JSVR部品運用で、ハイブリッド文字表示方式を利用した運用のことを「ハイブリッド運用」と呼びます。
ハイブリッド運用には、以下の特長があります。
JSVR文字入力部品で、インライン変換の未確定候補や各種検索ダイアログの検索結果の文字を、環境ファイルで設定されたクライアントフォントにて表示します。サーバから文字イメージを取得する量が減るため、表示が高速になります。
注意
ハイブリッド文字表示方式は、クライアントフォントを使用するため、各クライアントで内字字形が異なったり、文字が表示されない場合があります。クライアントの環境が特定できない、またはバージョンが混在する運用では、ハイブリッド文字表示方式を利用しない、通常のJSVR部品運用を使用することをお勧めします。
ハイブリッド文字表示方式の対象は、インライン変換の未確定候補や各種検索ダイアログの検索結果の文字のみであり、JSVR部品上の文字など、その他の表示文字は対象外です。
ハイブリッド運用時に、クライアントフォントを使用する文字範囲に外字を含める場合は、Charset-Web入力のクライアントPCに、必要な外字を適用する必要があります(適用していない場合、外字の表示が意図どおりに行われない場合があります)。
ハイブリッド文字表示方式は、運用文字コードがシフトJIS(MS) / シフトJIS(MS)のエンコード形式 / Unicode(MS) / Unicode(MS)のエンコード形式 / Unicode(2004MS)の場合に使用できます。
◆ハイブリッド運用のための設定
環境ファイル(JapanistSVR.ini)の[UI]セクションにて、以下の2つの項目を適切に設定してください。
CLIENTFONT
WITHOUT_CLIENTFONT_SPAN
各設定項目の詳細や環境ファイル(JapanistSVR.ini)の変更手順については、「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の4.2.5項を参照してください。