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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用手引書 入力機能編
FUJITSU Software

A.5.2 公開インタフェース一覧

1. マルチボード操作サービスのサポート情報取得

dwMainFunc = FJI_EP1_GETSUPPORTINFO
dwSubFunc  = FJI_EP1_GSI_OPERATEBOARD
dwOption   = FJI_EP1_GSI_OB_LEVEL1
lpPointer  = NULL(無視)
戻り値(次のビットのOR値:サポートされるものはビットON)
  FJI_EP1_GSI_OB_INQUIRE  (=0x0001)  マルチボード表示/消去問い合わせ
  FJI_EP1_GSI_OB_DISPHIDE (=0x0002)  マルチボード表示/消去
  FJI_EP1_GSI_OB_SETKIND  (=0x0004)  マルチボード入力方式切替

2. マルチボード表示/消去問い合わせ

dwMainFunc = FJI_EP1_INQUIREBOARD
dwSubFunc  = 0 (リザーブ)
dwOption   = 0 (リザーブ)
lpPointer  = 状態格納領域へのポインタ (int型を呼び元が確保)
戻り値
  1    = 正常終了
  -1   = lpPointerの領域に書き込めない
  -128 = その他のエラー

IMEがオープンされている状態のマルチボード表示状態を問い合わせます。
表示状態を格納する領域へのポインタはint型で用意してください。格納領域を示すポインタがNULLであった場合、マルチボードの表示状態は取得されません。マルチボードの表示状態は、1(表示状態)または0(消去状態)が格納されます。

3. マルチボード表示/消去

dwMainFunc = FJI_EP1_DISPBOARD
dwSubFunc  = FJI_EP1_DB_HIDE (=0x0000) 消去
             FJI_EP1_DB_DISP (=0x0001) 表示
dwOption   = 0 (リザーブ)
lpPointer  = 0 (リザーブ)
戻り値
  1   = 正常終了
 -12  = IMEが非活性のため処理できず
 -13  = マルチボードDLLのロード失敗
 -128 = その他のエラー

IMEがオープンされている状態で、マルチボードを表示/消去する動作を提供します。マルチボードが表示状態で表示が指定されたり、消去状態で消去が指定されたりする場合は、実際には何も行わずに1(正常終了)を返します。
表示位置については、最後に表示した位置を継承します。

4. マルチボード入力方式切替

dwMainFunc = FJI_EP1_CHANGEBOARD
dwSubFunc  = FJI_EP1_CB_CURRBOARD   (=0x0000)  変更なし
             FJI_EP1_CB_BUSYUSRH    (=0x0001)  部首検索
             FJI_EP1_CB_KAKUSUSRH   (=0x0002)  画数検索
             FJI_EP1_CB_KIGOULIST   (=0x0003)  記号一覧
             FJI_EP1_CB_CODELIST    (=0x0004)  コード一覧
             FJI_EP1_CB_KEYINPUT    (=0x0005)  キー入力
             FJI_EP1_CB_HWSRH       (=0x0006)  手書き検索
dwOption   = 0 (リザーブ)
lpPointer  = 0 (リザーブ)
戻り値
  1  = 正常終了
  0  = サポートしていない
-13  = マルチボードDLLのロード失敗
-128 = その他のエラー

次回表示するマルチボードの入力方式を切替える動作を提供します。
マルチボードを表示している状態で入力方式を即座に切替えたい場合は、消去→入力方式切替→表示 といった流れで処理を行ってください。
Charset-入力アシスト V9では、FJI_EP1_CB_HWSRH(手書き検索)を指定しても、文字そのものを認識するのではなく、部品を認識し、ユーザは認識した部品を選ぶことで、その部品を持つ文字を検索することができます。