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Enterprise Service Development Platform V1.1.0 チューニングガイド
FUJITSU Software

2.2.2 Kubernetesクラスタのスケールアウト

  1. Kubernetes node サーバの払い出し

    ■Kubernetes node サーバの払い出し

    ご利用のIaaSが提供するサーバの払い出し方法に従って、作成してください。 ご利用のIaaSがFUJITSU Cloud service for OSSの場合、サービスポータルまたはAPI等を使用して作成します。 詳細はIaaSドキュメントを参照してください。

    払い出しを行う際に、下記の設定を行う必要があります。既存のKubernetes nodeの設定を参考に設定してください。 既存のサーバの確認操作についてはIaaSサービスポータルユーザーズガイドを参照してください。

    • サーバ名
    • イメージ名
    • ブロックストレージ
    • ネットワーク
    • キーペア
    • セキュリティグループ
    • サーバグループ

    ネットワークは2つ割り当てる必要があります。

    • az1_common_management_network
    • az1_common_service_network

    また、払い出し後に、既存のKubernetes nodeの設定を参考にIaaSポータル等から拡張ボリューム(ブロックストレージ)を作成、および、払い出したKubernetes nodeサーバへの接続を行ってください。

  2. Kubernetesクラスタへ登録  
    1. kubernetes masterサーバで以下のコマンドを実行しトークンを発行します。

      $ sudo kubeadm token create
    2. ansibleサーバでAutomation Managerコンテナへログインします。

      # docker exec -ti stagehand /bin/bash
      
    3. viなどのテキストエディタで、/data/playbook/inventories/<環境識別子>/hostsの[k8s_node]に払い出したサーバのIPアドレスを追加します。

      [k8s_node]
      172.16.2.10
      172.16.2.11
      <IPアドレス>
    4. 作成したサーバのIPアドレスと上記で発行されたトークンを指定して、以下のコマンドを実行します。

      # cd /data/playbook
      # ansible-playbook -i ./inventories/<環境識別子>/hosts -l <作成したサーバのIPアドレス> --extra-vars "k8s_token=<トークン>" play_kubernetes_r3.yml

    ■LoadBalancerへのインスタンスの追加

    • az1_lb_prv_k8s

    上記の名前を持つLoadBalancerの負荷分散対象(メンバー)として、追加したサーバのインスタンスIDの追加を行ってください。

    ご利用のIaaSがFUJITSU Cloud service for OSSの場合、作成したサーバのインスタンスIDを確認した上で、APIを使用してインスタンスIDの追加を行う必要があります。 インスタンスの登録についての詳細はIaaS APIリファレンスを参照してください。

  3. API Proxyへの振分け設定

    API Proxyへの振分け設定の追加手順については「操作ガイド」の「振り分け先ノードの追加および削除」を参照してください。