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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.1 導入手引書
FUJITSU Software

6.5.2 移行元のManagerのPDBをそのまま引き継ぐ場合

以下の手順を実施してください。

■手順

  1. 移行元のManagerから、PDBをバックアップ

    使用手引書「PDBファイル」を参照し、移行元のManagerからPDBファイルをバックアップします。


  2. 移行元のManagerのPDBから、構成情報を取得

    以下のコマンドを実行して、移行元のManagerから構成情報をファイル出力します。その際、-n オプションで、移行先のManagerのホスト名を指定します。


    【Windows版】

    <インストールディレクトリ>\bin\sqcPDBexport.bat -o folder_path -n host_name

    【UNIX版】

    /opt/FJSVssqc/bin/sqcPDBexport.sh -o folder_path -n host_name


    オプション

    -o folder_path

    構成情報のデータファイル(agententry.tmp)を出力するフォルダのパスを指定します。

    -n host_name

    構成情報の移行先のManagerのホスト名を指定します。


    sqcPDBexportの詳細についてはリファレンスマニュアル「sqcPDBexport(構成情報移行コマンド)」を参照してください。


  3. 移行先のManagerをインストール

    3.1.1 Manager/Enterprise Manager【EE】のインストール」を参照し、移行先のManagerを新規にインストールします。

    注意

    移行先のManagerと移行元のManagerにおいて、以下のディレクトリ構成が同じになるようにインストールしてください。

    • 性能データベースのサマリデータの格納先ディレクトリ

    • 性能データベースのリソースデータの格納先ディレクトリ


  4. 移行元のManagerのPDBを、移行先のManagerにコピー

    「1. 移行元のManagerから、PDBをバックアップ」でバックアップしておいた移行元のPDBを、移行先のManagerの、同様のパスにコピーします。


  5. 移行元のManagerの構成情報を移行先のManagerにコピー

    「2. 移行元のManagerのPDBから、構成情報を取得」で出力した移行元の構成情報ファイルを、移行先のManagerの、以下のフォルダに置きます。


    【Windows版】

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter

    【UNIX版】

    /var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter


  6. 移行先のManagerサービス/デーモンの起動と確認

    付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。


  7. ManagerのIPアドレス変更

    ManagerのIPアドレスが変る場合は、ManagerのIPアドレス変更を実施する必要があります。「6.4 ManagerのIPアドレス/ホスト名の変更」を参照し、実施してください。