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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

用語集

AC (アクセスクライアント (Access Client))

アクセスクライアントを参照。

API (アプリケーションプログラムインタフェース (application program interface))

アプリケーションプログラムインタフェースを参照。

BM (ベースモニタ (base monitor))(RMS)

RMSの中心となるリソースの可用性を管理するモジュールプロセス。BM (ベースモニタ) はデーモンとディテクタから構成され、RMSが管理するオブジェクトの状態変更の調整/制御を行う。監視中のRMSオブジェクトに異常が発生した場合には、構成定義に従ってリカバリ処理 (ローカルリカバリまたはリモートリカバリ) を実行する。

CB

Clustering Base

CCBR

“クラスタ構成のバックアップおよびリストア”を参照。

ccbr.conf

/opt/SMAW/ccbr ディレクトリに配置されるバックアップ/リストア用の環境設定ファイル。

$CCBRHOME 変数の設定などに使用する。
詳細は、cfbackup(1M)コマンドおよび cfrestore(1M)コマンドのマニュアルページおよび ccbr.conf ファイル内のコメントを参照。

ccbr.gen

/opt/SMAW/ccbr ディレクトリに配置される世代数を格納するためのファイル。

0 以上の値が格納される。
詳細は、cfbackup(1M)コマンドおよび cfrestore(1M)コマンドのマニュアルページを参照。

CCBRHOME変数

バックアップデータが格納されるディレクトリを示す。初期値は /var/spool/pcl4.1/ccbr ディレクトリになる。
この変数は、ccbr.conf ファイルでのみ設定可能。

CF (Cluster Foundation またはCluster Framework)

Cluster Foundationを参照。

CIM

クラスタ整合性モニタ (Cluster Integrity Monitor)

CIP

クラスタインタコネクトプロトコル (Cluster Interconnect Protocol)

CLI

コマンドラインインタフェース (command-line interface)

CLM

Cluster Manager

Cluster Foundation

基本的なクラスタリング通信サービスを提供するPRIMECLUSTERモジュールの集まり。

関連項目 クラスタ基盤

CRM

クラスタリソース管理(Cluster Resource Management)

DLPI

Data Link Provider Interface

DOWN (CF)

ノードが使用不可であることを示すノード状態 (DOWN状態と呼ぶ)。LEFTCLUSTER状態のノードをクラスタに再参入させるためには、事前にそのノードの状態をDOWNに変更する必要がある。

関連項目 UP、LEFTCLUSTER、ノード状態

EE

Enterprise Edition

ENS (イベント通知サービス (Event Notification Services)) (CF)

イベント通知サービスを参照。

GDS (Global Disk Services)

Global Disk Servicesを参照。

GFS (Global File Services)

Global File Servicesを参照。

Global Disk Services

ディスク装置に格納されたデータの可用性と運用管理性を向上させるためのボリューム管理機能を提供するサービス。

Global File Services

クラスタ内の2つ以上のノードから共有記憶ユニットのファイルシステムの直接、同時アクセス機能を提供するサービス。

Global Link Services

ネットワーク伝送路を冗長化することにより、ネットワークの高可用性を実現するサービス。

GLS (Global Link Services)

Global Link Servicesを参照。

GS/SURE連携方式

GLSが提供するLAN二重化方式の1つ。

二重化したLANを同時に使用し、グローバルサーバ、またはSUREシステムとの高信頼通信を実現する。

GUI (グラフィカルユーザインタフェース (graphical user interface))

グラフィカルユーザインタフェースを参照。

HA

高可用性 (high availability)

ICF

ノード間通信機構 (Internode Communication Facility)

I/F

インタフェース(Interface)

I/O

入出力 (input/output)

I/Oドメイン

Oracle VM Server for SPARC環境において、Direct I/O 機能により、制御ドメインで管理しているPCIe エンドポイントデバイスのみを割り当てられたドメイン。

I/Oルートドメイン

Oracle VM Server for SPARC環境における物理I/Oデバイスを保有する論理ドメイン。一つ以上のルートコンプレックスを保有する。(パーティション内にあるルートコンプレックスの数を超えるI/Oルートドメインは作成できない。)

IPアドレス

インターネットプロトコルアドレスを参照。

IPエイリアス

1つの物理ネットワークインタフェースに複数のIPアドレス (エイリアス) を割り当てる機能。IPエイリアスにより、他のホストでアプリケーションを実行する場合にも同じIPアドレスで通信を続けることができる。

