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Systemwalker Desktop Patrol トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

2.4.22 配信対象となっていないセキュリティパッチが配信されました

配信対象となっていないセキュリティパッチが配信されました。

対象バージョンレベル

原因

既知障害PG87689が発生している可能性があります。

V13.3.0以前のMCデータを移行する際、グループチェックボックスにチェックが付いているものは監査用テーブルの「自動追加されるソフトウェアも対象」フラグを1(対象)に設定する必要があるが、自動パッチ適用用のセキュリティパッチの場合だけは0(対象外)に設定する必要がある。しかし、誤って無条件に1(対象)を設定した。

そのため、新たに自動パッチ適用用のセキュリティパッチが追加される際に、自動的に監査の対象とする処理が動作していたことにより、ソフトウェア辞書の更新に時間がかかっていた。

確認ポイント

[現象]

以下の条件の場合、ソフトウェア辞書の更新に時間がかかります。

派生する現象として、新たに追加されるセキュリティパッチが自動適用の対象となります。

このとき、特定のエラーメッセージは出力されません。

[環境]

  1. Systemwalker Desktop Patrol V13.3.0 以前から移行したことがある、かつ

  2. Systemwalker Desktop Patrol V13.3.0 以前の時にセキュリティパッチの自動適用機能を使用していた、かつ

  3. “2”の環境下において、自動パッチ適用配下のグループチェックボックスにチェックを付けている。

[発生条件]

  1. 以下のどちらかでソフトウェア辞書の更新を行う、かつ

    • Systemwalkerサポートセンター接続による自動更新

    • SystemwalkerサポートセンターのWebサイトから手動でダウンロードして更新

  2. “1”のソフトウェア辞書の更新内容に、[環境]“3”のグループに追加されるセキュリティパッチが1件以上追加されている。

【補足】

[発生条件]“2”のセキュリティパッチが100件の場合、ソフトウェア辞書の更新は本来約5分で完了しますが、本障害によって10分以上かかります。

対処方法

以下のパッチをお客様環境で作成していただき、実施して頂くことで不整合が解消されます。

  1. データベースのバックアップを採取してください。

  2. 以下のファイルを作成してください。

  1. 上記の4つのファイルを同一のディレクトリに置きdbupdate.batを実行(ダブルクリック)してください。

    「正常終了しました。」が出力されれば完了です。