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FUJITSU Software

8.2.1 ITサービス管理のWebコンソールの接続先を変更した場合

管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレスや、ITサービス管理のWebコンソールのポート番号、通信方式(HTTPS通信)の変更を反映します。

事前の確認

  • スーパー・ユーザーで実行してください。
  • 手順の中で、変更対象として記載されている以下のパラメータを確認してください。
    管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス(IPv4)
    ホスト名を指定する場合は、名前解決ができることを確認してください。
    Webコンソールで利用されるURLに埋め込まれるため、ブラウザからアクセスできる値を指定してください(localhostなどローカルループバックアドレスは指定しないでください)。
    <ITサービス管理の接続先>
    以下の形式で指定してください。
    スキーム://管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス(IPv4):ITサービス管理のWebコンソールのポート番号
    ITサービス管理のWebコンソールをHTTPS通信に変更した場合は、スキームに「https」を指定してください。それ以外の場合は「http」を指定します。
    例)
    http://198.51.100.10:18311

手順

  1. /etc/opt/FJSVbsmcom/dashboard.propertiesファイルをテキストエディタで開き、以下の設定を行います。
    • 管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス(IPv4)を変更した場合

      setup.itsm.server.hostの設定を変更します。

      setup.itsm.server.host=管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス(IPv4)
    • ポート番号を変更した場合

      setup.itsm.server.portの設定を変更します。

      setup.itsm.server.port=ITサービス管理のWebコンソールのポート番号
  2. /etc/td-agent/plugin/akp/document/config.jsonファイルをテキストエディタで開き、base_urlの<ITサービス管理の接続先>を変更します。
    {
      "otrs": {
        "otrs.config": {
    …
          "base_url": "<ITサービス管理の接続先>/otrs/nph-genericinterface.pl/Webservice",
    …
    
    
  3. /etc/td-agent/plugin/dashboard/ticket/get_itsm_tickets.jsonファイルをテキストエディタで開き、base_urlの<ITサービス管理の接続先>を変更します。
    {
        "ticket": {
    …
            "ticket.system.config": {
                "base_url": "<ITサービス管理の接続先>/otrs/nph-genericinterface.pl/Webservice",
    …
    
  4. /etc/opt/FJSVbsmana/deleter/config/deleter.confファイルをテキストエディタで開き、「itsm.ticket.search.url」、「itsm.archive_schemas.url」および「itsm.faq.search.url」の<ITサービス管理の接続先>を変更します。
    [TicketDeleter]
    …
    itsm.ticket.search.url = <ITサービス管理の接続先>/otrs/nph-genericinterface.pl/Webservice/Dashboard/TicketIDs
    itsm.archive_schemas.url = <ITサービス管理の接続先>/otrs/nph-genericinterface.pl/Webservice/Dashboard/ArchiveSchemas
    itsm.faq.search.url = <ITサービス管理の接続先>/otrs/nph-genericinterface.pl/Webservice/Dashboard/FAQIDs
    …
    
  5. 運用分析ダッシュボードにログインします。
  6. フィールドの設定を変更します。
    1. Side Navigationの[Management]をクリックします。
    2. [Index Patterns]をクリックします。
    3. [itsm.tickets][itsm.tickets.change_management][itsm.tickets.monitoring_incident][itsm.utilized_knowledge]の各運用データのそれぞれに対して以下を行ってください。
      1. Nameが[TicketNumber]のフィールドの鉛筆アイコン鉛筆をクリックします。

        一覧上部にある検索バーにキーワードを入力することで一覧をフィルタリングできます。

      2. URL templateの<ITサービス管理の接続先>の部分を変更します。
        <ITサービス管理の接続先>/otrs/index.pl?Action=AgentTicketZoom;TicketNumber={{value}} 
      3. [Save field]ボタンをクリックします。
    4. [itsm.tickets]の運用データに対して以下を行ってください。
      1. Nameが[Cluster.ClusterID]のフィールドの鉛筆アイコン鉛筆をクリックします。

        一覧上部にある検索バーにキーワードを入力することで一覧をフィルタリングできます。

      2. URL templateの<ITサービス管理の接続先>の部分を変更します。
        <ITサービス管理の接続先>/otrs/index.pl?Action=AgentExternalObjectOverview;…;WidgetID={{value}} 
      3. [Save field]ボタンをクリックします。
  7. [ITサービス管理画面リンク]ウィジェットの設定を変更します。
    1. Side Navigationの[Visualize]をクリックします。
      ウィジェットの一覧が表示されます。

      ウィジェットの一覧が表示されなかった場合は、再度[Visualize]をクリックしてください。

    2. 表示されているウィジェットの一覧から、[ITサービス管理画面リンク]のウィジェットを選択します。
      一覧上部にある検索バーに、キーワード(ダブルクォーテーションで囲ったもの)を入力することで一覧をフィルタリングできます。
    3. [Markdown]内の<ITサービス管理の接続先>を変更します。
      ### [→ ITサービス管理画面を開く](<ITサービス管理の接続先>/otrs/index.pl)
    4. プレビューボタンプレビューをクリックして、プレビューを確認します。
    5. [ITサービス管理画面リンク]ウィジェットを保存します。
      1. Toolbarの[Save]をクリックします。
      2. 元のウィジェットを上書き保存するため、[Save as a new visualization]のチェックはOFFにします。
      3. [Confirm Save]ボタンをクリックします。
  8. bsm-agentサービスを再起動します。
    # service bsm-agent stop
    # service bsm-agent start