関連項目 インターネットプロトコルアドレス

JOIN (クラスタ参入サービスモジュール (cluster join services module)) (CF)

クラスタ参入サービスを参照。

LAN (ローカルエリアネットワーク (local area network))

業務LANを参照。

LEFTCLUSTER (CF)

ノードが同じクラスタにある他のノードと通信できないことを示すノード状態。ノードがクラスタを離れていることになる。LEFTCLUSTERという中間状態は、ネットワークパーティションの問題を防ぐために設けられている。

関連項目 UP、DOWN、ネットワークパーティション、ノード状態

MA

非同期監視 (Monitoring Agents)

MACアドレス

MAC address。ローカルエリアネットワーク (LAN) のMAC副層で用いられる局、あるいはノードを示すアドレス。

MDS (メタデータサーバ (Meta Data Server))

メタデータサーバを参照。

MIB

Management Information Base

MIPC

Mesh Interprocessor Communication

NIC

ネットワークインタフェースカード (network interface card)

NIC切替方式

GLSが提供するLAN二重化方式の1つ。

二重化したNICを排他使用し、サーバとスイッチングHUB間のLAN監視と異常検出時の切替えを実現する。

NSM

Node State Monitor

OPS (Oracle パラレルサーバ (Oracle Parallel Server))

Oracleパラレルサーバを参照。

Oracleパラレルサーバ

Oracleパラレルサーバは、クラスタ化されたプラットフォームまたはMPP (massively parallel processing) プラットフォームのユーザおよびアプリケーションにデータベースの全てのデータへのアクセス機能を提供する。

Oracle VM Server for SPARC

ファームウェアの一部として提供されるハイパーバイザを使用した仮想化機能。

OSD (オペレーティングシステム依存 (operating system dependant)) (CF)

オペレーティングシステム依存を参照。

OSLC (Oracle Solaris Legacy Containers)

Oracle Solaris 8/9環境を、Solaris 10搭載のハードウェアに移行するための仮想化機能。

P2V(Physical to Virtual)

物理マシン(Physical Machine)で稼働しているシステムを仮想マシン(Virtual Machine)へ移行すること。

PAS

Parallel Application Services

PRIMECLUSTERサービス (CF)

クラスタ化アプリケーションにサービス、および内部インタフェースを提供するサービスモジュール。

PS

パラレルサーバ (Parallel Server)

RAO

RMS-Add on

RCI

Remote Cabinet Interface

Reliant Monitor Services (RMS)

監視、および切替え機能によりユーザが指定したリソースの高可用性を維持するパッケージ。

RMS (Reliant Monitor Services)

Reliant Monitor Servicesを参照。

RMS Wizard Kit

RMS Wizard Kit の各コンポーネントは、特定のアプリケーション(Oracle,R/3)のRMSウィザードツールに新しいメニュー項目を追加する。

関連項目 RMS Wizard Tools、Reliant Monitor Service(RMS)アプリケーションのRMS Wizard

RMS Wizard Tools

RMS構成のアプリケーションの作成および管理に使用する各種設定、および管理ツールで構成されるソフトウェアパッケージ。RMSウィザードの基盤および、BM (ベースモニタ) とのインタフェースを提供する。

関連項目 RMS Wizard Kit、Reliant Monitor Services

RMS構成

複数のノードを共用リソースに接続する構成。各ノードはオペレーティングシステム、RMSソフトウェア、固有アプリケーションのコピーを固有に保持する。

RMSコマンド

RMSリソースをコマンドラインから管理するコマンド。

SA

シャットダウンエージェント (Shutdown Agent)

SAN (Storage Area Network)

Storage Area Networkを参照。

SC

拡張性クラスタ (Scalability Cluster)

SD

シャットダウンデーモン (Shutdown Daemon)

SDXオブジェクト (GDS)

クラス、グループ、SDXディスク、ボリュームなど、GDSが管理する資源の総称。

SDXディスク (GDS)

GDSが管理しているディスクの総称。SDXディスクは、用途に応じてシングルディスク、キープディスク、スペアディスク、および未定義ディスクと呼ばれる場合がある。SDXディスクを単に「ディスク」と呼ぶ場合もある。

SF

シャットダウン機構 (Shutdown Facility)

Storage Area Network

複数の外部記憶装置どうしを接続し、複数のコンピュータに接続する高速ネットワーク。通常はファイバチャネルの接続。

UP (CF)

