Symfoware Serverでは、フェイルオーバの運用方式として、共有ディスク方式を提供しています。
Symfoware Serverのフェイルオーバ運用では、クラスタソフトウェアであるMicrosoft Failover Cluster / Windows Server Failover Cluster(以降、MSFCと呼びます)と連携します。これらのクラスタソフトウェアが提供する共有ディスクを用います。クラスタシステム内の1台が、アクティブなノード(運用系)としてアプリケーションの処理を受け付けます。
例えば、運用系がダウンした場合には、他の1台(待機系)が共有ディスクの内容を引き継いで運用系となります。これらのクラスタソフトウェアの機能によって、データベースの運用系側で動作させたいアプリケーションもデータベースと連動して切り替えることができます。また、運用系におけるデータベースの更新内容を待機系に送信する必要がないため、運用中の処理性能は非クラスタシステムと同等です。
なお、MSFCと連携したフェイルオーバ運用は、以下の製品の場合にのみ利用できます。
Symfoware Server Enterprise Edition