ハードウェアを追加する場合の作業手順について説明します。
共用ディスク装置を追加する場合は、以下の手順で、追加した共用ディスク装置に関連するクラスタアプリケーションを変更する必要があります。
図8.1 共用ディスク装置の追加手順
参考
「4. クラスタアプリケーションの変更」には、RMSの停止が必要です。
ただし、以下のすべての条件を満たす場合は、「4. クラスタアプリケーションの変更」が不要になるため、RMSを停止する必要はありません。
追加した共用ディスク装置をGDSの既存のクラスに登録する。
追加した共用ディスク装置をFsystemリソースとして使用しない。
共用ディスク装置の追加
“12.2 保守作業の流れ”に従い、当社技術員(CE)に共用ディスク装置の追加を依頼してください。
共用ディスク装置のリソースの追加
追加した共用ディスク装置に対応するリソースを登録します。
参照
リソースの登録については、“5.1.3.2 自動構成”を参照してください。
Gdsリソースの追加
GDS (Global Disk Services) を使用する場合には、GDSの設定を行い、Gdsリソースを作成します。
追加した共用ディスク装置をGDSの既存のクラスに登録する場合、Gdsリソースの設定は不要です。
参照
GDSの設定およびGdsリソースの作成については、“6.3.2 GDSの構成設定”、“6.7.1.3 Gdsリソースの作成”を参照してください。
クラスタアプリケーションの変更
追加した共用ディスク装置に関連する、以下のリソースをクラスタアプリケーションに追加します。
Fsystemリソース
Gdsリソース
参照
追加手順は、“10.3.1 クラスタアプリケーションの構成変更”を参照してください。
RMSの起動
RMSが停止している場合は、“7.2.1.1 RMSを起動する”を参照して、全ノードのRMSを起動します。
業務LAN/管理LANで使用するネットワークインタフェースカードを追加する場合は、以下の手順で、追加したネットワークインタフェースカードに関連するクラスタアプリケーションを変更する必要があります。
図8.2 ネットワークインタフェースカードの追加手順
ネットワークインタフェースカードの追加
“12.2 保守作業の流れ”に従い、当社技術員(CE)にネットワークインタフェースカードの追加を依頼してください。
ネットワークインタフェースカードのリソースの追加
追加したネットワークインタフェースカードに対応するリソースを登録します。
参照
リソースの登録については、“5.1.3.2 自動構成”を参照してください。
クラスタアプリケーションの変更
追加したネットワークインタフェースカードに関連する、以下のリソースをクラスタアプリケーションに追加します。
引継ぎネットワークリソース
Glsリソース
参照
追加手順は、“10.3.1 クラスタアプリケーションの構成変更”を参照してください。
RMSの起動
RMSが停止している場合は、“7.2.1.1 RMSを起動する”を参照して、全ノードのRMSを起動します。