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NetCOBOL V12.2 PowerCOBOL ユーザーズガイド
FUJITSU Software

9.6.2 HTML文書を記述する

ActiveXコントロールをInternet Explorerで利用するには、objectタグを使ってHTML文書を作成します。

書き方

  <object  WIDTH=”幅”  HEIGHT=”高さ”
                  CLASSID=”クラスID”>
  </object>
幅と高さ

幅および高さには、配置するActiveXコントロールの幅と高さをピクセル単位で指定します。

クラスID

配置するActiveXコントロールのクラスIDを指定します。クラスIDは、以下のようにして求めます。

  1. ActiveXコントロールに対応するフォームのプロパティ設定ダイアログボックスを開きます。

  2. [OLE]タブを開きます。

  3. [クラスIDの設定]をクリックします。

  4. 警告が通知されますが、[OK]ボタンをクリックして先に進みます。

  5. [クラスIDの設定]ダイアログボックスで[オブジェクトクラスID]で示されている値が、求めるクラスIDとなります。

記述例

サンプルプログラムで用意したActiveXコントロールに対応するフォームの[オブジェクトクラスID]は、{409A0921-0793-11D3-88F9-00000E98DD12}となっています。したがって、このActiveXコントロールを利用する場合は、以下のように記述します。

  <object WIDTH="100" HEIGHT="50"
    CLASSID="CLSID:409A0921-0793-11D3-88F9-00000E98DD12">
  </object>

[クラスIDの設定]ダイアログボックスの表示にあった"{"と"}"は、記述に含めないでください。

HTML文書で使用するobjectタグの詳細については、W3Cやブラウザのマニュアルを参照してください。

ポイント

Web上で利用するActiveXコントロールは、あらかじめPowerCOBOLのフォームに配置して、動作を確認してください。また、Web上に配置した状態でActiveXコントロールをデバッグする場合は、以下の設定をしてください。

  1. ActiveXコントロールに対応するモジュールのプロパティ設定ダイアログボックスを開きます。

  2. [実行]タブを開きます。

  3. [起動ファイル]にInternet Explorerの実行ファイルを指定します。

  4. [コマンドライン引数]に、ActiveXコントロールを利用するHTML文書名をフルパスで指定します。