このセクションでは、SAの現在の状態を確認する手順について説明します。
SAの現在の状態を確認するには、SAの状態を確認するノードで以下のコマンドを実行します。
# sdtool -s
実行例
# sdtool -s
Cluster Host Agent SA State Shut State Test State Init State
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node1 SA_xx Idle Unknown TestWorked InitWorked
node1 SA_xx Idle Unknown TestWorked InitWorked
node2 SA_xx Idle Unknown TestWorked InitWorked
node2 SA_xx Idle Unknown TestWorked InitWorked
表示される内容は以下のとおりです。
クラスタ内のノード名
シャットダウンエージェント名
現在のSA状態
状態には以下の種類があります。
状態 | 説明 |
---|---|
Idle | 現在実行中のSAなし |
Init-ing | 初期化中 |
InitWorked | 初期化正常終了 |
InitFailed | 初期化失敗 |
Testing | テスト(10分間隔)実行中 |
TestWorked | テスト正常終了 |
TestFailed | テスト失敗 |
Killing | ノード強制停止実行中 |
KillWorked | ノード強制停止正常終了 |
KillFailed | ノード強制停止失敗 |
UnInit-ing | 停止実行中 |
UnInitWorked | 停止正常終了 |
UnInitFailed | 停止失敗 |
ノード強制停止の状態
状態には以下の種類があります。
状態 | 説明 |
---|---|
Unknown | ノード強制停止は実行されていません |
Killing | ノード強制停止実行中 |
KillWorked | ノード強制停止正常終了 |
KillFailed | ノード強制停止失敗 |
10分間隔で実施されるテスト状態
状態には以下の種類があります。
状態 | 説明 |
---|---|
Unknown | テストは実行されていません |
Testing | テスト実行中 |
TestWorked | テスト正常終了 |
TestFailed | テスト失敗(強制停止を実行できません) |
SAの初期化および停止状態
状態には以下の種類があります。
状態 | 説明 |
---|---|
Unknown | 初期化は実行されていません |
Init-ing | 初期化中 |
InitWorked | 初期化正常終了 |
InitFailed | 初期化失敗 |
UnInit-ing | 停止実行中 |
UnInit-Failed | 停止失敗 |
注意
Init StateにInitFailedと表示された場合は、そのSAの初期化で問題が発生したことを示しています。
Test StateにTestFailedと表示された場合は、Cluster Hostに表示されたノードを停止できるかどうかをSAがテストしている間に問題が発生し、強制停止を行えない状態であることを示しています。
このような場合には、そのSAが使用しているソフトウェア、ハードウェア、ネットワーク資源に何らかの問題が生じていることが考えられますので、速やかに問題を解決してください。
Test StateまたはInit StateにUnknownと表示された場合は、SFがノードの停止、経路のテスト、SAの初期化をまだ行っていないことを表しています。 Test StateおよびInit Stateには、実際の状態が確認されるまで一時的にUnknownが表示されます。
TestFailedまたはInitFailedが表示された場合は、SAログファイルまたは、/var/log/messagesを確認してください。ログファイルには、SAのテストまたは初期化に失敗した理由が記録されています。失敗した問題が解決され、SFが再起動されると、状態の表示がInitWorkedまたはTestWorkedに変わります。