PRIMEQUEST上で動作するOSをまとめて、Systemwalkerコンソールのノード管理ツリーに自動で登録することができます。
SNMPプロトコル(SNMPv1、SNMPv2C)を使用し運用管理サーバからPRIMEQUESTのMMBノードに対してMIB取得を行います。
そのため、対象となるPRIMEQUESTのMMBノードでは、SNMPエージェントが動作しており、かつ運用管理サーバからMIB情報を取得できる必要があります。
取得したMIB情報により各PRIMEQUESTのMMBノード、およびパーティションを紐付けし、PRIMEQUESTの機器ごとに以下のように振り分けを行います。
振り分け先のフォルダの名前は、MMBの定義「System Name」に設定されている名前になります。
すでにノード管理ツリーに登録されているPRIMEQUESTについては、登録/更新を行いません。「PRIMEQUESTノードの自動振り分け」を使用して更新を行う場合は、ノード管理ツリーから該当するPRIMEQUESTのフォルダを削除してから「PRIMEQUESTノードの自動振り分け」を行ってください。
PRIMEQUESTのノードを自動登録する場合
ノードを検出する
[Systemwalkerコンソール[編集]]画面を起動します。
[ツリー選択]ボックスから[ノード一覧]を選択したあと、ノード一覧ツリーを表示します。
ノード一覧ツリーからPRIMEQUESTが所属するサブネットフォルダを選択し、右クリックで表示されるメニューから[ノードの検出]を選択して、ノード検出を実行します。
監視ツリーを作成する
[Systemwalkerコンソール[編集]]画面を起動します。
[ツリー選択]ボックスから[ノード管理]を選択し、ノード管理ツリーを表示します。
[ファイル]メニューから[監視ツリーの作成]を選択し、[監視ツリーの作成-ノード管理]ダイアログボックスを表示します。
以下の項目を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
[表示名]テキストボックスに、表示名を入力します。
[作成方法]で、[新規作成]または[ノード一覧からコピーして作成]ラジオボタンを選択します。
[ノード一覧からコピーして作成]ラジオボタンを選択した場合は、[OK]ボタンをクリックしたあと、[コピー元フォルダ選択]ダイアログボックスが表示されます。
[フォルダ]を選択し、[OK]ボタンをクリックしてください。
PRIMEQUESTのノードを自動で振り分ける
GUIで登録を行う場合
該当ノードを登録した監視ツリーで、[ファイル]-[PRIMEQUESTノードの自動振り分け]メニューを選択します。
→[PRIMEQUESTノードの自動振り分け]画面が表示されます。
コマンドで登録を行う場合
管理者権限で運用管理サーバにログインします。
【Windows】
ローカルコンピュータ上のAdministratorユーザでログオンします。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)でログインします。
以下のコマンドを実行し、PRIMEQUESTのノードを自動で振り分けます。
【Windows】
mpnmpqmap -t <ツリー名>
コマンドプロンプトで実行します。
【UNIX】
/opt/systemwalker/bin/mpnmpqmap -t <ツリー名>
mpnmpqmap(PRIMEQUESTのノード自動登録コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
なお、コマンドの実行後、結果ファイルの出力先/ファイル名が以下のとおり出力されます。
運用管理サーバがWindows版の場合の出力例
PRIMEQUESTノードの自動振り分けが完了しました。実行結果は、以下のファイルを参照してください。 c:\Systemwalker\mpwalker.dm\mpnetmgr\log\mpnmpqmap.txt
運用管理サーバがUNIX版の場合の出力例
PRIMEQUESTノードの自動振り分けが完了しました。実行結果は、以下のファイルを参照してください。 /var/opt/FJSVfwnm/log/mpnmpqmap.txt