シャットダウンエージェント設定更新機能は、サーバのBMCまたはiRMCのIPアドレスを取得するときに、IPMIサービスを利用するため、IPMIサービスの起動設定を実施します。
RHEL6の場合
IPMIサービスの起動
全ノードで以下のコマンドを実行し、IPMIサービスの起動状態を確認します。
# /sbin/service ipmi status
IPMIサービスが起動していないすべてのノード上で、以下のコマンドを実行し、IPMIサービスを起動します。
# /sbin/service ipmi start
Starting ipmi drivers: [ OK ]
IPMIサービスのランレベルの設定
全ノードで、現在のIPMIサービスのランレベルを確認します。
# /sbin/chkconfig --list ipmi
ipmi 0:off 1:off 2:off 3:on 4:off 5:off 6:off
注意
ランレベルが“on”になっている場合は、その値を控えておきます。上記の場合は、ランレベルは3 です。この値は、本機能を解除して環境を元に戻すときに必要になります。
起動時にIPMIサービスを読み込むよう、全ノードで、以下のコマンドを実行します。
# /sbin/chkconfig ipmi on
参考
本機能を有効にしたいランレベルだけを“on”にすることも可能です。その場合は、ランレベルを 2~5の範囲で指定してください。
RHEL7の場合
IPMIサービスの起動
全ノードで以下のコマンドを実行し、IPMIサービスの起動状態を確認します。
“Active:”の項目が“inactive”の場合は、IPMIサービスが起動していないため、手順2.に進んでください。
“Active:”の項目が“active”の場合は、IPMIサービスが起動しているため、手順3.に進んでください。
# /usr/bin/systemctl status ipmi.service
ipmi.service - IPMI Driver Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ipmi.service; disabled) Active: inactive (dead)
IPMIサービスが起動していないすべてのノード上で、以下のコマンドを実行し、IPMIサービスを起動します。
# /usr/bin/systemctl start ipmi.service
IPMIサービスの有効化の設定
全ノードで、現在のIPMIサービスが有効化されているかを確認します。
# /usr/bin/systemctl list-unit-files --type=service | grep ipmi.service
ipmi.service disabled
上記で“disabled”と表示された場合は、起動時にIPMIサービスを読み込むよう、全ノードで、以下のコマンドを実行します。
“enabled”と表示された場合は、以下のコマンド実行は不要です。
# /usr/bin/systemctl enable ipmi.service