ノードが同じクラスタにある他のノードと通信できることを示すノード状態。

関連項目 DOWN、LEFTCLUSTER、ノード状態

VIP

仮想インタフェース (Virtual Interface Provider)

Web-Based Admin View

PRIMECLUSTERのグラフィックユーザインタフェースを活用するための共通基盤。インタフェースはJavaで記述されている。

WK

ウィザードキッド (Wizard Kit)

WT

Wizard Tools

XSCF

eXtended System Control Facilityの略。本体装置のCPUとは独立した専用プロセッサで構成されているシステム監視機構。冷却部(FANユニット)、電源ユニット、システム状態監視、周辺装置の電源投入/切断、異常監視を一括して制御する。さらに、遠隔地からの本体装置の管理を可能にするためにシリアルポートまたはイーサネット接続経由で、本体装置をモニタする機能、故障情報をシステム管理者に通報する機能、コンソール入出力機能を兼ね備えている。

アクセスクライアント

各ノード上のGFSカーネルモジュール。メタデータサーバと通信し、共用ファイルシステムへの同時アクセス機能を提供する。

関連項目 メタデータサーバ

アプリケーション (RMS)

RMSのリソース定義において、userApplicationに分類されるリソース。複数のリソースをアプリケーション単位にグループ化する際に使用される。

アプリケーションテンプレート (RMS)

定義済みのオブジェクト定義の値の集まり。RMS Wizard kitで特定タイプのアプリケーションのオブジェクト定義を作成する際に使用される。

アプリケーションプログラムインタフェース

アプリケーションが、OSなどのサービスプロバイダが提供するサービスを利用する際に使うインタフェース。

イーサネット

IEEE802.3にて標準化されたLAN規格。現在、特殊な用途を除いて、ほとんどの LANはイーサネットである。なお、イーサネットという表現は元々10メガバイト /秒タイプのLAN規格の名称であるが、現在は高速イーサネット/ギガバイトイーサネットをも含んだ総称としても用いられる。

イベント通知サービス (CF)

クラスタ内で発生したイベントをノード間にブロードキャストする機能を提供するPRIMECLUSTERモジュール。

インストールサーバ

ネットワークを通じてクライアントマシンにオペレーティングシステムをインストールできるための設定を施したサーバ。

インターネットプロトコルアドレス

コンピュータまたはアプリケーションに割り当てられる数値アドレス。

関連項目 IPエイリアス

インタコネクト (CF)

クラスタインタコネクトを参照。

ウィザード (RMS)

テスト済みのオブジェクト定義を使って特定タイプのアプリケーションを作成するインタラクティブなソフトウェアツール。

ウォッチドックタイマ監視

OSハングやブート異常を監視するタイマ値。

ウォームスタンバイ

Oracle Solaris ゾーン環境において、運用サーバ、待機サーバともノングローバルゾーンは起動したまま、ノングローバルゾーン内で動作するアプリケーションのみを切り替え、業務を引き継がせる運用。待機のノングローバルゾーンのOSが起動状態となるため、コールドスタンバイより高速な切替えが可能。

エラー検出 (RMS)

エラーを検出するプロセス。RMSでは、ログの記録開始、ログファイルへのメッセージ送信、リカバリ処理の実行などを行う。

応答待ち時間 (レイテンシ) (RMS)

データの送信要求を行ってから、実際に応答を受信するまでの時間間隔。

オブジェクト (RMS)

構成定義ファイルまたはシステムグラフでは、ノードは物理または仮想リソースを示す。

関連項目 リーフオブジェクト、オブジェクト定義、ノード状態、オブジェクトタイプ

オブジェクトタイプ (RMS)

ディスクドライブなど監視される同種のリソースをグループ化するカテゴリ。各オブジェクトタイプにはプロパティと呼ばれる固有の属性があり、この属性により実行する監視またはアクションの種類を限定または定義する。リソースを特定のオブジェクトタイプに関連付けると、関連付けたオブジェクトタイプの属性がリソースに適用される。

関連項目 汎用タイプ

オブジェクト定義 (RMS)

RMSの監視対象となるリソースを識別する構成定義ファイルのエントリ。定義された属性により、関連するリソースのプロパティが指定される。オブジェクト定義に関連するキーワードにobjectがある。

関連項目 属性、オブジェクトタイプ

オペレーティングシステム依存 (CF)

