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J アダプタクラスジェネレータ V12.1 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.3.1 JVM-INITメソッド(ファクトリメソッド)

説明

Java VMを初期化します。

シングルスレッドのアプリケーションは、アダプタクラスを使用する前に必ず実行しなければなりません。

書き方

INVOKE FJ-JAVA-CONTROL "JVM-INIT"

環境変数

以下の環境変数を指定することにより、Java VMの実行環境をカスタマイズできます。

環境変数名

機能

COBJNI_MAX_NSTACK

ネイティブコードが使用するスタックサイズの最大値をバイト単位で指定します。デフォルトは、実行環境に依存します。

COBJNI_JAVA_STACK

Java コードが使用するスタックサイズの最大値を指定します。デフォルトは、実行環境に依存します。

COBJNI_MIN_HEAP

メモリアロケーションプールのスタートアップサイズをバイト単位で指定します。デフォルトは、実行環境に依存します。

COBJNI_MAX_HEAP

メモリアロケーションプールの最大サイズをバイト単位で指定します。デフォルトは、実行環境に依存します。

COBJNI_CLASSPATH

実行時のクラスの検索パスを指定します。
環境変数CLASSPATHは、生成時のクラスの検索パスを指定します。実行時は意味を持ちません。

COBJNI_JAVA_VM

実行時のJava VM (jvm.dll)のパスを指定します。

相対パスを指定した場合は、プロセスを作成するために使われた実行ファイルが配置されている場所からの相対となります。

この環境変数を設定していない場合は、富士通 Java SE 8以前またはOracle Java SE 8以前のJava VMを自動で検出します。

Java SE 8より新しいバージョンのJava VMの実行環境を使用する場合は、この環境変数を使用してください。なお、Java VMの場所はJavaのバージョンによって異なります。Java VMの場所についてはJava提供元のドキュメント等をご確認ください。

32ビットWindowsオペレーティング・システム用のJava VMだけを指定できます。他社製のJava VMを指定した場合は、サポートの対象外となることがあります。

注意

  • 当メソッドを、1プロセスの中で複数回実行するとエラーとなります。

  • Java VMの実行環境のデフォルトは、使用するJavaのバージョンおよび実行環境のメモリサイズによって変化します。デフォルトについては使用するJavaのドキュメントを参照してください。

  • Java VMを初期化せずにアダプタクラスを使用した場合は、アプリケーションエラーが発生します。