Systemwalker Centric Manager GEEは、TCP/IPネットワーク上のUNIXシステムやWindowsシステムを監視する機能に加えて、グローバルサーバ、SURE SYSTEM、Millennium Global ServerおよびS390ファミリ、PRIMEQUEST(以降、これらを併せてホストと呼びます)を監視・操作することができます。
監視対象
Systemwalker Centric Manager GEEでは、以下のシステムを監視・操作することができます。
グローバルサーバ上の、OS IV/MSP、OS IV/F4 MSPおよびOS IV/XSP
SURE SYSTEM上の、SXO
Millennium Global ServerおよびS390ファミリ(IBM)上の、OS/390(R)
PRIMEQUEST上の、OS IV/XSP (注)
注)
PRIMEQUEST上でOS IV/XSPを動作させるには、オプション製品(OS IV/XSP動作機構)が必要です。
本書では、OS IV/MSPを「MSP」、OS IV/F4 MSPを「F4 MSP」、OS IV/XSPを「XSP」と呼びます。
また、Systemwalker Centric Manager GEEは、SVPM、SVPM-SおよびFTOPS-IIと連携することができます。SVPM、SVPM-SまたはFTOPS-IIと連携した場合は、さらに以下のシステムを監視・操作ができるようになります。
グローバルサーバ上の、AVM/EXおよびAVM/EXSに対する監視・操作
グローバルサーバの、ハードウェア異常(CPU、周辺機器)の監視
本書では、AVM/EXとAVM/EXSを併せて、AVM/EXと呼びます。
Systemwalker Centric Manager GEEが連携するSVPM、SVPM-SおよびFTOPS-IIは以下のとおりです。本書では特に区別する必要がない場合は、SVPM、SVPM-SとFTOPS-IIを併せて、SVPMと呼びます。また、本書でSVPMとFTOPS-IIのように2種類に区別する場合、「SVPMまたはSVPM-S」と「FTOPS-II」のことを指しています。なお、特にSVPM-Sのことを説明する場合は、「SVPM-S」と記述します。
グローバルサーバ(マルチクラスタモデル)のSVPM
グローバルサーバ(マルチクラスタモデル)のSVPM-S
グローバルサーバ(シングルクラスタモデル)に接続するFTOPS-II
本書では、Systemwalker Centric Manager GEEが監視するMSP、F4 MSP、XSP、SXO、OS/390(R)、AVM/EXを併せて、「被監視システム」と呼びます。
Systemwalker Centric Manager GEEは、PRIMEQUESTと連携できます。PRIMEQUESTと連携した場合は、以下の監視を行えます。
PRIMEQUEST上の XSP動作機構の異常の監視
PRIMEQUEST筐体のハード障害の監視
PRIMEQUEST上のXSPのシステムダウンの監視
PRIMEQUESTと連携するための定義は、“PRIMEQUESTと連携するための定義”を参照してください。
また、Systemwalker Centric Manager GEEからPRIMEQUEST上のXSP動作機構 のSVPコンソールを呼び出すことで、以下の操作を行えます。
XSP動作機構の監視/操作
XSP動作機構のSVPコンソール を呼び出すための定義は、“PRIMEQUESTと連携するための定義”を参照してください。
なお、PRIMEQUESTと連携するには以下の設定が必要です。
PRIMEQUESTとPRIMEQUEST上のXSP動作機構の拡張MIB定義のTrapMSG変換定義をGEEに適用する
PRIMEQUESTとPRIMEQUEST上のXSP動作機構用のフィルタリング定義テンプレートを適用する
ノードにPRIMEQUESTを登録する
XSP動作機構を監視/操作するためにXSP動作機構のURLをmpaplregコマンドで登録する
XSP動作機構のURL 呼び出しをコンソール操作制御で保護する場合、コンソール操作制御に定義を追加する
被監視システムの状態を監視する
システムの状態および動的状態情報を表示することができます。
MSPおよびF4 MSPの場合
CPU使用率、スプール負荷情報、実行中のバッチジョブ数、TSSユーザ数
XSPの場合
CPU使用率、ジョブスタックファイル使用率、実行中のバッチジョブ数、AIFユーザ数
SXO、OS/390(R)およびAVM/EXの場合は、動的状態情報は表示されません。