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Systemwalker Centric Manager LAN二重化運用管理ガイド
FUJITSU Software

2.1 管理対象

Systemwalker Centric Managerでは、以下の運用形態を管理します。

NIC切替方式

Systemwalker Centric Manager の業務サーバで、PRIMECLUSTER GLSをNIC切替方式で使用した場合のサポート形態を以下に示します。

NIC切替時の特徴を、以下に示します。

非クラスタシステムでNIC切替運用する場合の運用モデル

クラスタシステムでNIC切替運用する場合の運用モデル

注意

Systemwalker Centric Managerが動作する引継ぎ方式は、論理IPアドレス引継ぎです。物理IPアドレス引継ぎI、物理IPアドレス引継ぎIIを選択した場合、動作しません。

Global Enterprise Edition(運用管理サーバ)をNIC切替(論理IP引継ぎ)運用し、通信経路を二重化したSVPMと連携する場合の運用モデル

以下の操作を行います。

高速切替方式

Systemwalker Centric Manager の業務サーバで、PRIMECLUSTER GLSを高速切替方式で使用した場合の特徴、およびサポート形態を以下に示します。

注意

Global Enterprise Edition(運用管理サーバ)とGSおよびSURE間の通信において高速切替方式を使用することはできません。

非クラスタシステムでの運用モデル

クラスタシステムでの運用モデル

業務サーバ自身のIPアドレスの定義

クラスタシステムで高速切替運用する場合、以下の操作により、業務サーバに業務サーバ自身のIPアドレスを定義します。

  1. 業務サーバの自IPアドレスを定義します。

    以下のコマンドを実行し、業務サーバの通信用IPアドレスを定義します。opasetip(通信用IPアドレス定義コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

    /opt/systemwalker/bin/opasetip -n 送信先ホスト名 -i 仮想インタフェースのIPアドレス -i6 仮想インタフェースのIPアドレス       ………(注)
    注)

    引継ぎ仮想インタフェースのIPアドレスではなく、仮想インタフェースのIPアドレスを指定します。

    -iオプションにはIPv4アドレスを、-i6オプションにはIPv6アドレスを指定します。

    業務サーバのIPアドレスがIPv4アドレスだけの場合はIPv4アドレスだけを指定します。業務サーバのIPアドレスがIPv6アドレスだけの場合はIPv6アドレスだけを指定します。

  2. Systemwalker Centric Manager を再起動します。

    以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr
    /opt/systemwalker/bin/scentricmgr

)

クラスタシステムで高速切替運用する場合の運用モデルの例を以下に示します。

IPアドレスをそれぞれ以下のとおりに設定します。

インタフェース

IPアドレス

IP-A1

10.10.10.1

IP-B1

10.10.20.1

IP-C1

10.10.30.1

IP-A2

10.10.10.2

IP-B2

10.10.20.2

IP-C2

10.10.30.2

IP-A3

10.10.10.3

IP-B3

10.10.20.3

IP-C3

10.10.30.3

IP-D

10.10.30.10

Node2(運用系)のファイル名

/opt/systemwalker/bin/opasetip -n 10.10.30.1 -i 10.10.30.2

Node3(待機系)のファイル名

/opt/systemwalker/bin/opasetip -n 10.10.30.1 -i 10.10.30.3