日本語資源管理
業務という単位で日本語資源を統一的に管理します。日本語資源管理における業務とは、日本語資源を共有して運用する単位のことです。外字、コード変換テーブルおよび入力辞書をまとめて日本語資源と呼びます。
業務内の外字の管理では、グローバルサーバ、ASP、UNIX、Windows、および他社の外字を登録し、一元管理します。
フォントの種類、書体およびサイズごとに整理して管理するので、どのような外字が存在するか、一目でわかります。なお、Windowsに提供されるUnicodeの外字管理も実現しています。
参考
他社フォントは、UNIXシステムにおいて標準の形式である、外字配付形式(BDF形式:Bitmap Distribution Format)の転送ファイルに変換する必要があります。
登録した外字は簡単な操作で、別の外字フォントへ移行(形式変換)したり、対応付けしたりすることができます。グローバルサーバやASPなどの既存の外字を、Windowsの外字として流用、活用できます。
大規模フォントファイルから文字を登録できます。また、ベンダ固有文字の登録も可能です。
管理するすべてのフォントシステムに対して、外字の新規作成、編集が可能です。これにより、各システムの外字エディタを利用することなく、統一エディタとして利用することができます。
業務内で管理している外字に対して、属性(よみ、画数など)を付けたり、外字を含んだ単語のよみを登録することができます。この入力辞書を外字と一緒に配付するだけで、クライアントでは、今まで文字コードで入力するしかなかった外字を簡単に入力することができるようになります。
また、Charset-Web入力の辞書として部門サーバに配付することもできます。
Charset-住所辞書オプションまたはCharset-氏名辞書オプションから、住所や氏名の入力辞書を作成できます。
日本語資源は、以下の方法で配付することができます。
Charset Managerの資源配付機能による配付
Centric Manager経由での配付
一般ファイル転送による配付
また、外字や辞書の配付する範囲を指定することにより、配付資源をコンパクトにすることも可能です。
グローバルサーバ版CharsetMGRと連携することにより、日本語資源管理の画面から簡単にフォントシステムの送受信を行うことができます。面倒なファイル転送をする必要はありません。
日本語資源管理に登録されている外字の一覧表を出力します。管理している外字の確認に役立ちます。
List CreatorでPDFファイルを生成するサーバに、日本語資源管理から外字を配付することにより、PDFファイルに外字を埋め込むことが可能となります。また、List Works(リモート印刷機能)がインストールされているサーバに、日本語資源管理から外字を配付することにより、外字を埋め込んで印刷することが可能となります。
日本語資源管理の各種機能のコマンドインタフェースを提供しています。バッチ処理で、日本語資源管理の機能を使用することも可能です。
日本語資源適用
移入とは、配付された日本語資源に含まれる外字を、配付先システムの外字に登録します。
移出とは、システム外字領域の文字を、他システムへ流通可能な転送ファイルに格納します。
外字適用は、外字連携機能ともいいます。
配付された日本語資源に含まれる辞書を、クライアントライセンス(入力機能付き)に含まれるCharset-入力アシストや、他のベンダIMEに登録します。
Charset-入力アシスト
業務に対応した入力環境を提供できるIMEです。Charset Manager クライアントライセンス(入力機能付き)を購入することにより、利用できます。Charset-入力アシストとCharset Manager-CLは、同一バージョンを導入する必要があります。