CLIによりCFを設定する場合、以下の手順で実施してください。
ここでは、CFノード名が “fuji2”、“fuji3”の2ノードで構成されるクラスタシステムを例として説明します。
CIP構成定義ファイルを作成します。
クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/cip.cf を以下のように記載します。
例)
fuji2 fuji2RMS:netmask:255.255.255.0 fuji3 fuji3RMS:netmask:255.255.255.0
注意
/etc/cip.cf を手動で作成した場合は、Cluster AdminからのCF再設定はできません。Cluster AdminからCFを再設定する場合は、事前に、/etc/cip.cfファイルを削除してください。
再設定時に、Cluster Adminから/etc/cip.cfファイルを作成します。
IPアドレスを設定します。
クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/hosts を以下のように記載します。
例)
<cip address1> fuji2RMS <cip address2> fuji3RMS
cfcp/cfsh を使用してリモートアクセスを有効にします。
クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/default/cluster.config を以下のように記載します。
CFCP "cfcp" CFSH "cfsh"
すべてのノードで、/etc/default/cluster を編集します。
/etc/default/clusterを編集し、以下の内容のファイルを作成します。
nodename <CFノード名> clustername <クラスタ名> device <クラスタインタコネクト1> device <クラスタインタコネクト2>
例)
nodename fuji2
clustername PRIMECLUSTER1
device eth2
device eth3
注意
nodename に定義するのは、OSのノード名ではなく、CFノード名であることに注意してください。
オーナ、グループ、アクセス権を設定します。
# chown root:root /etc/default/cluster # chmod 600 /etc/default/cluster
ノードを再起動します。
クラスタシステムを構成する任意の1ノードで、以下のコマンドを実行し、クラスタ整合性モニタ(CIM)を設定します。
# rcqconfig -a <nodename> ...
nodename : CFノード名
例)
# rcqconfig -a fuji2 fuji3
このコマンドがエラーとなった場合、手順4.で/etc/default/clusterに設定したクラスタ名、CFノード名に誤りがないかを再確認してください。
RMSノード名で通信できることを確認します。
例) fuji2から確認する場合
# ping fuji3RMS
通信できない場合、手順1.および手順2.で/etc/cip.cf、/etc/hostsに設定したCFノード名、RMSノード名、CIPアドレスに誤りがないかを再確認してください。