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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

9.2.3 CF over IPのIPアドレスの変更

CF over IPのIPアドレスが変更となった場合のIPアドレスを変更する方法について説明します。

◆操作手順

  1. クラスタを構成するすべてのノードで/etc/default/cluster を編集し、IPアドレスおよびブロードキャストアドレスを変更してください。
    クラスタノードが同一セグメントに配置されている場合とそれぞれ異なるセグメントに配置される場合で修正箇所が異なります。

    ■クラスタノードが同一ネットワークセグメントに配置されている場合

    nodename <CF ノード名>
    clustername <クラスタ名>
    device <IPデバイス1> <IP アドレス1> <ブロードキャストアドレス1>
    device <IPデバイス2> <IP アドレス2> <ブロードキャストアドレス2>

    ■クラスタノードがそれぞれ異なるネットワークセグメント間に配置されている場合

    nodename <CF ノード名>
    clustername <クラスタ名>
    device <IPデバイス1> <IP アドレス1> <ブロードキャストアドレス1> <相手ノードのIP アドレス1>
    device <IPデバイス2> <IP アドレス2> <ブロードキャストアドレス2> <相手ノードのIP アドレス2>
  2. クラスタを構成するすべてのノードでシステムを再起動してください。

  3. CF の設定を確認します。

    以下の項目について確認します。

    • すべてのノードがクラスタ参入できていることを確認

      クラスタシステムを構成する任意の1ノードで以下のコマンドを実行し、Node にすべてのノードのCF ノード名が表示されること、State がUP であることを確認してください。

      # cftool -n

      # cftool -n
      Node   Number   State   Os     Cpu
      node1      1    UP      Linux  EM64T
      node2      2    UP      Linux  EM64T

      NodeにすべてのノードのCFノード名が表示されること、StateがUPであることを確認してください。

    • CF over IP の設定が有効になっていることを確認

      クラスタシステムを構成するすべてのノードで以下のコマンドを実行し、CF over IPの設定が有効になっていることを確認してください。

      # cftool -d

      例) クラスタインタコネクトが2本の場合

      # cftool -d
      Number  Device    Type   Speed   Mtu   State   Configured   Address
       4      /dev/ip0   6      n/a    1392  UP      YES          0a.00.00.c9.00.00
       5      /dev/ip1   6      n/a    1392  UP      YES          0a.00.00.ca.00.00

      Deviceに/dev/ipX (Xは0~3。クラスタインタコネクトの本数だけ表示)のみが表示されることを確認してください。