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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 概説書
FUJITSU Software

2.3 Charset Managerの製品体系

Charset Managerは、以下の3製品の体系で提供しています。

図2.3 製品体系

注) Charset-Web入力およびマルチ文字コードオプションは、Windows for Itaniumでは使用できません。

Charset Manager-M

資源管理サーバ、部門サーバ、およびクライアントの機能をすべて包含している「マネージャ製品」です。印刷資源や外字を管理するための機能はCharset Manager-Mで提供しています。

Charset Manager-Mがインストールされたサーバを「資源管理サーバ」と呼びます。

資源管理サーバでは、印刷資源管理機能および日本語資源管理機能によって、印刷資源や外字を一元管理します。資源管理サーバの資源は、電子帳票サーバや印刷サーバなどの各種部門サーバに配付されます。

部門サーバでは、Charset Manager-Aの印刷資源適用機能および日本語資源適用機能によって、配付された各種資源を適用します。

クライアントでは、日本語資源適用によって配付された外字や辞書を適用することができます。クライアントライセンス(入力機能付き)をインストールすることにより、さらに配付された外字や辞書を自動的に適用し、簡単に利用することができます。

Charset Manager-A

部門サーバとクライアントの機能を提供している「エージェント製品」です。

Charset Manager-Aがインストールされたサーバを「部門サーバ」と呼びます。

Windows版、Solaris版、Linux版があります。

部門サーバ、クライアントでは外字・印刷資源の適用により、各種アプリケーション(List Works、List Creator、Print Manager、HOST PRINT)で外字・印刷資源を使用できるようになります。

(Solarisで標準コード変換機能を使用する場合は、Charset Manager-Aだけの運用が可能です。Charset Manager-Mを導入する必要はありません。)

Charset Manager-Aに含まれるクライアントの機能でも、日本語資源適用によって配付された外字や辞書を適用することができます。クライアントライセンス(入力機能付き)をインストールすることにより、さらに配付された外字や辞書を自動的に適用し、簡単に利用することができます。

グローバルサーバ版CharsetMGR

UDC運用、および拡張データ変換機能を提供しています。

プラットフォームの違いによる機能差

プラットフォームの違いによる機能差は以下のようになります。

表の記号の意味

○:可能、×:不可能、△:一部制限ありだが可能、-:関係なし

表2.1 プラットフォームの違いによる機能差

機能/機能詳細

動作プラットフォーム

Windows

Solaris

Linux

グローバルサーバ

日本語資源管理

業務単位での資源管理

各種システムでの外字一元管理

各既存外字の流用、適用

外字データライブラリ連携

外字一覧表の出力

システム共通の外字エディタ

入力辞書の編集

外字の取出し

ホストとの連携(注1)

日本語資源適用

資源管理サーバから部門サーバへの資源の配付

Charset Managerの資源配付機能

×

Centric Manager経由

×

×

×

オフライン配付

×

外字の適用

移入


(GUI,コマンド)


(コマンド)


(コマンド)
(注2)


(注3)

JEF拡張文字の移入

×

×

×

移出


(GUI,コマンド)


(コマンド)

×


(注3)

Charset-Web入力で使用する辞書の適用

IME辞書の適用

List Creatorとの連携(注4)

List Works(リモート印刷機能)との連携

×

×


(Itaniumのみ)

印刷資源管理

印刷資源の一元管理

資源の登録

WSMGR経由のグローバルサーバ資源登録

ファイル転送による登録

グローバルサーバ上DRMS主導による登録

Centric Managerを利用した管理サーバからのリモート削除

×

×

印刷資源適用

資源管理サーバから部門サーバへの資源の配付

ファイル取り出し

Centric Manager経由

×

×

適用方法

適用バッチ

適用コマンド

適用コマンド

適用資源

オーバレイ

FCB

外字

×

×

VSP固有資源

List Creatorとの連携(注4)

グローバルサーバから部門サーバへの配付/適用

×


(注5)

×

適用された資源の参照方法


(GUI)

×

×

アプリケーションへの印刷資源の自動供給

印刷資源の削除


(注6)


(注6)

オーバレイの日付設定

×

×

標準コード変換

関数

日本語コード系

他社コード系

コマンド


(GUI,コマンド)


(コマンド)


(コマンド)

文字コード変換表のカスタマイズ

日本語コード系

他社コード系

変換仕様の変更(注7)


(GUI、配付)


(環境変数、配付)


(環境変数、配付)

外字の使用頻度の採取

×

×

拡張データ変換

関数


(注8)

コマンド

×

文字コード変換表のカスタマイズ

×

Charset Validator

バリデーションポリシー作成、確認

バリデーションライブラリ

Charset Converter

コード変換ポリシー作成、確認

コード変換ポリシー配付

○(注9)

○(注9)

Converterライブラリ

注1)

グローバルサーバとの連携機能を使用するには、グローバルサーバ版CharsetMGRが必要です。

注2)

APフォントは使用できません。

注3)

ADJUSTの機能です。

注4)

日本語資源管理の場合、List Creator V6.0L10以前との組み合わせでは配付できません。(印刷資源管理は配付可能)

注5)

ファイルによる資源配付と、Centric Managerによる資源配付があります。

注6)

印刷資源のファイルを直接削除することができます。ただし、以下の場合はファイルを直接削除しないでください。
・削除する印刷資源がオーバレイで、List Worksを導入し、かつオーバレイ世代管理機能を使用している場合

注7)

日本語資源管理で変換仕様を管理している場合、日本語資源管理の配付機能を使って、変換仕様を配付し適用することができます。この場合、標準コード変換の機能(GUIまたは環境変数)で、変更することはできません。変換仕様を日本語資源管理で管理する方法については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”を参照してください。

注8)

Unicode変換およびCSV/TSV変換はできません。EUCコード、シフトJISコードの相互変換はサポートしていません。他社コード系の文字コード変換はサポートしていません。

注9)

配付先として指定ができます。