AccessからSymfoware/RDBのデータベースにアクセスする方法を説明します。
なお、本手順は、Access 2016を使用しています。
参照
詳細な利用方法およびAccessの機能については、Accessのマニュアルを参照してください。
Accessを利用してSymfoware/RDBに接続する手順について説明します。
ODBCデータソースの登録
Accessのaccdb作成
Symfoware/RDBへの接続
Symfoware/RDBへ接続するためのODBCデータソースの登録を行います。
詳細については、“3.1 ODBCデータソースの登録”を参照してください。
ここでは、ODBCデータソースの登録例を以下に記載します。
2) Accessのaccdb作成
接続情報などを管理するためのaccdbをAccessに作成します。
[Access]画面で、[空のデスクトップデータベース]を選び[OK]ボタンをクリックします。
[空のデスクトップデータベース]画面でファイル名を入力し[作成]ボタンをクリックします。
3) Symfoware/RDBへの接続
Symfoware/RDBに以下の手順で接続します。
Accessのメニューから[外部データ]-[ODBCデータベース]をクリックします。
[外部データの取り込み-ODBCデータベース]の[データのインポート元とインポート先、またはリンク元とリンク先の選択]画面で[現在のデータベースの新しいテーブルにソースデータをインポートする]を選択し[OK]ボタンをクリックします。
[データソースの選択]の画面が表示されますので、[コンピュータデータソース]タブを選択し、“ODBCデータソースの登録”で登録したODBCデータソースを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[Symfoware ODOSコネクト]画面が表示されます。
[オブジェクトのインポート]画面が表示されますので、該当のテーブルを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[外部データの取り込み-ODBCデータベース]の[インポート操作の保存]画面で[閉じる]ボタンをクリックします。
ポイント
インポート操作を保存する場合は、[インポート操作の保存]を選択してから、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
以降はAccessの機能を利用し、データ操作を行ってください。
Accessを利用してSymfoware/RDBのデータベースへアクセスする場合の注意事項を以下に示します。
Accessのクエリ機能による日時型の条件指定の書き方について
SQL文にTIMESTAMP型の定数を指定する場合には、TIMESTAMP '2007-04-01 12:53:15' と記述しますが、変数でTIMESTAMPのデータを与える場合には、時刻印を表す文字列データ'2007-04-01 12:53:15'を文字型の変数に格納して与えます。
Accessでもクエリの検索条件に指定する入力フィールドは文字列データとして扱うようになっています。
そのため、検索条件には文字列の表現で指定してください。
TIMESTAMP '2007-04-01 12:53:15'ではなく2007-04-01 12:53:15と入力してください。
なお、DATE型またはTIME型も同様に文字列として表現してください。
標準セキュリティ運用の場合の注意
標準セキュリティ運用時に、テーブルのリンクを作成する場合は、RDBシステムを作成したユーザを使用してください。
フィールドサイズの十進型を指定する場合の注意
数値データ型のフィールドサイズを十進型に指定する場合には、精度を18桁以内に設定してください。
BigInt型
BigInt型は未サポートのデータ型です。
参照
Symfoware Serverのデータ型については、”SQLリファレンス”を参照してください。