ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.1 導入手引書
FUJITSU Software

6.13.1 通信相手を制限する

Manager/Proxy Manager/Enterprise Managerでは、以下の手順により、通信相手となるManager/Proxy Manager/Agentを制限することができます。


■手順

  1. Managerのサービス/デーモンの停止と確認

    付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが停止しているか確認してください。


  2. DSAconfiguration.txtファイルの編集

    Windows版】

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

    UNIX版】

    /etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt


    本ファイルの、[DsaListener] セクション内のgrant_accessキーに、通信を許す通信相手のIPアドレスを設定します。以下に、設定例を示します。

    [DsaListener]

    grant_access=100.100.100.100

    grant_access=100.100.100.101,100.100.100.102


    ポイント

    • grant_accessキーは、複数指定することができます。

    • IPアドレスにはワイルドカードが使えます。例: grant_access=100.100.100.*, *.100.100.100

    • IPアドレスのレンジを指定することができます。例: grant_access=100.100.100.100-100.100.100.200

    • ワイルドカードとレンジを併用することができます。例: grant_access=100.100.100.*-100.100.200.*

    • すべてを許可する場合、grant_access=*と定義します。grant_accessキーそのものを省略した場合も、すべての相手が許可されます。

    • すべてを制限する場合、grant_access=と定義します。

    注意

    本定義による通信制限は、運用管理クライアントからの定義操作のための通信も対象になります。したがって、本サーバに運用管理クライアントを接続する場合、grant_accessキーに、運用管理クライアントのIPアドレスを忘れないように設定してください。


  3. サービス/デーモンの起動と確認

    付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。