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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用手引書 日本語資源管理編
FUJITSU Software

6.1.1 配付の構成

配付情報は、サーバグループ、クライアントグループから構成されます。

サーバグループとは、適用する日本語資源が同じ配付先の部門サーバをグループ化したものです。クライアントグループとは、サーバグループの下に属し、適用する日本語資源が同じ配付先のクライアントをグループ化したものです。

例えば、以下の例ではサーバグループAには部門サーバa、b、cが所属しており、それらはすべてSolフォントファイルを適用するグループになります。さらにサーバグループAに属するクライアントグループAは、Win1フォントファイルとIME辞書を適用するグループになります。クライアントグループAに含まれるクライアントはサーバグループAに属する部門サーバの資源を取得します。

また、サーバグループBのように、配下にクライアントグループを持たないサーバグループを定義することもできます。

図6.1 配付情報の構造例

運用形態の違いによる配付情報の設定方法

運用形態によって、配付情報をどのように構成すればよいかを以下に示します。

1)サーバの配下にクライアントがあり、配付の中継サーバとなっている場合

図6.2 運用形態1

  1. 配付方法を選択する。どの方法でもよい。

  2. サーバグループを追加し、サーバグループに適用するフォントシステムは設定しない。

  3. 配下にクライアントグループを追加し、クライアントグループに配付する資源を設定する。

2)サーバがCharset-Web入力サーバである場合

図6.3 運用形態2

  1. 配付方法を選択する。どの方法でもよい。

  2. サーバグループを追加し、Charset-Web入力サーバであることを指定する。

3)サーバが帳票サーバなどでフォントを適用する場合

図6.4 運用形態3

  1. 配付方法を選択する。どの方法でもよい。

  2. サーバグループを追加し、サーバグループに適用するフォントシステムを設定する。

4)サーバがCharset-Web入力サーバで、かつ配付の中継サーバとなっている場合

図6.5 運用形態4

  1. 配付方法を選択する。どの方法でもよい。

  2. サーバグループを追加し、Charset-Web入力サーバであることを指定する。

  3. 配下にクライアントグループを追加し、クライアントグループに配付する資源を設定する。

5)サーバが帳票サーバなどで、かつ配付の中継サーバとなっている場合

図6.6 運用形態5

  1. 配付方法を選択する。どの方法でもよい。

  2. サーバグループを追加し、サーバグループに適用するフォントシステムを設定する。

  3. 配下にクライアントグループを追加し、クライアントグループに配付する資源を設定する。

6)サーバがなく、直接クライアントに配付する場合
a)PULL型で配付する場合

図6.7 運用形態6-a

  1. 配付方法を選択する。どの方法でもよい。

  2. サーバグループを追加し、サーバグループに適用するフォントシステムは設定しない。

  3. サーバグループの配付先の設定を資源管理サーバ自身にする。

  4. 配下にクライアントグループを追加し、クライアントグループに配付する資源を設定する。

注意

  • 本運用形態の場合でも、日本語資源管理の配付を実行する必要はあります。

b)PUSH型で配付する場合

図6.8 運用形態6-b

  1. 配付方法をCentric Managerまたはオフラインとする。

  2. サーバグループを追加し、サーバグループに適用するフォントシステムは設定しない。

  3. 配下にクライアントグループを追加し、クライアントグループに配付する資源を設定する。

参考

  • 資源管理サーバに対して資源を適用したい場合には、以下の方法があります。

    1. クライアントの適用処理を行う
      設定方法については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“第3章 クライアントでの日本語資源適用”を参照してください。

    2. 適用モードの切替えを行い、部門サーバの適用処理を行う。
      設定方法については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“2.1.4 資源管理サーバで部門サーバの適用を行いたい場合”を参照してください。

  • 部門サーバに対してクライアントの適用処理を行う場合、適用モードの切替えを行ってください。設定方法については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“3.1.5 部門サーバでクライアントの適用を行いたい場合”を参照してください。