Windowsサービスの稼働監視を行うための設定について説明します。
Windowsサービスの稼働監視を行うための設定を行うと、以下のようにSystemwalkerコンソールにメッセージが出力されます。
監視対象のWindowsサービスが稼働中から停止中に変わった場合
次の監視間隔後にSystemwalkerコンソールに以下のメッセージが1回出力されます。
AP:apagt: エラー: 10015: %s が停止しました。
%s:監視対象のWindowsサービス名
監視対象のWindowsサービスが停止中から稼働中に変わった場合
次の監視間隔後に、Systemwalkerコンソールに以下のメッセージが1回出力されます。
AP:apagt: 情報: 10014: %s が起動しました。
※%s:監視対象のWindowsサービス名
Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧で確認が必要な場合は、イベント監視の条件定義で設定してください。イベント監視の条件定義の設定方法は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“[Systemwalkerコンソール]にメッセージを通知する”を参照してください。
設定方法
Windowsサービスの稼働監視を行う場合は、運用管理サーバで以下の設定を行います。
以下のファイルを、共通管理用ディレクトリにコピーします。
登録するスクリプトファイル
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\apaMonitorServ.swt
監視対象のWindowsサービスの情報を設定するための定義ファイル
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\apaMonitorServ.ini.swt
上記のファイルを、以下の共通管理用ディレクトリにコピーします。スクリプトファイルと定義ファイルは、必ず同じディレクトリにコピーしてください。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\script\scpol\任意のディレクトリ
apaMonitorServ.ini.swtに、監視対象のWindowsサービスの情報を定義します。
以下の情報を定義します。
稼働監視間隔
稼動監視スクリプトのメッセージ設定
ノードの設定
監視対象サービスの登録名
監視対象サービス名
apaMonitorServ.ini.swtの設定方法については、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”の“Windowsサービス稼働監視”を参照してください。
例)
以下の監視条件の場合のapaMonitorServ.ini.swtの設定例
ノード「node_1」で、「service1」と「service2」を、監視間隔10分で監視
ノード「node_2」で、「service3」を監視間隔30分で監視
[Script_MonitorService] <node_1> MonitorInterval=10 [Service_1] Service_Name=service1 [Service_2] Service_Name=service2 <node_2> MonitorInterval=30 [Service_1] Service_Name=service3
監視対象のWindowsサービスを変更する場合は、運用管理サーバで上記の定義ファイルを編集し、ポリシーの再配付を行ってください。
Windowsサービスの稼働監視を行うためのスクリプトファイルと監視対象のWindowsサービスの情報を設定するための定義ファイルを、スクリプト制御に登録し、監視対象の運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバへ配付します。
スクリプトと定義ファイルを登録します。
[Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[監視]-[監視ポリシー]を選択します。
→[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。
[オプション]メニューの[カスタムモード表示]を選択したあと、[設定対象]-[スクリプト]-[動作設定]を選択します。
[操作]-[新規作成]メニュー、または[操作]-[更新]メニューを選択します。
[ポリシー名]、[コメント名]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[スクリプト(動作設定)]ダイアログボックスが表示されます。
[追加]ボタンをクリックします。
→[スクリプト追加]ダイアログボックスが表示されます。
以下のスクリプトファイルを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
apaMonitorServ.swt
apaMonitorServ.ini.swt
→[スクリプト(動作設定)]ダイアログボックスが表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
Windowsサービスの稼働監視を行うスクリプトを使用するために、スクリプトの自動起動機能の設定を行います。
[ポリシー]メニューから[監視]-[監視ポリシー]を選択します。
→[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。
[オプション]メニューの[カスタムモード表示]を選択した後、[設定対象]-[スクリプトの設定]を選択します。
[操作]-[新規作成]メニュー、または[操作]-[更新]メニューを選択します。
→[スクリプト(動作設定)]ダイアログボックスが表示されます。
[登録スクリプト一覧]から、「apaMonitorServ.swt」を選択し、[自動起動する]のチェックボックスをチェックします。
自動起動の詳細な設定をする場合は、[詳細設定]ボタンをクリックし、[スクリプト自動起動設定]ダイアログボックスを起動します。
監視対象のWindowsサービスの情報を特定するため、定義ファイルで設定したノード名を入力します。
255バイト以内で入力します。
すべての監視ノードに共通の設定で監視を行う場合には、ここでの設定は不要です。
スクリプトが格納されているディレクトリを選択します。
自動起動の設定方法については、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”の“ポリシーの設定”を参照してください。
スクリプトをポリシー配付します。
ポリシー配付については、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”の“ポリシー配付”を参照してください。