【メッセージの意味】
“ファイル種別”がありません。
“ファイル種別”が、“RSCTYPE”の場合
RSCTYPEファイルが存在しない。または、RSCTYPEファイルにアクセスできませんでした。
“ファイル種別”が、“DEF”の場合
定義情報ファイルが存在しない。または定義情報ファイルにアクセスできませんでした。
“ファイル種別”が、“管理ファイル”の場合
DRMS管理ファイル異常です。根本原因は、端末使用者がダウンロード処理中に電源強制断等が考えられます。
【対処方法】
“ファイル種別”が、“RSCTYPE”の場合
資源配付クライアントのインストールディレクトリに“RSCTYPE”ファイルが存在しているか否かを確認してください。
“RSCTYPE”ファイルが存在しない場合は資源配付クライアントを再インストールしてください。“RSCTYPE”ファイルが存在する場合はログインユーザに資源配付クライアントのインストールティレクトリへのアクセス権が設定されていないと考えられますので、アクセス権(Write権)を設定してください。
“ファイル種別”が、“DEF”の場合
資源配付クライアントのセットアップ機能(インストール時に動作環境定義、または資源配付クライアントのセットアップ機能:SETDRMS.exe)を動作させずにダウンロード機能を動作させたと考えられます。正しくセットアップを実施してください。また、セットアップ機能を使用して動作環境定義を実施している場合は資源配付クライアントのインストールディレクトリに“DEF”ファイルが存在しているか否かを確認してください。
“DEF”ファイルが存在しない場合は資源配付クライアントのセットアップ機能を使用して動作環境定義を実施してください。“DEF”ファイルが存在する場合はログインユーザに資源配付クライアントのインストールティレクトリへのアクセス権が設定されていないと考えられますので、アクセス権(Write権)を設定してください。
“ファイル種別”が、“管理ファイル”の場合
環境設定でDRMS管理ファイルを作成してから実行してください。または、同一設定で、正常にダウンロード・セットアップが可能なクライアントのDRMS管理ファイルをコピー(元の異常の管理ファイルディレクトリは削除した上で正常のものをコピー)して復旧してください。
【メッセージの意味】
“ファイル種別”がほかのプログラムで使用中です。
【対処方法】
“ファイル種別”を使用中のプログラムを終了させて、ファイルを解放してください。
【メッセージの意味】
本メッセージは、資源配付のファイルアクセス系でエラーとなった場合に出力されるメッセージです。考えられる主な原因には以下のものがあります。
“適用先ドライブ”の場合
適用先にFAT32のドライブを指定しています。
“listfile”の場合
以下の条件の場合に発生します。
メンテナンス版数運用の場合かつ
定義された業務数が1業務の場合かつ
上記業務を版数管理業務として指定している場合
メンテナンス版数運用する場合には、版数管理業務を使用しないでください。
“適用先dir”の場合
適用先ディレクトリの作成に失敗しています。考えられる原因を以下に示します。
適用先ディレクトリを作成する階層に同名のファイルが存在している。
適用先ディレクトリはすでに存在しているが、そのディレクトリが圧縮ディレクトリである。(Windows NT系システムのみ)。
適用先ディレクトリの上位ディレクトリにアクセス権がない。
適用先ディレクトリのインデックス属性が外れている。すなわち、適用先ディレクトリのプロパティで、「検索を速くするため、このフォルダにインデックスをつける」が無効になっている。
“sys”の場合
クライアント側のファイルI/Oエラーですが、DRMS管理ファイルが壊されている可能性が高いと思われます。
“適用先ファイル”の場合
本メッセージが出力される要因は、以下が考えられます。
DRMS管理ファイルのSYSLEVELディレクトリのファイルI/O(アクセスが拒否されました)に失敗しています。クライアント環境を変更したという可能性があります。
Windows Vista以降を使用している環境で、資源の適用先としてWindows リソース保護 (WRP)により保護された領域を使用している可能性があります。
“受信ファイル”の場合
