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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

17.2.3 ゲストドメイン上でクラスタのライブマイグレーション操作を行う場合

  1. /etc/opt/FJSVcluster/etc/clovmmigrate.confの作成(ゲストドメイン)
    すべてのノードで/etc/opt/FJSVcluster/etc/clovmmigrate.confを作成し、クラスタ構成ノードおよび移動先のサーバの情報を事前に登録します。

    注意

    • clovmmigrate.confファイルは、すべてのクラスタノードで同一にしてください。

    • 本手順は一度だけ実施し、マイグレーション実施ごとに行う必要はありません。

      ただし、本手順を実施後、“17.2.2 事前設定後に構成変更を行った場合”に該当する構成変更を行った場合は、本手順を再度実施してください。

    primary_IP primary_weight primary_PPAR-ID XSCF-name1 XSCF-name2
                                :
    • clovmmigrate.confファイルはシステム管理者権限で作成し、パーミッションを600にしてください。

    • 1行に1ノード分の情報を記載してください。

    • 各項目は空白1文字で区切ってください。

    primary_IP

    制御ドメインのIPアドレスまたは/etc/inet/hostsに登録されているホスト名

    primary_weight

    制御ドメインのSFのノードの重み

    異なる物理パーティション間(ゲストドメインのみ)のクラスタ構成の場合は、1 を設定してください。

    primary_PPAR-ID

    制御ドメインの物理パーティション(PPAR)の識別ID

    SPARC M10-1、M10-4、M12-2 の場合は、必ず“0”を入力します。

    SPARC M10-4S、M12-2S の場合は、0から15 までの整数を指定してください。

    XSCF-name1

    XSCF-LAN#0のIPアドレスまたは/etc/inet/hostsに登録されているホスト名

    指定可能なアドレス形式は、IPv4アドレスです。

    SPARC M10-4S、M12-2Sでは、XSCF引継ぎIPアドレスを指定してください。

    XSCF-name2

    XSCF-LAN#1のIPアドレスまたは/etc/inet/hostsに登録されているホスト名

    指定可能なアドレス形式は、IPv4アドレスです。

    SPARC M10-4S、M12-2Sでは、XSCF引継ぎIPアドレスを指定してください。

    例:2ノード構成のゲストドメイン間クラスタで構築されている場合(“図17.1 クラスタ構成例”)

    host1 4 0 XSCF#1-LAN#0 XSCF#1-LAN#1
    host2 2 0 XSCF#2-LAN#0 XSCF#2-LAN#1
    host3 1 1 XSCF#3-LAN#0 XSCF#3-LAN#1
  2. ゲストドメインと制御ドメインのノードの重み連動の無効化

    いずれかのゲストドメインで、以下のコマンドを実施してください。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WeightMode 0
  3. /etc/systemの設定(ゲストドメイン)

    マイグレーションで移動させる対象のゲストドメインの “/etc/system”に、以下の記述を追加して再起動してください。

    なお、Solaris 11.1のSRU 9.5.1以降が適用されている環境では、本設定は不要です。

    forceload: misc/klmmod