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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

11.3.1 CFハートビートのタイムアウト検出時間の変更

CFは10秒間、ハートビートが行えない場合、ハートビート切れと判断します。システムが高負荷状態でハートビート切れが頻発する環境では、ハートビート時間をチューニングしてください。

注意

ハートビート時間を長くすると、異常検出時間が長くなります。よって、ハートビート時間のチューニングは慎重におこなってください。

ハートビート時間の10秒をチューニングする場合、以下の手順で行います。

  1. クラスタシステムを構成する全てのノードの"/etc/default/cluster.config"の末尾に以下を追加します。元に戻す場合を想定し、変更前の記述内容を控えておいてください。

    CLUSTER_TIMEOUT "秒"
    例) 30秒に変更する場合
    CLUSTER_TIMEOUT "30"

  2. 設定値を有効にするため、クラスタシステムを構成する全てのノードで同時にcfset -r を実行します。

    # cfset -r
  3. 設定値を確認するため、cfset -a を実行します。

    # cfset -a
    From cfset configuration in CF module: KEY: CFCP VALUE: cfcp KEY: CFSH VALUE: cfsh KEY: CLUSTER_TIMEOUT VALUE: 30