起動時に、RMSはhvenvおよびhvenv.localからRMS環境変数の値を読取り、それぞれのノードでENVオブジェクトとENVLオブジェクトを初期化します。RMSを起動する前にRMS環境変数の値を設定するには、hvenv.localファイルでRMS環境変数を指定する必要があります。
これらの設定はインストール時の省略値に上書きされます。
注意
/tmpディレクトリは、hvenvがRMS環境変数のソートに使用しているため、この空き領域が少なくなるとRMSエラーが発生する場合があります。
RMSのグローバル環境変数を変更する場合は、すべてのノードのhvenv.localファイルに同一の値を設定します。変更を有効にするには、すべてのノードのRMSを停止後に、RMSを再起動します。
注意
RMS環境変数をユーザ環境で明示的に設定することは避けてください。この操作を行うと、RMS環境変数の設定が失われる場合があります。
RMS環境変数の値は、各ファイルの中で、export文で指定します。export文の例を以下に示します。
export SCRIPTS_TIME_OUT=200
hvenv.localファイルの変更を有効にするには、RMSの再起動が必要です。RMSの稼動中は、次のコマンドを使用してRMS環境変数の値を表示できます。
hvdisp ENV
hvdisp ENVL