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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

9.3.1 MMBの設定変更

ここでは、MMBの設定変更方法について説明します。

9.3.1.1 MMBのIPアドレスの変更

9.3.1.1.1 PRIMEQUEST 2000シリーズの場合

PRIMEQUEST 2000シリーズでMMBのIPアドレスを変更する場合の手順について説明します。

注意

  • MMBのIPアドレスは1台ずつ変更してください。

  • 複数のMMBのIPアドレスを変更する場合は、この操作手順を繰り返してください。

◆操作手順

  1. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を停止します。

    # sdtool -e
  2. IPアドレスを変更するノードで以下のコマンドを実行し、MMB非同期監視デーモンを停止します。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbmonctl stop
  3. MMBの手順に従って、IPアドレスを変更します。

  4. IPアドレスを変更したノードで以下のコマンドを実行し、MMB非同期監視デーモンおよびシャットダウン機構を起動します。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbmonctl start
    # sdtool -b
  5. 手順4.のシャットダウン機構の起動が終了した後に、残りのノードでシャットダウン機構を起動します。

    # sdtool -b
  6. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構が正常に動作していることを確認してください。

    # sdtool -s

    注意

    シャットダウン機構の設定変更が完了しているのに、初期状態がInitFailedと表示されたり、テスト状態にUnknownやTestFailedと表示されたりする場合、ハードウェアの設定に誤りがある可能性があります。ハードウェアの設定を見直してください。

9.3.1.1.2 PRIMEQUEST 3000シリーズの場合

PRIMEQUEST 3000シリーズでMMBのIPアドレスを変更する場合の手順について説明します。

注意

  • MMBのIPアドレスは1台ずつ変更してください。

  • 複数のMMBのIPアドレスを変更する場合は、この操作手順を繰り返してください。

◆操作手順

  1. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を停止します。

    # sdtool -e
  2. MMBの手順に従って、IPアドレスを変更します。

  3. IPアドレスを変更したノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を起動します。

    # sdtool -b
  4. 手順3.のシャットダウン機構の起動が終了した後に、残りのノードでシャットダウン機構を起動します。

    # sdtool -b
  5. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構が正常に動作していることを確認してください。

    # sdtool -s

    注意

    シャットダウン機構の設定変更が完了しているのに、初期状態がInitFailedと表示されたり、テスト状態にUnknownやTestFailedと表示されたりする場合、ハードウェアの設定に誤りがある可能性があります。ハードウェアの設定を見直してください。

9.3.1.2 RMCPでMMBを制御するためのユーザ名とパスワードの変更

9.3.1.2.1 PRIMEQUEST 2000シリーズの場合

PRIMEQUEST 2000シリーズでRMCPでMMBを制御するためのユーザ名とパスワードを変更する場合の手順について説明します。

◆操作手順

  1. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を停止します。

    # sdtool -e
  2. MMBの手順に従って、RMCPでMMBを制御するためのユーザ名とパスワードを変更します。

    なお、複数ノードのユーザ名とパスワードを変更する場合は、ここで複数ノード分変更してください。

  3. 以下のコマンドを実行し、MMB非同期監視機能のMMB情報のユーザ名とパスワードを変更します。

    なお、複数ノードのユーザ名とパスワードを変更する場合、変更するノードをすべて変更してください。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbsetup -m [-u user-name] [-p]
  4. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を起動します。

    # sdtool -b
  5. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構が正常に動作していることを確認してください。

    # sdtool -s

    注意

    シャットダウン機構の設定変更が完了しているのに、初期状態がInitFailedと表示されたり、テスト状態にUnknownやTestFailedと表示されたりする場合、ハードウェアの設定に誤りがある可能性があります。ハードウェアの設定を見直してください。

9.3.1.2.2 PRIMEQUEST 3000シリーズの場合

PRIMEQUEST 3000シリーズでRMCPでMMBを制御するためのユーザ名とパスワードを変更する場合の手順について説明します。

◆操作手順

  1. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を停止します。

    # sdtool -e
  2. MMBの手順に従って、RMCPでMMBを制御するためのユーザ名とパスワードを変更します。

    なお、複数ノードのユーザ名とパスワードを変更する場合は、ここで複数ノード分変更してください。

  3. 以下のコマンドを実行し、iRMC非同期監視機能のMMB情報のユーザ名とパスワードを変更します。

    なお、複数ノードのユーザ名とパスワードを変更する場合、変更するノードをすべて変更してください。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -m mmb -u user-name [-p]

    例1:ユーザ名のみ変更する場合(パスワード変更なし)

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -m mmb -u user-name

    例2:ユーザ名とパスワードまたはパスワードのみ変更する場合

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -m mmb -u user-name -p
  4. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を起動します。

    # sdtool -b
  5. 全ノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構が正常に動作していることを確認してください。

    # sdtool -s

    注意

    シャットダウン機構の設定変更が完了しているのに、初期状態がInitFailedと表示されたり、テスト状態にUnknownやTestFailedと表示されたりする場合、ハードウェアの設定に誤りがある可能性があります。ハードウェアの設定を見直してください。