RMSは600秒間、ハートビートが行えない場合、ハートビート切れと判断します。システムが高負荷状態でハートビート切れが頻発する環境では、ハートビート時間をチューニングしてください。
注意
ハートビート時間を長くすると、異常検出時間が長くなります。よって、ハートビート時間のチューニングは慎重に行ってください。
CF のハートビート時間より短くした場合、RMS 起動時に警告メッセージが出力されます。詳細は、“7.6 CF と RMS のハートビートについて”の注意を参照してください。
ハートビート時間をチューニングする場合、以下の手順で行います。
デフォルト:600秒
設定値:45~3600秒の範囲で設定してください。
両ノードのクラスタアプリケーションおよびRMSを停止します。
# hvshut -a
両ノードの/usr/opt/reliant/etc/CONFIG.rmsを以下のように変更します。
hvcm -c config -h 待ち時間(秒)
例
デフォルトの600秒から800秒に変更する場合
-h 監視タイムアウト値(最大:3600)
hvcm -c config -h 800
両ノードのRMSを起動します。
# hvcm -a
RMS が2.で指定したとおりのオプションで起動されているかを確認します。
# hvdisp -h
hvcm -c config -h 待ち時間(秒)……設定した値となっていることを確認します。