ボリュームにファイルシステム (UFS) を作成する手順を説明します。
ボリュームが起動されていない場合は、ボリュームを起動してから以下の手順を行います。
メイン画面の [設定]:[ファイルシステム構成] を選択し、ファイルシステム構成画面を表示します。
図5.36 ファイルシステム構成
グループ/ディスクの選択
[グループ/ディスク一覧] フィールドから操作の対象となるグループまたはディスクを選択します。
ボリュームの選択
ファイルシステムを作成するボリュームを選択します。
ファイルシステムの属性設定
ボリュームを選択すると、ファイルシステム属性入力フィールド (FSタイプ、マウントポイント、マウント) の入力が可能になります。
図5.37 ファイルシステム属性設定
「FSタイプ」の設定
ファイルシステムタイプを選択します。「ufs」が選択できます。
「マウントポイント」の設定
/etc/vfstab に設定するマウントポイントを入力します。
「マウント」の設定
起動時に自動的にマウントする場合は、「する」を選択し、マウントしない場合は「しない」を選択します。
「する」を選択した場合には、ファイルシステム作成完了後、直ちに指定されたマウントポイントにマウントされます。
ただし、ファイルシステムを作成するボリュームが共用ディスク装置上に存在する場合は、「する」を選択することはできません。
注意
「しない」を選択した場合
「マウント」の設定で「しない」を選択した場合、/etc/vfstab ファイルには、"mount at boot" フィールドに "no" を設定し、マウント情報が追加されています。
用途に応じてマウント情報を変更してください。
ファイルシステムの作成
属性設定が終了した後に、<作成> ボタンをクリックすると、ファイルシステムが作成されます。
すべてのファイルシステムの作成が終了したら、<完了> ボタンをクリックします。
注意
クラスタシステムの場合
クラスタシステムで共用ディスク装置上のボリュームを、ファイルシステムとして使用する場合には、ファイルシステムの作成後、クラスタシステムで使用するための設定が必要です。
共用ディスク装置上に作成されたファイルシステムの設定方法は、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。
注意
1TB 以上に拡張できる、1TB 未満の UFS ファイルシステムを作成する場合
ファイルシステム構成画面で 1TB 未満の UFS ファイルシステムを作成した場合、そのファイルシステムは 1TB 以上に拡張できません。
1TB 未満の UFS ファイルシステムを作成後、1TB 以上に拡張する予定がある場合は、Solaris の newfs -T コマンドを使ってファイルシステムを作成してください。
newfs(1M) コマンドの詳細は、Solaris のマニュアルを参照してください。