サーバからダウンロードした資源を、一旦%TMP%を使用して、展開しようとしますが、その際のファイルオープンにerrno=32(ほかのプロセスがファイルを使用しているため、プロセスはそのファイルにアクセスできません。)がシステムから復帰してきて失敗しているケースがあります。
考えられる原因としては、以下のようなことがあります。
ウィルスチェックソフトがリアルタイム監視していて、該当ファイルが使用中状態のままになってしまった。
本クライアントで%TMP%ディレクトリを定期的にI/Oするような仕組みがある。
“STS”の場合
本メッセージが出る可能性としては、以下の要因が考えられます。
管理ファイルを持つドライブの容量が不足した。
クライアント側の管理ファイルが何らかの理由(電源断、等)で破壊されてしまった。
まず1)の要因がないか、管理ファイルを持つドライブの空き容量とダウンロード資源の大きさを確認してください。問題ないようなら、2)の可能性があります。
“%tmp%\drmswk\setdrms”の場合
以下の要因が考えられます。
%tmp%\drmswk\setdrmsのディレクトリ作成エラー
DRMS管理ファイル配下の情報をテンポラリ(%tmp%\drmswk\setdrms)へ退避するときのI/Oエラー
%drmsc%\drmsparmファイルをTMP(%tmp%\drmswk\setdrms)に退避するときのI/Oエラー
“.exp”の場合
資源配付クライアント側の資源適用処理で、圧縮された資源を解凍(expand)しようとした際にエラーが発生しています。以下の要因が考えられます。
%TMP%のディスク容量不足による、テンポラリなファイルI/Oエラーが発生
→ 容量不足、ファイル競合、書き込み権限(NT系OSの場合)
配付されてきた資源自体に異常があり、圧縮されたファイルの解凍ができなかった。
→ 資源登録時にディスク容量不足でcompressが正常に資源の圧縮処理を完了していなくてデータ異常が発生している可能性あり。(資源配付側にはcompressは正常復帰しているのでエラー検知できないというMS仕様による問題)
Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEリソースキットのcompress.exeの問題が影響している可能性があります。
→ compress.exe で圧縮したファイルの展開が異常復帰となるMS障害
“TMPDIR”の場合
%TMP%で指定されているディレクトリ(ドライブ)のディスク容量不足が考えられます。
“管理ファイル”の場合
DRMS管理ファイル異常です。ダウンロード処理中の電源断等により、管理ファイル異常に至っております。
“DRMS管理ファイルディレクトリ\mainte.log”の場合
mainte.logファイルのアクセス処理で失敗しています。以下の要因が考えられます。
人為的要因:エディタでmainte.logファイルを使用している。
アプリ介入:アプリケーションがmainte.logファイルをロックして使用している。
ウィルスソフト:DRMS管理ファイルおよび%drmsc%が検索対象となっている。
“wsagent.ini”の場合
資源配付クライアント機能が実行直後にエラーに至っています。DRMS管理ファイルディレクトリ,%drmsc%,%tmp%の何れかにアクセス権限がないことが考えられます。
“MNTDIR”の場合
DRMS管理ファイル異常です。管理ファイル内に個別メンテナンス版数名を管理するMNTVLファイルと個別メンテナンス版数名を使った“#個別メンテナンス版数名”ディレクトリがありますが、MNTVLファイルに存在する個別メンテナンス版数名に対応する“#個別メンテナンス版数名”ディレクトリが存在していません。何らか操作によって、DRMS管理ファイルの情報が削除された可能性があります。
【対処方法】
“適用先ドライブ”の場合
適用先にFAT32形式でフォーマットされたドライブを指定しないでください。
“listfile”の場合
クライアント側のdrms管理ファイル内のlistディレクトリを削除してください。
クライアント側のセットアップ機能より、業務情報設定を選択し、版数管理業務の指定を外してください。
再度ダウンロードを実行してください。
“適用先dir”の場合
以下の対処を行った後、再度ダウンロードしてください。
