並列検索を使用する場合の注意事項を説明します。
通常のスキャンが並列検索に変わった場合でも、結果の内容は変わりません。ただし、“ORDER BY”が指定されていない場合は、レコードの返却順については変わる可能性があります。
サーバ上の空きCPUを活用して並列検索を実施するため、並列検索が動作した場合はCPU使用率は上昇します。
そのため、特定の時間帯や特定の業務(SQLアプリケーション)においてのみ本機能を利用する場合は、postgresql.confのパラメータ編集やSET文により“enable_parallelscan”パラメータおよび“enable_parallelagg”パラメータの有効化/無効化を行ってください。
メモリの使用量が増加します。これは、並列処理として発生したプロセスと通信するためにメモリを使用するためです。
参照
並列検索で使用するメモリについては、“導入ガイド(サーバ編)”の“並列検索機能で使用するメモリの見積り式”を参照してください。