対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
確認ポイント
動作時間をポーリング間隔で設定しているか、時刻指定で設定しているか確認してください。
設定しているポリシー数を確認してください。
原因
ポーリング間隔指定の場合
ポリシー設定の「ポーリング間隔」は、前回の監視終了時から次の監視開始までの間隔を指定するものです。1回の監視に要する時間によって、ポーリング監視の開始時間は変化しますので、ポーリング間隔に指定した間隔でポーリング監視が開始されるわけではありません。以下に例を示します。
また、ネットワーク管理のポリシーによる監視は、監視の多重度として最大10個のポリシーを同時に監視しますので、10個を超えるポリシーが設定された場合は、11個目のポリシーによる監視は、最初の10個のうちどれか1つが終了した時点で開始されます。そのため、ポリシー数が膨大になると、各ポリシーの監視開始時刻に大幅なばらつきが生じます。
時刻指定の場合
ポリシー設定の「時刻指定」は、監視の開始時刻を指定します。ただし、監視の多重度である10個を超える数のポリシーを全く同じ時刻指定とした場合は、監視の開始時刻が保証されるのは10個までとなります。それ以外の監視は、先に開始された処理が完了した時点で開始されます。
また、設定時刻の間隔が監視時間より短い場合は、監視がスキップされます。
対処方法
サブネットフォルダ単位、または部門フォルダ単位にポリシーを設定することでポリシー数を削減し、現象が回避されるかを確認してください。
また、1回の監視の所要時間は、“Systemwalker CentricMGR 性能ガイド”の“2.3.1 ネットワーク監視”に記載していますので、ポリシー設定時の参考情報として参照してください。