適用先ディレクトリを作成する階層に、存在する同名のファイルの改名/移動を行ってください。
圧縮ディレクトリは扱えないので、非圧縮形式のディレクトリを適用先ディレクトリに設定してください。
ログインユーザに上位ディレクトリのアクセス権を与えてください。
エクスプローラで適用先ディレクトリのプロパティを開き、「検索を速くするため、このフォルダにインデックスをつける」を有効にしてください。
“sys”の場合
以下の対処を行った後、再度ダウンロードしてください。
chkdskコマンドを実行して、ディスクの内容を修復してください。
本クライアントのDRMS管理ファイルをマスタクライアントやバックアップから復元して復旧してください。
“適用先ファイル”の場合
クライアントのDRMS管理ファイル配下にあるSYSLEVELディレクトリのファイルアクセス権を見直し、ダウンロード処理を実行するユーザがアクセスできるようにした後、再度ダウンロードしてください。あるいは、適用先ドライブのアクセス権を everyone フルコントロールにしてください。
“受信ファイル”の場合
顧客先のクライアントの環境%TMP%を確認してください。%TMP%\drmswkディレクトリをウィルスチェック対象外にしてください。なお、再現性があり、かつ原因の特定に至らない場合は、技術員にご連絡ください。
“STS”の場合
2)の場合の対処方法として、以下を行ってください。
クライアントのDRMS管理ファイルのバックアップがある場合、バックアップからリストアします。
バックアップがない場合、同じ接続先サーバから同じ資源をダウンロードする設定となっているほかのクライアントのDRMS管理ファイルをコピーし、ダウンロードした最新世代情報をセットアップで元に戻し最新レベルのダウンロードを行うことで復旧可能です。
“%tmp%\drmswk\setdrms”の場合
以下に示す原因を取り除いてください。
容量不足、書き込み権限(NT系OSの場合)
ファイル競合、容量不足等
ファイル競合(%drmsc%\drmsparmファイル)
“.exp”の場合
原因で示す要因を取り除いてください。
容量不足ならディスク空きスペース確保、ファイル競合ならファイルを使用しているプログラムの停止を行う、権限の問題なら書き込み権限を付加する対処を行った後、適用処理をリトライしてください。
配付した資源を一旦削除して、資源の再登録を行い、再配付してください。
Windows 2000またはWindows NTのリソースキットに含まれるcompress.exeを利用してください。
以下のURL(マイクロソフト社のサポート技術情報)を参照してください。(SRF040609635676)
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;885038
“TMPDIR”の場合
クライアントの%TMP%ディレクトリのディスク容量不足を解消してください。
“管理ファイル”の場合
壊れたDRMS管理ファイルはリネームするか削除し、同一資源をダウンロードする別の問題のないクライアントからDRMS管理ファイルをコピーして復旧してください。
“DRMS管理ファイルディレクトリ\mainte.log”の場合
ダウンロード機能が動作するタイミングでmainte.logファイルのアクセス競合が発生しないように対応してください。
人為的要因:エディタ終了
アプリ介入:タイミング変更
ウィルスソフト:DRMS管理ファイルおよび%drmsc%を検索対象外とする
“wsagent.ini”の場合
ダウンロード機能の実行ユーザがDRMS管理ファイルディレクトリ,%drmsc%,%tmp%のいずれにもアクセス可能か、確認願います。
アクセスできない場合はアクセス可能な状態にしてください。
【発生事例】
Windows XPの制限付きアカウントでログオンした場合、資源配付ダウンロード機能がまともに使えません。Administratorでログオンした場合は、正常に動作します。
ダウンロード機能を実行すると、約3分後にダウンロード画面(背景のみ)が表示され、約20秒で資源配付のウィンドウが終了する。
セットアップ機能を実行すると、以下のエラーが出力される。
「KZBY152 wsagent.iniの処理で異常が発生しました。」
“MNTDIR”の場合
