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Systemwalker Centric Manager LAN二重化運用管理ガイド
FUJITSU Software

4.1 状態遷移メッセージを監視する

PRIMECLUSTER GLS、PRIMECLUSTERの状態遷移のメッセージを監視する場合は、情報レベルのsyslogも監視するように定義を追加する必要があります。以下の方法で設定します。

また、情報レベルのsyslogを収集するときに、不要なメッセージは収集しないようにフィルタリングしてください。フィルタリングの詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

syslog.conf、またはrsyslog.confを設定する

以下にsyslog.conf、またはrsyslog.confの設定手順を説明します。

  1. /etc/syslog.conf、または/etc/rsyslog.confを編集し、情報(info)レベルのイベントをシステム監視のファイルに出力するように設定します。(facility はuserになります。)

    Solarisでは、/etc/syslog.confに空白を記述すると、syslogdが正しくメッセージをSystemwalkerに通知しません。パラメタの区切りはタブを使用してください。

    【Solaris】

    • 変更前

      *.warning /var/opt/FJSVsagt/fifo/slg
    • 変更後

      *.warning;user.info    /var/opt/FJSVsagt/fifo/slg

    【Red Hat Enterprise Linux 6】

    • 変更前

      *.warning |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg;FJSVsagtTemplate
    • 変更後

      *.warning;user.info |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg;FJSVsagtTemplate

    Red Hat Enterprise Linux 7以降】

    • 変更前

      *.warning |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg;RSYSLOG_TraditionalFileFormat
    • 変更後

      *.warning;user.info |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg;RSYSLOG_TraditionalFileFormat

    上記以外のLinux】

    • 変更前

      *.warning |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg
    • 変更後

      *.warning;user.info    |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg
  2. 以下を実施してください。

    【Red Hat Enterprise Linux 6.3以降

    以下のコマンドを実行し、rsyslogサービスを再起動してください。

    • Red Hat Enterprise Linux 6の場合

      service rsyslog restart
    • Red Hat Enterprise Linux 7以降の場合

      systemctl restart rsyslog.service

    【Red Hat Enterprise Linux 6.0/Red Hat Enterprise Linux 6.1/Red Hat Enterprise Linux 6.2

    以下のコマンドを実行し、rsyslogdに対して、HUPシグナルを送り定義変更を行ったことを通知してください。

    ps -ef | grep rsyslogd
    kill -HUP <上記で求めたプロセスID>

    上記以外のLinux】

    以下のコマンドを実行し、syslogdに対して、HUPシグナルを送り定義変更を行ったことを通知してください。

    ps -ef | grep syslogd
    kill -HUP <上記で求めたプロセスID>

    注意

    Solaris 10以降zoneを作成している場合

    Solaris 10以降でzoneを作成している場合は、定義変更を行ったzoneのsyslogdに対して、HUPシグナルを送ります。なお、ログインしているzoneのzone名は「/usr/bin/zonename」コマンドで確認できます。

    ps -Zef | grep syslogd | grep `/usr/bin/zonename`
    kill -HUP <上記で求めたプロセスID>