PRIMECLUSTER GLS、PRIMECLUSTERの状態遷移のメッセージを監視する場合は、情報レベルのsyslogも監視するように定義を追加する必要があります。以下の方法で設定します。
また、情報レベルのsyslogを収集するときに、不要なメッセージは収集しないようにフィルタリングしてください。フィルタリングの詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
syslog.conf、またはrsyslog.confを設定する
以下にsyslog.conf、またはrsyslog.confの設定手順を説明します。
/etc/syslog.conf、または/etc/rsyslog.confを編集し、情報(info)レベルのイベントをシステム監視のファイルに出力するように設定します。(facility はuserになります。)
Solarisでは、/etc/syslog.confに空白を記述すると、syslogdが正しくメッセージをSystemwalkerに通知しません。パラメタの区切りはタブを使用してください。
【Solaris】
変更前
*.warning /var/opt/FJSVsagt/fifo/slg
変更後
*.warning;user.info /var/opt/FJSVsagt/fifo/slg
【Red Hat Enterprise Linux 6】
変更前
*.warning |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg;FJSVsagtTemplate
変更後
*.warning;user.info |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg;FJSVsagtTemplate
【Red Hat Enterprise Linux 7以降】
変更前
*.warning |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg;RSYSLOG_TraditionalFileFormat
変更後
*.warning;user.info |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg;RSYSLOG_TraditionalFileFormat
【上記以外のLinux】
変更前
*.warning |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg
変更後
*.warning;user.info |/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg
以下を実施してください。
【Red Hat Enterprise Linux 6.3以降】
以下のコマンドを実行し、rsyslogサービスを再起動してください。
Red Hat Enterprise Linux 6の場合
service rsyslog restart
Red Hat Enterprise Linux 7以降の場合
systemctl restart rsyslog.service
【Red Hat Enterprise Linux 6.0/Red Hat Enterprise Linux 6.1/Red Hat Enterprise Linux 6.2】
以下のコマンドを実行し、rsyslogdに対して、HUPシグナルを送り定義変更を行ったことを通知してください。
ps -ef | grep rsyslogd kill -HUP <上記で求めたプロセスID>
【上記以外のLinux】
以下のコマンドを実行し、syslogdに対して、HUPシグナルを送り定義変更を行ったことを通知してください。
ps -ef | grep syslogd kill -HUP <上記で求めたプロセスID>
注意
Solaris 10以降でzoneを作成している場合
Solaris 10以降でzoneを作成している場合は、定義変更を行ったzoneのsyslogdに対して、HUPシグナルを送ります。なお、ログインしているzoneのzone名は「/usr/bin/zonename」コマンドで確認できます。
ps -Zef | grep syslogd | grep `/usr/bin/zonename` kill -HUP <上記で求めたプロセスID>