オペレーティングシステム本体と、OS非依存のPRIMECLUSTERモジュールとの間のインタフェースを提供するモジュール。

オペレーティングシステム本体

オペレーティングシステムのうち、常にアクティブでシステムコールを実際の処理に変換している部分。

親 (RMS)

1つ以上の子オブジェクトを保持する、構成定義ファイルまたはシステムグラフのオブジェクト。

関連項目 子、構成定義ファイル、システムグラフ

オンラインメンテナンス

ホストのシャットダウンや電源オフの必要なく機器を追加、削除、または交換できる機能。

回線切替装置(Oracle Solaris 10環境のみ)

外部からの回線を複数ノードの間に接続して、RCIにより接続ノードの切替えを行う装置。

下位グループ (GDS)

他のグループに属しているグループ。下位グループにはボリュームを作成できない。

拡張性

作業負荷の増加に動的に対処するコンピューティングシステムの機能。拡張性は、特にインターネットベースのアプリケーションにおいて、インターネットの使用量の増大に伴って重要になる。

カスタムタイプ (RMS)

汎用タイプを参照。

カスタムディテクタ (RMS)

ディテクタを参照。

仮想ディスク

仮想ディスクでは、Solaris論理I/Oシステムの最上位と物理デバイスドライバとの間に擬似デバイスドライバが追加される。擬似デバイスドライバは全ての論理I/O要求を物理ディスク上にマップする。(富士通テクノロジー・ソリューションズ製品から移行のお客様のみ)

関連項目 連結仮想ディスク、ミラー仮想ディスク(VM)、単独仮想ディスク、ストライプ化仮想ディスク

可用性

多くの企業が必要とする、インターネットによる24時間年中無休のアプリケーション稼動環境の達成度を示す指標。実際と計画の使用時間の比較によってシステムの可用性が決まる。

環境変数 (RMS)

グローバルに定義された変数またはパラメタ。

管理LAN

PRIMECLUSTERの構成における、システムコンソールやクラスタコンソールなどが接続されたプライベートローカルエリアネットワーク(LAN)。管理LANには、一般ユーザがアクセスできないため、非常に高いレベルのセキュリティを確保できる。管理LANを使用するかどうかは選択可能。

関連項目 業務LAN

キーワード(予約語)

プログラミング言語において、ある特別な意味を持つ用語。たとえば、構成定義ファイルのnodeキーワードは、後に続く定義の種類を指定する。

キュー

メッセージキューを参照。

業務LAN

一般ユーザがマシンにアクセスするためのローカルエリアネットワーク (LAN)。

関連項目 管理LAN

共用ディスク接続確認

ノード起動時に共用ディスク装置の電源投入漏れやケーブルの結線誤りがないことを確認する機能。

共用リソース

複数ノード間で共有されるディスクドライブなどのリソース。

関連項目 専用リソース、リソース

切替え (RMS)

userApplicationの制御を監視対象の1つのホストから他のホストに切替えるRMSのプロセス。

関連項目 自動切替え、指定切替え、フェイルオーバ、対称切替え

切替方式

GLSが提供するLAN二重化の方式名。

高速切替方式、NIC切替方式、GS/SURE連携方式(Solaris)、GS連携方式(Linux)、仮想NIC方式、マルチパス方式(Solaris)が存在する。

クラス (GDS)

ディスククラス (GDS)を参照。

クラスタ

1つのコンピューティングソースに統合されるコンピュータの集まり。クラスタは分散型のパラレルコンピューティングを実行する。

関連項目 RMS構成

クラスタインタコネクト (CF)

PRIMECLUSTERがノード間の通信処理で専用に使用するネットワーク接続。

クラスタ構成のバックアップおよびリストア (CF)

CCBRを使用すると、あるクラスタノードについて現在のPRIMECLUSTER構成情報を簡単に保存することができる。また、構成情報をリストアすることもできる。

クラスタ基盤 (CF)

基本OSの上位で動作するPRIMECLUSTERの基本モジュール。PRIMECLUSTERの上位サービスが使用する機能をCF(Cluster Foundation)インタフェースとして提供する。

関連項目 Cluster Foundation

クラスタ参入サービス (CF)

新規クラスタの作成およびクラスタへのノードの追加を処理するPRIMECLUSTERサービス。

クラスタ整合状態 (クォーラム)

クラスタシステムを構成するノード間の整合性が保たれている状態。具体的には、クラスタシステムを構成する、各ノードのCFの状態がUPまたはDOWNである状態 (LEFTCLUSTERとなっているノードが存在しない)。

