHARACTER.CHARSETNAMEと、JSVR部品に指定した運用文字コードが一致しているか確認してください。
部品に対して文字コードを指定している場合、文字コードの値を確認してください。
辞書反映を行った場合は、辞書反映ツールの実行結果に問題がなかったかどうか各ログを確認してください。
識別リテラル
TGKC001
現象
手書き文字認識中にエラーが発生した。
対処
直前のCRRエラーを確認してください。
識別リテラル
TGKC002
現象
手書き文字認識中に予期せぬ例外が発生した。
対処
直前のCRRエラー、および手書き文字認識サービスのログを参照してください。
注意
TEXA001、TEXA002、TEXA003について
本システムのJSPファイルをブラウザなどで開いた場合も、同様のパラメータエラーが発生します。