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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.3
FUJITSU Software

1.1.7 CLIによるCF設定例

CLIによりCFを設定する場合、以下の手順で実施してください。

ここでは、CFノード名が “fuji2”、“fuji3”の2ノードで構成されるクラスタシステムを例として説明します。

  1. CIP構成定義ファイルを作成します。

    クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/cip.cf を以下のように記載します。

    例)

    fuji2       fuji2RMS:netmask:255.255.255.0
    fuji3       fuji3RMS:netmask:255.255.255.0

    注意

    /etc/cip.cf を手動で作成した場合は、Cluster AdminからのCF再設定はできません。Cluster AdminからCFを再設定する場合は、事前に、/etc/cip.cfファイルを削除してください。
    再設定時に、Cluster Adminから/etc/cip.cfファイルを作成します。

  2. IPアドレスを設定します。
    クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/hosts を以下のように記載します。
    例)

    <cip address1>     fuji2RMS
    <cip address2>     fuji3RMS
  3. cfcp/cfsh を使用してリモートアクセスを有効にします。
    クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/default/cluster.config を以下のように記載します。

    CFCP "cfcp"
    CFSH "cfsh"
  4. すべてのノードで、/etc/default/cluster を編集します。

    1. /etc/default/clusterを編集し、以下の内容のファイルを作成します。

      nodename <CFノード名>
      clustername <クラスタ名>
      device <クラスタインタコネクト1>
      device <クラスタインタコネクト2>

      例)

      nodename fuji2
      clustername  PRIMECLUSTER1
      device eth2
      device eth3

      注意

      nodename に定義するのは、OSのノード名ではなく、CFノード名であることに注意してください。

    2. オーナ、グループ、アクセス権を設定します。

      # chown root:root /etc/default/cluster
      # chmod 600 /etc/default/cluster
    3. ノードを再起動します。

  5. クラスタシステムを構成する任意の1ノードで、以下のコマンドを実行し、クラスタ整合性モニタ(CIM)を設定します。

    # rcqconfig -a <nodename> ... 

    nodename : CFノード名

    例)

    # rcqconfig -a fuji2 fuji3

    このコマンドがエラーとなった場合、手順4.で/etc/default/clusterに設定したクラスタ名、CFノード名に誤りがないかを再確認してください。

  6. RMSノード名で通信できることを確認します。

    例) fuji2から確認する場合

    # ping fuji3RMS

    通信できない場合、手順1.および手順2.で/etc/cip.cf、/etc/hostsに設定したCFノード名、RMSノード名、CIPアドレスに誤りがないかを再確認してください。