クラスタリソース管理機構

複数のノード間で共用されるハードウェアを管理する機構。

グラフ (RMS)

システムグラフを参照。

グラフィカルユーザインタフェース

ウィンドウ、アイコン、ツールバー、プルダウンメニューを使った、コマンドラインインタフェースより使いやすいコンピュータインタフェース。

グループ (GDS)

ディスクグループ (GDS)を参照。

経路

PRIMECLUSTER コンセプトガイドでは、ノードとノードの間を接続する冗長化されたクラスタインタコネクトの各々のネットワーク経路を意味している。

ゲストドメイン

独立したオペレーティングシステムが動作する仮想化したハードウェア環境。他のドメインに影響を与えることなく起動・終了させることができる。

子 (RMS)

1つ以上の親に属し、構成定義ファイルに定義されるリソース。子は複数の親に属することが可能。また、子を保持して親ノードとなることも、子を持たずにリーフオブジェクトとなることも可能。

関連項目 リソース、オブジェクト、親、リーフオブジェクト

高可用性

冗長リソースにより一点故障箇所を排除する概念。

構成定義ファイル (RMS)

監視するリソースを定義し、リソース間の相互依存性を設定するRMS構成定義ファイル。デフォルトファイル名はconfig.us。

高速切替方式

GLSが提供するLAN二重化方式の1つ。

多重化したLANを同時に使用し、サーバ間通信のスケーラビリティ向上と、LAN異常発生時の高速な切替えを実現する。

コールドスタンバイ

待機状態にあるノードで、すぐに運用状態となるための事前準備を行わない運用。

コンカチネーション (GDS)

複数の物理ディスクを連結すること。複数のディスクを仮想的に1つの大容量ディスクとして使用する仕組み。

最上位グループ (GDS)

他のグループに属していないグループ。最上位グループには、ボリュームを作成できる。

システムグラフ (RMS)

構成定義ファイルの作成、または解釈に使用される監視対象リソースのビジュアル表示 (マップ)。

関連項目 構成定義ファイル

システムディスク (GDS)

動作中のSolarisがインストールされたディスク。次のいずれかのファイルシステム(またはスワップ域)として現在動作しているスライスを含むディスク全体を指す。

/、 /usr、 /var、またはスワップ域

指定切替え (RMS)

管理者がRMSのuserApplicationを指定したホストに切替える処理。

関連項目 自動切替え、フェイルオーバ、切替え、対称切替え

自動切替え (RMS)

ある一定の条件が検出された際に、userApplicationの実行を他のホストへ自動的に切替えるRMSの処理。

関連項目 指定切替え、フェイルオーバ、切替え、対称切替え

自動構成 (GDS)

共用ディスク装置の物理的な接続構成を自動認識し、リソースデータベースに登録する機能。

自動電源制御

自動電源制御は、ESF(Enhanced Support Facility)で提供している機能で、サーバの電源投入および、切断を自動的に行うための機能である。

シャットダウン機構

異常が発生したノードを強制停止させるための機構。PRIMECLUSTERは、クラスタ整合性 (クォーラム) が保てない状態になったと判断した場合に、シャットダウン機構 (SF) を使用して、クラスタシステムをクラスタ整合状態 (クォーラム) に戻している。

状態

リソース状態を参照。

状態遷移プロシジャ

クラスタ制御からの状態遷移指示を受け取り、リソースの活性/非活性化を制御(クラスタアプリケーションの起動/停止など)するもの。

冗長化

オブジェクトがクラスタ内にある他のオブジェクトのリソース負荷を引継ぐ機能、およびRAIDハードウェア、またはソフトウェアにより2次記憶装置に保存されているデータを複製する機能。

シングルディスク (GDS)

グループに属していないSDXディスクで、シングルボリュームを作成できるディスク。

シングルノードクラスタ

1ノードから構成されるクラスタシステムの運用形態。

シングルボリューム (GDS)

グループに属していないシングルディスク内に作成されたボリューム。データは冗長化されません。

スイッチオーバ

ユーザの要求によりユーザ業務が運用系から待機系へ処理やデータを引継ぐこと。

スクリプト (RMS)

リソースの状態遷移に対応してBM (ベースモニタ) から実行されるシェルプログラム。スクリプトによりリソースの状態が変更される場合もある。

スコープ (GDS)