壊れたDRMS管理ファイルはリネームするか削除し、同一資源をダウンロードする別の問題のないクライアントからDRMS管理ファイルをコピーして復旧してください。
【メッセージの意味】
考えられる主な原因には以下のものがあります。
“ファイル種別”を格納するドライブの容量が不足しています。
“ファイル種別”が「管理ファイル」の場合には、ポリシー配付で、業務名「INITJOB」を削除している、または、クライアントの先頭業務によるサーバからの業務構成設定を使用して、先頭業務を削除しています。
“ファイル種別”が“sts”の場合は、DRMS管理ファイル内にすでに存在する情報(stsファイル)に異常があるか、または、環境変数tmpにstsファイルが作成できない場合が考えられます。
“ファイル種別”が“%drmsc%”の場合は、以下の要因が考えられます。
%drmsc%と「管理ファイル格納ディレクトリ」が同じ場所である。
【対処方法】
管理ファイルの場合
容量の見積もりを再度実施してください。
ポリシー配付による業務名「INITJOB」の削除、または、サーバからの業務構成設定による先頭業務を削除はできません。削除する必要がある場合は、クライアントの資源配付クライアント設定を使用して削除してください。
また、DRMS管理ファイルのディレクトリ権限を確認してください。権限は「Everyone-フルコントロール」としてください。
適用先の場合
前回より資源が大きくなっている可能性があります。十分な容量を用意して再度処理を実施してください。
stsの場合
環境変数tmpにアクセスできる環境にあるか確認してください。アクセス可能な場合は、DRMS管理ファイル異常の可能性が高いので、壊れたDRMS管理ファイルはリネームするか削除し、同一資源をダウンロードする別クライアントの問題がないDRMS管理ファイルをコピーして復旧してください。または環境設定でDRMS管理ファイルを再作成してください。
“%drmsc%”の場合
DRMS管理ファイルの設置場所は、%drmsc%とは別の場所に確保してください。
なお、“ファイル種別”は“資源配付クライアントの管理ファイル”を参照してください。
【メッセージの意味】
パラメタ格納ファイル中に足りない項目が存在します。
【対処方法】
資源配付クライアント設定を起動して情報を設定してください。
【メッセージの意味】
適用先ディレクトリに適用ファイル名と同名のディレクトリが存在しています。
考えられる主な原因には以下のものがあります。
利用者が登録したファイル名の場合
適用先ディレクトリに適用ファイル名と同名のファイルが存在しています。
“.cmp”の場合
%tmp%に作業ディレクトリを作成し、圧縮指定で登録されている資源をexpandするためのテンポラリ処理で失敗しているようです。サーバ側のエラーメッセージにファイル名が記載されています。
【対処方法】
利用者が登録したファイル名の場合
ディレクトリ名を変更するか、または削除してください。
“.cmp”の場合
%tmp%のディスク容量不足はないか、%tmp%に同一ファイルが存在しないか確認し、問題があれば対処し、再ダウンロード処理を実施してください。
【メッセージの意味】
バックアップ情報の作成処理でエラーとなった場合に出力されるメッセージです。考えられる主な原因には以下のものがあります。
一時的なファイルのアクセスエラーが発生している。
アプリケーションの競合が考えらます。
(ワクチンソフト等のファイルチェック辺りが通常考えられるパターンです。)
資源配付クライアントのインストール先容量不足が発生している。
資源配付クライアントのインストール先または管理ファイルが破壊されている。
【対処方法】
以下の対処方法を行い、再度[資源配付クライアント設定]を行ってください。
アプリケーションの競合が原因の場合
アプリケーションの競合が原因だった場合には、競合アプリを停止してください。
資源配付クライアントのインストール先容量不足の場合
インストール先の容量を十分に空けてください。
資源配付クライアントのインストール先または管理ファイルが破壊されている場合
chkdskコマンドを実行して、ディスクの内容を修復してください。また、管理ファイルが破壊されている場合には、マスタクライアントやバックアップから管理ファイルを復元してください。