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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 導入ガイド JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編
FUJITSU Software

6.7.4 Tomcatで運用する場合

次のように設定する場合を例として説明します。

設定項目

Tomcatのインストール先

C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 9.0

Charset-Web入力のインストール先

C:\Program Files\JapanistSVR

6.7.4.1 JSVR-Webサービス環境ファイルの設定

JSVR-Webサービス環境ファイルを、運用する環境にあわせて設定します。詳しくは、「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」を次のように参照してください。

参照事項

参照先

JSVR-Webサービス環境ファイルの格納位置

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の5.1.1項

設定時の注意事項

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の5.1.3項

設定項目の説明

「コマンドリファレンス JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編」の5.2節

JSVR-Webサービス環境ファイルの各項目の設定例

"★"がついている項目を設定する

GLYPH.FONT_DIR=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\fonts
CHARACTER.CHARSETNAME=EJ_UNICODE2004MS                          ★運用文字コードを指定する
HWRECOG.SERVICE_PORT=8088
WEBSERVICE.DB_LOOKUP_NAME=java:comp/env/jdbc/CMWEB.JSVR         ★Tomcatの環境の場合はこのように設定する
WEBSERVICE.SYSTEM_LOGPATH=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\logs
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVHEADER=true
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVRESPONSECHARSET=csWindows31J           ★レスポンスの文字コードを設定する
WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVREQUESTCHARSET=csWindows31J            ★リクエストの文字コードを設定する

6.7.4.2 コンテナの環境設定

次の手順で設定します。

手順

  1. Tomcatを停止します。

  2. スタートメニューから[Apache Tomcat 9.0 Tomcat9]-[Configure Tomcat]を選択し、[Apache Tomcat 9.0 Tomcat9 Properties]ダイアログを起動します。

  3. [Java]タブの[Java Classpath:]へ次の内容を設定します。

    C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar;C:\Program Files\JapanistSVR\jsvrcore\jsvr.jar
  4. [Java]タブの[Java Options:]へ次の内容を設定します。

    -Djava.library.path=C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin;C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\ESQL\bin
    -Dcom.fujitsu.symfoware.installdir=C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys
  5. Tomcatの環境変数を次のように設定します。

    RDBNAME=ICMWA000

    コマンドライン操作の例

    > cd /d C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 9.0
    > bin\tomcat9 //US//Tomcat9 --Environment="RDBNAME=ICMWA000"
  6. URLパラメーターのエンコーディングに対し、リクエストボディの指定が適用されるよう、server.xmlのConnectorタグにuseBodyEncodingForURI="true"を設定します。

    server.xmlの例

    <Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1" connectionTimeout="20000" redirectPort="8443" useBodyEncodingForURI="true" />

    青字の部分を追加する。

6.7.4.3 サーブレットコンテナへの配備

次の手順で設定します。

手順

  1. Tomcatのコンテキスト設定ファイル"jsvr_csv.xml"を次の内容で作成します。

    <Context docBase="C:\Program Files\JapanistSVR\webservice\csv\webapps\JSVRCSVWS" >
        <Resource name="jdbc/CMWEB.JSVR" auth="Application" type="javax.sql.DataSource" maxActive="10" maxIdle="10"
     maxWait="30000" username="jsvr_usr" password="jsvr_psw"
     driverClassName="com.fujitsu.symfoware.jdbc.SYMDriver"
     url="jdbc:symfold:///ICMWA000.JSVR;schema=JSVR;ctuneparam='CLI_WAIT_TIME=(30)'"
     validationQuery="SELECT 1 FROM RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE" />
    </Context>

    docBaseには、Charset-Web入力のインストール先\webservice\csv\webapps\JSVRCSVWSのフルパスを設定してください。

    "jsvr_usr"と"jsvr_psw"には、「6.4.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定してください。

  2. 作成したコンテキスト設定ファイルjsvr_csv.xmlを"Tomcatのインストール先\conf\[enginename]\[hostname]"フォルダに配置します。

    jsvr_csv.xmlの配置先の

    C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 9.0\conf\Catalina\localhost\jsvr_csv.xml

    Tomcatのインストール直後の状態では、[enginename]は"Catalina"、[hostname]は"localhost"と設定されています。

  3. ここまでのセットアップ内容を反映させるために、Tomcatを再起動します。

参考

部門サーバにて、Tomcatとは別にWebサーバの環境を構築して運用している場合は、必要に応じて、WebサーバとTomcatとの連携部分へも必要な設定を加えてください。内容や方法については、使用しているWebサーバのマニュアルを参照してください。