共用タイプのディスククラスにおいてオブジェクトを共用できるノード群の範囲を表す。

ストライピング (GDS)

データを一定のサイズに分割して、複数のスライスに交互に振り分けて書き込むこと。I/Oを複数の物理ディスクに分散して同時に発行する仕組み。

ストライプ化仮想ディスク

ストライプ化仮想ディスクは複数の区画で構成される。物理パーティションや複数の仮想ディスク (通常はミラーディスク) で構成することもできる。このようにして仮想ディスク上の連続したI/O処理を複数の物理ディスク上のI/O処理に変換することができる。この機能はRAIDレベル0 (RAID0) に該当する。(富士通テクノロジー・ソリューションズ製品から移行のお客様のみ)

関連項目 連結仮想ディスク、ミラー仮想ディスク(VM)、単独仮想ディスク、仮想ディスク

ストライプグループ (GDS)

ストライプ(stripe)タイプのディスクグループ。ストライピングの単位となるディスクおよび下位グループの集まり。

ストライプ幅 (GDS)

ストライピングする際の、データを分割するサイズ。

ストライプボリューム (GDS)

ストライプグループ内に作成されたボリューム。ストライピングによってI/O負荷を複数のディスクに分散させることができる。データは冗長化されない。

スペアディスク (GDS)

故障したディスクの替わりにミラーリング状態を回復させるための予備ディスク。

制御ドメイン

Oracle VM Server for SPARCをインストールしたドメイン。Oracle VM Server for SPARCを使用しているプラットフォームには、必ず1つの制御ドメインが存在する。このドメインでldmコマンドを使用して他のドメインの作成や制御を行う。

制御ドメイン間クラスタ

制御ドメイン間で構築されたクラスタ

世代数

PRIMECLUSTER のバックアップ/リストアは、データの世代管理が可能で、現在の世代数は、バックアップおよびリストアデータの名前の一部として付加される。なお世代数は0以上の整数が使用され、バックアップが成功するごとに1ずつ増加する。世代数は、ccbr.gen ファイル、または、cfbackup(1M)コマンドおよび cfrestore(1M)コマンドのオプション引数にて指定することができる。
詳細は、cfbackup(1M)コマンドおよびcfrestore(1M)コマンドのマニュアルページを参照。

専用ネットワークアドレス

RFC1918により指定された一定範囲の予約済IPアドレス。どの部門でも使用可能であるが、異なる部門が同時に同じアドレスを使用する可能性があるため、インターネット経由で外部から参照できないようにする必要がある。

専用リソース (RMS)

1台のホストのみが使用可能で、他のRMSホストからは使用できないリソース。

関連項目 リソース、共用リソース

属性 (RMS)

各オブジェクトタイプについて、BM (ベースモニタ) がどう処理するかを規定するオブジェクト定義の一部。

ゾーン名

zonecfg、zoneadmの -z で定義するゾーンの名前

対称切替え (RMS)

全てのRMSホストが他の任意のRMSホストからリソースを引継ぐことのできる機能。

関連項目 自動切替え、指定切替え、フェイルオーバ、切替え

タイプ

オブジェクトタイプを参照。

多重ホスト

複数のコントローラ経由で同一のディスク。(富士通テクノロジー・ソリューションズ製品から移行のお客様のみ)

単独仮想ディスク

単独仮想ディスクは、物理ディスクパーティションの1領域、またはパーティション全体を定義します。(富士通テクノロジー・ソリューションズ製品から移行のお客様のみ)

関連項目 連結仮想ディスク、ストライプ化仮想ディスク、仮想ディスク

通知メッセージ (RMS)

ディテクタがBM (ベースモニタ) に特定リソースの状態を通知するメッセージ。

停止要求

クラスタ整合状態 (クォーラム) を回復するために、指定したノードを強制停止させるための指示。

ディスククラス (GDS)

SDXオブジェクトの集まり。共用タイプのディスククラスは、PRIMECLUSTERシステムで利用可能なリソースの単位でもあります。ディスククラスを単に「クラス」と呼ぶ場合もある。

ディスクグループ (GDS)

ミラーリング、ストライピング、またはコンカチネートされる単位となるディスクまたは下位グループの集まり。同じディスクグループに属しているディスクおよび下位グループは、そのディスクグループのタイプ属性(ミラー、ストライプ、またはコンカチネーション)に応じて、互いに

ミラーリング、ストライピング、またはコンカチネートされる。

ディスクグループを単に「グループ」と呼ぶ場合もある。

ディテクタ (RMS)

