V4.0以降のPowerCOBOLは、COMの設計思想およびインプリメント(含むインタフェース)に準拠しています。したがって、PowerCOBOLのコントロールだけでなく、一般に流通するActiveXコントロールを使用してアプリケーションを開発することが可能です。さらに独自のActiveXコントロールを開発し、それを使用したアプリケーションを作成することも可能です。
また、オートメーションサーバアプリケーション(たとえば、Microsoft® Excel)をVBAで操作するのと同様に、PowerCOBOLからCOBOLプログラムを使って操作することもできます。逆に、VBAから操作することができるオートメーションサーバアプリケーションを、PowerCOBOLで開発することもできます。
しかし、上記の機能を実現するためにV3.0以前とは異なった実行論理を採用しているので、使用メモリ量、CPU性能など、COM準拠の分だけ処理に時間がかかることが予想されます。したがって、V3.0以前と比べ、使用するマシンなど十分余裕をもって、システムを設計されることをお勧めします。