対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
AIX版:11.0以降
HP-UX版:11.0以降
原因
マニュアル「Systemwalker Centric Manager 導入手引書 -UNIX共通-」の「C.1.1 デーモン起動制御ファイルのカスタマイズ」の性能監視(FJSVspmex)の備考欄に記載されているコマンド「setupsea.sh」が存在しないため、サーバ性能監視が不要な場合などに、性能監視拡張エージェントの起動抑止ができません。
対処方法
以下の手順で性能監視拡張エージェント(FJSVspmex)を起動抑止してください。
[Solaris版の場合]
以下のコマンドを実行して性能監視拡張エージェントを停止します。
# /opt/FJSVspmex/etc/rc/K00swpmexa stop |
以下のコマンドを実行して性能監視拡張エージェントの環境を初期化します。このとき、SNMPエージェントが停止します。
# /opt/FJSVspmex/etc/rc/setupsea.sh -u |
以下のコマンドを実行し、SNMPエージェントを起動します。
# /etc/init.d/init.snmpdx start |
以下のファイルを vi などで編集し、Systemwalker Centric Manager の起動時に性能監視拡張エージェントが起動しないようにします。
V13.1.0以降の場合
ファイル名 | /etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/rc2.ini |
5.2.1以前および10.1からV13.0.0の場合
ファイル名 | /etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/rc3.ini |
10.0の場合
ファイル名 | /etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/start_fw.ini |
[修正前]
DAEMONXX="/opt/FJSVspmex/etc/rc/swpmexa start" |
[修正後]
#DAEMONXX="/opt/FJSVspmex/etc/rc/swpmexa start" |
※先頭に "#" を付加し、コメント行にします。
※XXは、ご利用の版またはインストール種別により異なります。
※ほかのDAEMONはコメント行にしないでください。
なお、性能監視拡張エージェントを起動抑止される場合、性能監視拡張エージェントをプロセス監視の監視対象から外してください。
[Linux版の場合]
以下のコマンドを実行してアンセットアップします。
$ /opt/FJSVspmex/etc/rc/setupRelay.sh -u |
以下のファイルを削除します。
/opt/FJSVspmex/etc/rc/swpmexa |
SNMPエージェント(snmpd)も一緒に停止されるため、以下のコマンドで再起動します。
【Red Hat Enterprise Linux 6以前】
$ /etc/init.d/snmpd start |
【Red Hat Enterprise Linux 7以降】
$ systemctl start snmpd |
[AIX版の場合]
以下のコマンドを実行してアンセットアップします。
$ /opt/FJSVspmex/etc/rc/setup.sh -u |
SNMPエージェント(snmpd)も一緒に停止されるため、以下のコマンドで再起動します。
$ startsrc -s snmpd |
[HP-UX版の場合]
以下のコマンドを実行してアンセットアップします。
$ /opt/FJSVspmex/etc/rc/setup.sh -u |
SNMPエージェント(snmpd)も一緒に停止されるため、以下のコマンドで再起動します。
SNMPエージェントの起動方法は、 /sbin/SnmpAgtStart.d 配下に存在するファイルのうち、ファイル名が「S」ではじまり、2文字目以降の数字が小さいものを start パラメタで指定して実行します。
$ /sbin/SnmpAgtStart.d/SxxScriptName start |
→「SxxScriptName」は任意のスクリプト名を意味します。