特定のオブジェクトタイプの状態を監視して、リソースの状態変化をBM (ベースモニタ) に通知するプロセス。

デーモン

特定の機能を繰り返し実行する、システムに常駐するプロセス。

電源連動(制御)

クラスタシステムにおいて、1ノードの電源を投入すると、電源切断状態にあるその他全てのノードおよびノードとRCIケーブルで接続されたディスクアレイ装置の電源が投入されること。

テンプレート

アプリケーションテンプレートを参照。

ドメイン

独立したシステムとして機能する、1つまたは複数のシステムボードのセット。サーバは共有されるが、ドメインごとにオペレーティングシステムをインストールし、独立したシステムとして稼働させることができる。各ドメインは、ドメインに割り当てられた論理システムボードで構成される。さらに、各ドメインはハードウェアパーティションごとに電気的に絶縁されているため、1つのドメインに故障が発生しても、本体装置内の他のドメインには影響を与えない。

ネットワークアダプタ

LAN関連のネットワークアダプタ。

ネットワークインタフェースカード

ネットワークアダプタを参照。

ネットワークパーティション (CF)

クラスタ内の複数ノードのインタコネクトによる通信が不可能な場合に発生する状態。ネットワークパーティション状態でアプリケーションが共用ディスクにアクセスし続けるとデータの整合性がとれなくなる恐れがある。

ノード

クラスタのメンバーであるホスト。コンピュータノードとはコンピュータのことを指す。

ノード間通信機構

PRIMECLUSTER CFで使用されるクラスタノード間の通信機能。クラスタノード間通信専用に設計されているため、TCP/IPよりもオーバヘッドが少なく、メッセージの到着順も保証したデータグラム通信サービスを行うことができる。

ノード状態 (CF)

クラスタ内の全てのノードは、同じクラスタ上にある他の全てのノードのローカル状態を管理する。クラスタ内のノードは、すべてUP、DOWN、またはLEFTCLUSTERのいずれかの状態にある。

関連項目 UP、DOWN、LEFTCLUSTER

パトロール診断

ハードウェアの故障を定期的に診断する機能。

ハブ

LANや、ファイバチャネルで使用されるスター型の結線装置。

汎用タイプ (RMS)

汎用プロパティを持つオブジェクトタイプ。汎用タイプは、既存のオブジェクトタイプに割り当てることのできない監視対象リソースがある場合にRMSをカスタマイズするために使用される。

関連項目 オブジェクトタイプ

非同期監視

SAの機能に加え、リモートクラスタノードの状態を監視し、そのノードのダウンを即時に検出するコンポーネント。

フォルトトレラントネットワーク (耐故障性を備えたネットワーク)

耐故障性 (フォルトトレラント) を備えたネットワーク。耐故障性 (フォルトトレラント) とは、コンピュータシステムの一部に何らかの障害が発生した場合でも、正常な動作を保ち続ける能力のこと。よって、フォルトトレラントネットワークとはネットワークシステムの一部に異常が発生した場合でも、正常に通信を継続できるネットワークのことを意味している。

物理IPアドレス

ネットワークインタフェースカードのインタフェース(たとえばhme0)に直接割り振られたIPアドレス。関連する用語として論理IPアドレスがある。論理インタフェースについてはifconfig(1M)の“logical interface”の説明を参照。

プライマリホスト (RMS)

RMSの起動時にユーザアプリケーションをオンラインにするデフォルトホスト。userApplicationのオブジェクト定義中に最初に記述されたホストがプライマリホストとなる。

ホットスタンバイ

待機状態にあるノードで、すぐに運用状態となるための事前準備を行う運用。

ボリューム (GDS)

論理ボリューム (GDS)を参照。

マウントポイント

ディレクトリツリー上でファイルシステムが接続されるポイント。

ミラー仮想ディスク(VM)

ミラー仮想ディスクは複数の物理デバイスで構成され、全ての出力処理が全てのデバイス上で同時実行される。(富士通テクノロジー・ソリューションズ製品から移行のお客様のみ)

関連項目 連結仮想ディスク、単独仮想ディスク、ストライプ化仮想ディスク、仮想ディスク

ミラーグループ (GDS)

ミラー(mirror)タイプのディスクグループ。互いにミラーリングされるディスクおよび下位グループの集まり。

ミラーボリューム (GDS)

