エラーメッセージ
MpFwSetup:マウントポイントの作成およびマウントに失敗しました。 |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
確認ポイント
以下の条件をすべて満たすことを確認してください。
mpsupcltコマンドを実行時に“-m”で指定する共有資源用パーティションのマウントポイントに“/SWFWDB”を指定している。
“Systemwalker Centric Manager環境作成”でRDB管理情報の作成先指定時にデバイス名を指定している(共有ディスク上の任意のディレクトリは指定していない)。
原因
クラスタセットアップコマンド(mpsupcltコマンド)実行時、“-m”で指定する共有資源用パーティションのマウントポイントに“/SWFWDB”を使用する場合、“Systemwalker Centric Manager環境作成”ではRDB管理情報の作成先にデバイス名を指定する事ができません。
RDB管理情報の作成先指定時に、ディレクトリではなくデバイス名を設定した場合、マウントポイントとして“/SWFWDB”を固定で使用します。そのため共有資源用パーティションのマウントポイントに“/SWFWDB”を使用する場合、使用するマウントポイントが同じになることでマウント処理が失敗し、コマンドが異常終了となります。
対処方法
以下のどちらかの対処を行ってください。
共有資源用パーティションのマウントポイント“/SWFWDB”の名前が変更可能な場合
“/SWFWDB”アンマウント後、共有資源用パーティションのマウントポイントを“/SWFWDB”以外に変更し、再度クラスタのセットアップ手順を実施してください。その際“/SWFWDB”ディレクトリは削除してください。
共有資源用パーティションのマウントポイント“/SWFWDB”の名前が変更不可能な場合
再度クラスタのセットアップ手順を実施し、mpsupcltコマンドを実行時の指定は変えずに、“Systemwalker Centric Manager環境作成”でRDB管理情報の作成先に“/SWFWDB”を指定します(デバイス名入力時に一度リターンを押下しパスを入力します)。ただし、この場合「RDB管理情報デバイスにRDB管理情報専用パーティション上の任意のディレクトリを指定している場合」となり、手順に影響が出ますので注意してください。詳細は、“Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ クラスタ適用ガイド”を参照してください。
上記対処後も同様の問題が発生する場合は、保守情報収集ツールですべての機能の資料を収集し、技術員に調査依頼をしてください。