ソート処理の場合に、入力ファイルへの上書き処理について指定します。
構文
object.EnableOverwriteInputFile = boolean
object
オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。
boolean
入力ファイルの上書きを許可するかどうかを設定します。
設定する値については、次の設定値を参照してください。
設定値
EnableOverwriteInputFileプロパティの設定値は次のとおりです。
設定値 | 意味 |
---|---|
True | 入力ファイルの上書きを許可します。 |
False | 入力ファイルの上書きは許可しません。(省略値) |
解説
入力ファイルの既存データをソート処理結果に書き換える、上書き許可を指定します。ソート処理(DisposalNumber = 0)のとき、OutputFileプロパティで設定した出力ファイル名が、InputFilesプロパティで設定した入力ファイル名の1つと一致した場合に有効となります。
EnableOverwriteInputFileプロパティは、ファイルを保護する機能です。Falseを設定した状態で、出力ファイル名を入力ファイル名の1つと同じ名前にした場合、処理開始前にエラー終了します。入力ファイル中のデータを書き換えてよい場合にのみTrueを設定してください。
この指定を省略した場合、入力ファイルの上書きは許可しません。
注意
Trueを指定し、出力ファイルが入力ファイルと同じ場合、ソート処理中に異常が発生すると、入力ファイルのデータは保証されない場合がありますので、注意してください。