ミラーグループ内に作成されたボリューム。ミラーリングによってデータが冗長化される。

ミラーリング (GDS)

同じデータを複数のスライスに書き込むことによって、冗長性を維持すること。一部のスライスで障害が発生したとしても、正常なスライスが残っていれば、ボリュームへのアクセスが継続できる仕組み。

メタデータサーバ (GFS)

ファイルシステム (メタデータ) の制御情報を一括管理するGFSデーモン。

メッセージ

1つのソフトウェアプロセスから他のプロセス、デバイス、またはファイルに伝送されるデータの集まり。

メッセージキュー

メッセージの保存場所として使用される専用のメモリ領域。

モデル混在クラスタ

SPARC Enterprise の異なるモデルによって構築したクラスタシステム。

たとえば1つのノードが SPARC Enterprise M3000 でもう1つのノードが SPARC Enterprise M4000 など。

モデルは、代表的なマシンではSPARC M12-2/M12-2S、SPARC M10-1/M10-4/M10-4S、SPARC S7-2/S7-2L、SPARC T7-1/T7-2/T7-4、SPARC T5-2/T5-4/T5-8、SPARC T4-1/T4-2/T4-4、SPARC T3-1/T3-2/T3-4、SPARC Enterprise T1000/T2000、SPARC Enterprise T5120/T5220/T5140/T5240/T5440、SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 で分かれます。

ユーザグループ

Web-Based Admin ViewやCluster Admin GUIが提供する環境設定、運用管理などの操作範囲を限定するもので、wvroot、clroot、cladmin、clmonの4種類がある。クラスタ管理サーバのオペレーションシステムの管理者に依頼して、個々のユーザIDを適切なユーザグループへ登録する。

リーフオブジェクト (RMS)

システムグラフの最下位オブジェクト。リーフオブジェクトは構成定義ファイルの最後に定義される。リーフオブジェクトはその配下に子オブジェクトを持たない。

リソース (RMS)

ミラーディスク、ミラーディスク部品、データベースサーバなどの機能を提供する、専用または共用のハードウェアまたはソフトウェア要素。ローカルリソースは、ローカルホスト上でのみ監視対象となる。

関連項目 専用リソース、共用リソース

リソース状態 (RMS)

リソースの現在の状態。

リソース定義 (RMS)

オブジェクト定義を参照。

リソースデータベース (CF)

複数のノード間で共用されるハードウェアの情報を管理するデータベース。

リソースデータベースは、クラスタリソース管理機構により管理される。

リソースラベル (RMS)

システムグラフに表示されるリソース名。

リモートコンソール接続装置

RS232CインタフェースとLANインタフェースを変換する装置。本装置により、LAN接続された他の装置(パソコン)からTelnet機能によりTTYコンソール機能を利用可能とする。

リモートノード

リモートホストを参照。

リモートホスト

遠距離通信回線またはLANを使ってアクセスするホスト。

関連項目 ローカルホスト

リンク (RMS)

特定リソース間の親子関係を指定する。

連結仮想ディスク

1つ以上のディスクドライブ上の複数の区画で構成され、各部を合計したものに相当する。ディスクを細かく分割する単独仮想ディスクと異なり、各ディスクまたはパーティションを連結して1つの大規模な論理ディスクを構成する。(富士通テクノロジー・ソリューションズ製品から移行のお客様のみ)

関連項目 ミラー仮想ディスク(VM)、単独仮想ディスク、ストライプ化仮想ディスク、仮想ディスク

ローカルMACアドレス

ローカルエリアネットワーク(LAN)のシステムごとに、システム管理者がそのシステム内部での一意性を保証するMACアドレス。

ローカルエリアネットワーク

業務LANを参照。

ローカルホスト

コマンドまたはプロセスを開始するホスト。

関連項目 リモートホスト

ログファイル

重要なシステムイベントやメッセージを記録したファイル。BM (ベースモニタ)、ウィザード、ディテクタにはそれぞれ固有のログファイルがある。

ローリングアップデート

クラスタシステムにおいて、修正適用、保守時に使用されるアップデート手法。1ノードずつ順次修正適用を行うことで、業務を停止せずに修正を適用することが可能となる。

論理ボリューム (GDS)

利用者が直接アクセスできる仮想ディスクデバイスの総称。利用者は、物理ディスクのスライス(パーティション)と同じように、論理ボリュームにアクセスできる。論理ボリュームを単に「ボリューム」と呼ぶ場合もある。