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Systemwalker Centric Manager インターネット適用ガイド DMZ編
FUJITSU Software

A.1.1 秘密鍵、証明書の作成

Systemwalker PKI Managerを使用して発行する場合に、各機能で必要な秘密鍵と証明書を以下に示します。

Systemwalker PKI Managerを使用して発行する場合(運用モデルの場合)

対象システム

機能

必要な証明書/秘密鍵

ファイル
形式

運用管理サーバ

  • S/MIMEを使用したイベント監視

  • SSLを使用した認証、および通信データの暗号化

運用管理サーバの証明書のCA局証明書

DER

運用管理サーバの証明書、および秘密鍵

PKCS#12

業務サーバの証明書

DER

業務サーバの証明書のCA局証明書
(注)

DER

業務サーバ

  • S/MIMEを使用したイベント監視

  • SSLを使用した認証、および通信データの暗号化

業務サーバの証明書のCA局証明書

DER

業務サーバの証明書、および秘密鍵

PKCS#12

運用管理サーバの証明書

DER

運用管理サーバの証明書のCA局証明書
(注)

DER

クライアント

  • 資源配付クライアントのSSLによる認証

業務サーバの証明書のCA局証明書

DER

注)

業務サーバと運用管理サーバの証明書のCA局証明書が異なる場合に必要

注意

Systemwalker Centric Managerでは、自分の証明書として登録できる証明書は、1台のサーバ(クライアント)に1つです。上記の複数の機能を使用する場合は、自システムの証明書として、同じ証明書を使用してください。

Systemwalker PKI Managerの詳細については、Systemwalker PKI Managerのマニュアルを参照してください。

SystemWalker/CentricMGR V5.0L20、5.1以前と混在しない環境で使用する場合

SystemWalker/CentricMGR V5.0L20(以降V5.0L20)以前、またはSystemWalker/CentricMGR 5.1(以降、5.1)以前と混在しない環境で、証明書を使用する場合は、以下の手順で作成してください。

CA局作成時の注意事項

CA局の初期設定時は、エンコード方法として、必ず「PrintableString/BMPString」を選択してください。

秘密鍵を含んだ証明書、証明書、CA局証明書の発行

秘密鍵を含んだ証明書、証明書、CA局証明書を作成し、ファイルに退避します。秘密鍵を含んだ証明書はPKCS#12形式、証明書とCA局証明書はDER形式で発行します。Systemwalker Centric Managerで使用できる証明書のタイプを以下に示します。

  1. 秘密鍵を含んだ証明書を発行します。

    電子メールアドレスを必ず指定します。発行後、PKCS#12形式でダウンロードします。

  2. CA局証明書、証明書を取り出します。

    Webの証明書管理画面で証明書を検索し、DER形式でダウンロードします。

SystemWalker/CentricMGR V5.0L20、5.1以前と混在する環境で使用する場合

V5.0L20以前、5.1以前と混在する環境で、証明書を使用する場合は、以下の手順で作成してください。

CA局作成時の注意事項

CA局の初期設定時に、以下の項目に注意してください。

秘密鍵、証明書、CA局証明書の発行

V5.0L20、5.1以前では、X.509バージョン3形式の証明書をサポートしていません。このため、SystemWalker/CentricMGR V5.0L30(以降、V5.0L30)、およびSystemWalker/CentricMGR 5.2(以降、5.2)以降の環境で運用する場合では、発行方法が異なる部分があります。発行方法を以下に示します。

  1. 証明書タイプを追加します。

    Systemwalker PKI ManagerのCA管理機能のWeb画面で、証明書タイプを追加します。エクステンションが入った証明書は使用できません。したがって、エクステンションを含まないタイプを作成します。

    1. Systemwalker PKI Managerの[証明書タイプ管理]メニューから、Systemwalker Centric Manager用の証明書タイプ名を指定します。「SW」のように任意の値を指定することができます。

    2. 認証局鍵識別子(Authority Key Identifier)、所有者鍵識別子(Subject Key Identifier)などのエクステンションに関するチェックボックスは、すべて選択をはずします。

    3. [追加]ボタンをクリックし、証明書タイプを追加します。

  2. 秘密鍵を含んだ証明書を発行します。

    電子メールアドレスを必ず指定します。証明書のタイプとしてSystemwalker Centric Manager用に登録した証明書タイプ名を選択して発行します。発行後、PKCS#12形式でダウンロードします。

  3. CA局証明書、証明書を取り出します。

    Webの証明書管理画面で証明書を検索し、DER形式でダウンロードします。

    注意

    V5.0L20、および5.1以前から移行する場合、以下の注意が必要です。

    • 証明書管理環境を、作成し直す必要があります。

    • メッセージデータの送信先サーバが、V5.0L20/5.1以前で、送信元サーバが、V5.0L30、および5.2以降の場合は、S/MIMEを使用したイベント監視は使用できません。