ノード増設作業時において、作業中のトラブルや中断等が原因で、元のクラスタ構成に戻す場合は、以下の手順に従ってリカバリ作業を行ってください。
◆操作手順
GFSの設定を解除する
この作業は、マルチユーザモードで実施してください。
GFSの設定において、新規ノードの増設に伴い、GFSの設定で新規ノードの追加を行っている場合には、新規ノードを削除する前にGFSの設定を解除する必要があります。
任意のノードでsfcnodeを実行してノード構成情報を削除した後、全ノードでsfcfrmstopを実行してGFS を停止した状態で、削除するノードでsfcsetupを実行して管理パーティションからノード情報を削除してください。
参照
それぞれのコマンドの使用方法については、“PRIMECLUSTER Global File Services 説明書”を参照してください。
クラススコープを変更する
GDSの設定において、新規ノードの増設に伴い、クラススコープに新規ノードを追加している場合は、sdxattrコマンドを使用して、クラススコープを変更する必要があります。クラススコープの変更手順については、“Global Disk Services 説明書”を参照してください。
PRIMECLUSTERシステム構成ファイルのリカバリを行う
この作業はシングルユーザモードで実施してください。
PRIMECLUSTERシステムの構成ファイルのリカバリを行います。リカバリ方法についての詳細は、“第13章 PRIMECLUSTERシステムのバックアップ/リストア”を参照してください。
GLSを構成する構成ファイルのリカバリを行う
GLSのマルチパス機能が使用する環境定義ファイルを以下の手順でリカバリします。
node1# cd /etc/opt/FJSVmpnet node1# uncompress /var/tmp/backup/mpnetfile.tar.Z node1# tar xvf /var/tmp/backup/mpnetfile.tar
元のクラスタ構成に接続し直す
クラスタインタコネクトや、LANケーブル、RCIケーブルを元のクラスタ構成に接続し直します。この際、RCIの設定を元のクラスタ構成時の設定に戻してください(本作業はCE作業となります)。