業務の外字の管理では、業務内のフォントシステムの外字を一元管理する機能を提供します。
外字の管理機能として、以下のものがあります。
外字の登録
各プラットフォームの日本語資源適用・ADJUST・関連製品(ASP、SX/G)で移出された外字を取り込むことで、既存資産を有効利用することができます。
また、他社外字(IBM、NEC、日立)をBDF(Bitmap Distribution Format)形式に変換することにより、登録することができます。
さらに、外字データライブラリに含まれる文字を登録し利用することもできます。外字データライブラリは、人名用漢字、許容字体、誤字、および俗字などを収録したフォント辞書です。よみ、画数、部首、文字コード(SJIS、Unicode、ベンダコード)などの属性情報を文字ごとに保持しています。外字データライブラリの詳細は、“Charset Manager 外字データライブラリオプション ユーザーズガイド”を参照してください。
注意
外字データライブラリからの登録は、外字データライブラリがインストールされている環境だけで使用できます。
外字の移行
日本語資源管理上の外字をほかのプラットフォームのフォントシステムの外字に移行(ラスタ/APP/TrueType形式変換)することができます。コード系が異なるフォントシステムに移行する場合に、コードの対応付け(コード変換)の定義をすることもできます。
文字コードの対応付け(標準コード変換プログラム(iconv))およびコード系の詳細については、以下のマニュアルを参照してください。
“Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”
“富士通 文字コード解説書”
ADJUSTのマニュアル
外字の表示、編集
日本語資源管理の管理下にある外字の一覧をフォントシステムごとに表示することができます。外字の一覧では、外字の字形と各コード系の対応関係、つまりコード変換テーブルを確認することができます。
マルチプラットフォームの外字形式に依存しない共通の操作で、外字の作成/編集を行うことができます。各システムのフォントは、それぞれのシステムでの文字方式(ラスタ/アウトライン)や文字サイズが異なります。外字の登録や移行(形式変換)した文字の品質を高めるためのエディタで、すべてのフォントシステムの文字を編集することができます。また、各システムに提供されている標準のエディタを使用することなく、新規作成も可能です。
外字のコード表出力
日本語資源管理の管理下にある外字の一覧をフォントシステムごとに出力することができます。出力された外字の一覧により、外字の字形と各コード系の対応関係、つまりコード変換テーブルを確認することができます。
業務間の外字の複写
日本語資源管理では複数の業務の日本語資源を管理します。別の業務で作成した外字を利用したい場合、複写して利用することができます。複写はフォントシステム単位で行うことができます。