以下の手順は複製先のすべてのノードで実施してください。
シングルユーザモードで起動します。
ホスト名の変更
/etc/hosts、/etc/sysconfig/network(RHEL6の場合)、/etc/hostname(RHEL7の場合) のホスト名を変更してください。
Web-Based Admin View のプライマリ管理サーバ、セカンダリ管理サーバ、httpip、mip の変更
プライマリ管理サーバおよびセカンダリ管理サーバの、IPアドレスを設定します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam primary-server <プライマリ管理サーバのIPアドレス> # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam secondary-server <セカンダリ管理サーバのIPアドレス>
httpip を設定します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpip <クライアント向けに使用するIPアドレス>
mip を設定します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam mip <自ホストを識別するためのIPアドレス>
CFノード名、CIP/Sysnode名、クラスタ名を変更
注意
クラスタ名、CFノード名の命名規則については“5.1.1 CF、CIPの設定”を参考にしてください。
/etc/cip.cf に記載している CFノード名、CIP/Sysnode名のうち、CFノード名となっている文字列を変更してください。
fuji2 fuji2RMS:netmask:255.255.255.0 fuji3 fuji3RMS:netmask:255.255.255.0
fuji4 fuji4RMS:netmask:255.255.255.0 fuji5 fuji5RMS:netmask:255.255.255.0
/etc/hosts に記載しているCIP/Sysnode名のうち、CFノード名となっている文字列を変更してください。
192.168.0.1 fuji2RMS 192.168.0.2 fuji3RMS
192.168.0.3 fuji4RMS 192.168.0.4 fuji5RMS
/etc/default/clusterに記載しているCFノード名、クラスタ名を変更してください。
nodename fuji2 clustername PRIMECLUSTER1 device eth2 device eth3
nodename fuji4 clustername PRIMECLUSTER2 device eth2 device eth3
SFの設定解除
/etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfgをrcsd.orgに退避します。
# mv /etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfg /etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.org
クラスタリソース管理機構のノード名変更
以下のコマンドを実施し、クラスタリソース管理機構のノード名を変更してください。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clchgnodename
GFSの管理パーティションの情報を削除
注意
本手順はGFS共用ファイルシステムを使用していない場合は不要です。
GFS共用ファイルシステムの管理パーティションの情報を削除します。すべてのノードで以下の操作を実施してください。
# rm /var/opt/FJSVsfcfs/sfcfsrm.conf
GDSの設定変更
サーバ間ミラーリングを使用していない場合
GDSのローカルクラスと共用クラスの定義を削除します。すべてのノードで以下の操作を実施してください。
/etc/opt/FJSVsdx/sysdb.d/class.dbファイルからクラス名の設定を削除します。
~ Class1 ←クラス名の行をすべて削除 ~
/etc/opt/FJSVsdx/sysdb.dディレクトリ配下のクラス名のファイルをすべて削除します。
# cd /etc/opt/FJSVsdx/sysdb.d # rm Class1
/etc/sysconfig/devlabelファイルからすべての設定情報を削除します。
~ /etc/opt/FJSVsdx/.devlabel/Class1/sdx_dev... ←行削除 ~
/etc/opt/FJSVsdx/.devlabelディレクトリ配下のクラス名のディレクトリをすべて削除します。
# cd /etc/opt/FJSVsdx/.devlabel # rm -rf Class1
サーバ間ミラーリングを使用している場合
GDSで使用するiSCSIターゲットの設定を変更します。すべてのノードで以下の操作を実施してください。
ターゲットポータルの登録を削除します。
例)複製元ノードのサーバ間ミラーリング用IPアドレスが"192.168.56.20"の場合
# iscsiadm -m discovery --op delete --portal 192.168.56.20
ネットワークサービスを起動します。
# service network start
/etc/tgt/targets.confに記載されているIPアドレスとby-idリンクのパスを変更します。
例)IPアドレスを"192.168.56.21"、"192.168.56.11"、
by-idリンクのパスを" /dev/disk/by-id/scsi-3500000e111c56610"に変更する場合
# GDS netmirror definition start <target target-0101> initiator-address 192.168.56.20 initiator-address 192.168.56.10 write-cache off <backing-store /dev/disk/by-id/scsi-3500000e111e68e00> scsi_id SDX-01 </backing-store> </target> # GDS netmirror definition end
# GDS netmirror definition start <target target-0101> initiator-address 192.168.56.21 initiator-address 192.168.56.11 write-cache off <backing-store /dev/disk/by-id/scsi-3500000e111c56610> scsi_id SDX-01 </backing-store> </target> # GDS netmirror definition end
tgtdサービスを起動します。
# service tgtd start
iSCSIセッションを確立します。
手順は、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“iSCSIセッションの確立”を参照してください。
GLSの設定変更の事前準備
GLSを使用している場合は、以下の作業を行ってください。
/etc/hosts ファイルを修正します。
10.34.214.185 takeoverIP # 仮想IP 10.34.214.181 primecl01 # primecl01の物理IP 10.34.214.182 primecl02 # primecl02の物理IP 10.34.214.188 swhub1 # primary監視先HUBのIP 10.34.214.189 swhub2 # secondary監視先HUBのIP
10.34.214.195 takeoverIP2 # 仮想IP 10.34.214.191 primecl03 # primecl03の物理IP 10.34.214.192 primecl04 # primecl04の物理IP 10.34.214.188 swhub1 # primary監視先HUBのIP 10.34.214.189 swhub2 # secondary監視先HUBのIP
複製元のシステムとのIPアドレス重複が発生しないよう隔離します。
事前にNICのケーブルを抜いておく、複製元を停止する、または、複製元のシステムから隔離されたネットワークに接続するなどして、複製元のシステムとIPアドレスの重複が発生しないようにします。
RMSの自動起動抑止
RMSの自動起動を抑止します。
現在のRMSの自動機能の設定を確認し、設定に応じて以下を実施します。
# hvsetenv HV_RCSTART
1 ←この値を確認します
"0"が設定されている場合、RMSの自動起動が抑止されているので、手順11.へ進みます。
"1"が設定されている場合、以下を実施し、RMSの自動起動を抑止します。
# hvsetenv HV_RCSTART 0 # hvsetenv HV_RCSTART 0 ←「0」が出力されることを確認します
上記の手順を複製先のすべてのノードで実施完了後にすべてのノードをマルチユーザモードで起動します。