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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

G.4.1 事前設定の解除

ゲストOSのマイグレーションを行う必要が無くなった場合や、管理OSのPRIMECLUSTERのアンインストールの前には、マイグレーション機能を使用する場合の事前設定を解除します。

以下の手順を実施してください。

■管理OS異常切替機能を使用しない場合
  1. ゲストOSの設定(管理OS/ゲストOS)

    マイグレーションを行う必要が無くなったゲストOSに対し、以下の手順を実施してください。

    本手順は複数のゲストOSで同時に実施することも、ゲストOSを1つずつ順に実施することも可能です。

    1. ゲストOSの停止

      以下のコマンドをゲストOSで実施し、ゲストOSを停止します。

      # /sbin/shutdown -P now
    2. 管理OSの情報の参照設定の解除

      停止したゲストOSの管理OSで、以下のコマンドを実行し、ゲストOSから管理OSの情報ファイルを参照する設定を解除します。

      # virsh detach-disk domain vdpcl --persistent
      domain

      ゲストOSのドメイン名を指定します。

    3. ゲストOSの起動

      ゲストOSを起動します。

  2. 管理OSの情報ファイルの削除(管理OS)

    すべてのゲストOSでマイグレーションを行う必要が無くなった場合、各管理OSで、以下のコマンドを実行し、管理OSの情報ファイルを削除します。

    # rm /var/opt/SMAWsf/sfkvmmigrate.img
■管理OS異常切替機能を使用する場合
  1. ゲストOSの設定(管理OS/ゲストOS)

    マイグレーションを行う必要が無くなったゲストOS、またはPRIMECLUSTERをアンインストールする管理OS上のすべてのゲストOSに対し、以下の手順を実施してください。

    本手順は複数のゲストOSで同時に実施することも、ゲストOSを1つずつ順に実施することも可能です。

    1. ゲストOSの停止

      以下のコマンドをゲストOSで実施し、ゲストOSを停止します。

      # /sbin/shutdown -P now
    2. 管理OSの情報の参照設定の解除

      停止したゲストOSの管理OSで、以下のコマンドを実行し、ゲストOSから管理OSの情報ファイルを参照する設定を解除します。

      # /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfkvmmigratesetup -r domain
      domain

      ゲストOSのドメイン名を指定します。

    3. ゲストOSの起動

      ゲストOSを起動します。

  2. 管理OSの情報ファイルの削除(管理OS)

    すべてのゲストOSでマイグレーションを行う必要が無くなった場合、各管理OSで、以下のコマンドを実行し、管理OSの情報ファイルを削除します。

    # /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfkvmmigratesetup -d